2,000名のオフィスワーカーから寄せられた、20,000件の相談内容を元に「ニューノーマル時代のワークライフ変化」について実態調査結果を発表

TPO(https://tpo.me/)が運営する「ユア・コンシェルジュ」を利用している企業で働く20代〜60代の男女従業員2,084名から寄せられた、20,000件超のご相談内容を元に調査」を実施。

 株式会社TPO(https://tpo.me/ )は、日本初のコーポレートコンシェルジュサービス「ユア・コンシェルジュ」を利用している企業で働く20代〜60代の男女従業員2,084名から寄せられた、20,000件超のご相談内容を元に、「ニューノーマル時代のワークライフ変化について実態調査」を実施しました。

本レポートは「コロナ前」と「コロナ後」で働く人が抱える私生活に関する悩みやニーズの変化に着目し、働く人の生活スタイルがどのように変化しているかを分析したものです。
 コロナウイルス感染予防をきっかけに、在宅勤務が加速し、ワークとライフの境界線を引くことが難しくなる中、心身の健康維持や仕事と子育ての両立に関する私生活の相談から、時間ができたことによる自己投資や浮いた時間を有効活用するためのアイディアなど、多様な相談が弊社コンシェルジュに寄せられました。
 生活スタイルが変わることで相談が変わることは想定内ではありましたが、コロナ後もその変化した価値観が意識として定着する兆しをみつけることができました。

 

■調査結果■

【コンシェルジュサービスに寄せられたご相談傾向について】
TPOの「ユア・コンシェルジュ」を利用する働く人々からのご相談を分析していく中で、コロナウイルス感染症対策による在宅勤務が広がった3月前後を境に一番大きく変わったことは、働く人々の関心が「外的関心*注1」(会食によるコミュニケーション促進や旅行などの非日常の充実)から「内的関心*注2」(家族との時間、学び、健康、過ごす空間の充実)に大きくシフトしたことです。

新しい生活様式に適応していく中で、従来と同じ課題も抱える一方、新たな生活環境をきっかけにご自身の足下の生活を見つめ直したり、自分の幸せや家族の幸せの価値観が変化したり、新たなワークライフのあり方を模索していることが読み取れます。


<グラフ出所:YourConcierge by TPO>                                              
*注1)外的関心の分野:旅、会食、ギフトなど
*注2)内的関心の分野:子育て、介護、ヘルスケア、自己研鑽、住環境、資産形成など

【コロナ前後の従業員のご相談内容や関心ごとの変化】
コロナ前後で働く人々の関心が「外的関心」から「内的関心」に大きくシフトし、特にコンシェルジュに寄せられた相談内容に顕著に変化が見られた「子育て・教育」「介護・ヘルスケア」「学び・趣味」「生活・住環境」分野を詳しく見ていきたいと思います。

【サマリー】
  1. 子育て・教育:親の仕事と子供の遊び・学びの共存によるジレンマを経て、「教育環境の新たな選択肢」を模索へ
  2. 介護・ヘルスケア:日常生活範囲の矮小化や他者との関わりを制限された生活環境の激変からくる心身の不調が増加に対し、「一過性」から「伴走型」へ
  3. 学び・趣味:従来のMBAや硬めの資格試験のニーズから、浮いた通勤時間分で学べ、費用も比較的負担しやすい自己投資への意欲が向上
  4. 生活・住環境:リモートワークによる家時間の増加で、「住環境の快適化」「資産形成の見直し」が進む

1. 子育て・教育分野
 親の仕事と子供の遊び・学びの共存によるジレンマを経て、教育環境の新たな選択肢を模索している様子がうかがえました。
 コロナ直後は、在宅勤務と子供の休校と休園が重なり、親の仕事と子供の遊び・学びの共存にストレスが増加した一方、リモートワークが定着したことで家族と過ごす時間がより大切に感じられたり、子供の学びのリアルとオンラインの選択肢が充実するにつれ、住まいや教育環境の選択肢が従来より広がってきたように思われます。これからは「職場に通いやす教育環境が良いエリア」から「子供を育てたい環境を選んでリモートで働く」と優先順位が変化する兆しがみられました。
  • コロナ前は、未就学児を持つ親が教育環境の良いエリアを引越し先を選ぶ際に「評判の良い小学校(中学受験の割合が高い)のエリア」を調査依頼されることが多かったのが、コロナ後は「自然が豊かで人が密でない環境でのびのび生活させてあげたい」「喘息持ちの子供のために郊外への引越しを検討したい」「地方の実家の近くの学校を調べてほしい」とリモートワークを前提とした地方への移住のご相談もいただくようになってきました。
  • ・コロナ直後は、学校の休校や休園に伴い、家庭内で子供と過ごすためのオンラインの学びや自宅内で可能な遊びのアイディアについてのご相談が増えました。在宅勤務と子育ての両立に苦慮するワーキングペアレンツ声を元に、4月からキッズ向けの双方向型オンラインプログラムのライブ配信を開始しました。現在までに約20種類のプログラムを開催し、2000名超の子供が参加しています。(例:英語で工作、バレエや運動、遊びのプログラム、また小学生向けの1on1の学習サポートなど)
  • ・習い事については、コロナ後は感染リスクを避けるのと移動の手間を含まないオンライン英会話、アクティビティ、サマースクールなどのご相談が増えました。夏以降は徐々にジャンルを問わず、ストップしていた教室に通うタイプの塾や習い事の問合せも増えています。


<グラフ出所:YourConcierge by TPO>
・習い事・家庭学習:子供のお稽古、受験、アフタースクール、家庭での過ごし方等
・保育園・学校情報:保育園、幼稚園、学校、インターナショナルスクール等の情報収集
・その他:ブックリスト紹介等

2. 介護・ヘルスケア分野

 日常生活範囲の矮小化や他者との関わりを制限された生活環境の激変からくる心身の不調が増加し、「一過性」の相談から「伴走型」の相談に変化している傾向がみられました。
  仕事が忙しいワーカーが主たる介護者となっていて、複雑な介護プランを整理して欲しいといった依頼が多いことからも、介護の経験があるコンシェルジュが「介護の水先案内」「ケアをする家族のケア」という役割へのニーズが今後も高まると思われます。
  • コロナ前のご相談は、「車椅子での旅行」「一人暮らしの父親が外に出て活力を持って生活して欲しいので地域でレクリエーションやリハビリを兼ねたデイサービスに行けるところを探して欲しい」など、人との関わりや家族とのコミュニケーションに関わるご相談も一定数ありました。
  • コロナ後は、遠方に離れて暮らすご両親を案じ、「施設に住む母親が、元気がなくなり少しでも楽しく過ごせるアイディアがほしい」、「老々介護状態で遠方に住む親の宅食サービス」「がん末期の義理のお母様の転院先と在宅介護について」など、自分が関われない中でサポートを求めたり、不安をコンシェルジュに吐露されるようなケースも見受けられました。
  • ヘルスケアについては、コロナ後は生活環境の変化からくる心身の不調に伴い、心療内科・特定できない不調、睡眠が取れないことによる相談など、半数がメンタルヘルスに関するご依頼でした。そこで、睡眠アンバサダーによるより良い眠りのための取り組みを紹介するセミナーや、自律神経を整える効果が期待できるヨガ、ホリスティック・ヘルス、瞑想をテーマにしたプログラムも開催しました。


 <グラフ出所:YourConcierge by TPO>
・介護:介護施設情報、要介護認定の取得方法、介護用品等
・病院:医療機関のリサーチ等
・ヘルスケア:メンタルヘルス、食生活や運動、人間関係の問題等

3. 学び・趣味分野

 従来のMBAや硬めの資格試験のニーズから、浮いた通勤時間分で学べ、費用も比較的負担しやすい自己投資への意欲が向上している傾向がみられました。
 外出自粛や浮いた通勤時間などから派生した時間を自己のスキルアップや学びに充てる傾向は、女性の方が自己投資に意欲的であることがいくつかの調査で明らかになっています*注6。
 コロナ前は男性からのMBAや大学院進学等のご相談が多かったのですが、コロナ後は自己研鑽分野のご相談の7割が女性からであるのを鑑みても、女性の方がキャリア形成に対する危機意識が強く、スキルアップへの意欲の高まりにつながっている様子がうかがえました。
  • コロナ前は、大学院への進学、海外大学院でのMBA、短期語学留学など、時間的にも金銭的にもコミットメントを必要とする学びのニーズも多くご相談いただいきました。ところが、コロナ後は通勤時間が浮いた分、手がるに始められるオンラインでの英語学習、会計系の資格、プログラミングなどのIT系スキル、コーチング入門など、短期で取り組め、かつ仕事にプラスアルファになるような自己学習が多いように見受けられます。
  • 趣味の分野ではコロナ後は、外出自粛によりアート、料理、家からできるボランティア、自分のライフスタイルに合った情報収集など、外へ習いに行ったり、鑑賞するものでなく、家で楽しめることや自分にとって心地よい暮らし方につながるご相談が増えています。
  • コロナの環境下であっても、多くの人は何かを学びたい、新しいインプットが欲しいという欲求は強く、弊社のオンラインプログラムでも「コーヒーを美味しく入れるためのTips」「スタンダップ・コメディアンから学ぶ英会話とパブリック・スピーキング」「親子でレジリエンスを高める」など、生活を彩るものからウェルネス、これからの時代を生き抜くのに必要なスキルなど、幅広い分野の学びにニーズがありました。
*注6:「新型コロナウイルスによるキャリアへの影響調査」SHE株式会社
「女性「キャリア見直し」過半数」日経ウーマノミクス・プロジェクト調査
(参照:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64252170V20C20A9TY5000/
 

<グラフ出所:YourConcierge by TPO>
・趣味:アート、食、音楽、スポーツ、本、ライフスタイル情報収集など
・自己啓発:語学 、資格、スキルアップ、ボランティアなど
・大学院/留学:国内外の大学院進学に関するご相談
・その他:メルマガレポート経由の依頼

4. 生活・住環境の分野
 リモートワークが常態化するにつれ、家時間の増加による住環境の快適化、ご自身のライフスタイル、ライフプランの見直しを前提とした資産形成の見直しについての相談が増加しました。
  • 資産形成の相談では、コロナ前はふるさと納税、資産運用や相続税の問題、保険加入を目的としたFPや専門家を紹介してほしいといったご相談が多く見られましたが、コロナ後は従来の資金計画や生活を見直すべくFPや専門家を紹介してほしいといったご相談が増えています。残業代を見込んでの資金計画を立てている会社員も多く、ライフプランの効率化を検討している人も見受けられます。
  • 住環境のご相談については、コロナ前は通勤しやすい距離を前提に都内の引越し先探しのご相談が多くありましたが、コロナ後は、リモートワークを前提に、住む場所そのものを都心から郊外や地方、海外への移住を検討したいというご相談も出てきています。
  • コロナ後は特に自宅でのリモートワーク環境を充実させるために、自宅のIT環境の見直し、家具の調達、書斎の掃除&収納整理のアドバイザーが欲しいといったご相談もいただきました。家で過ごす時間が増え、現在の住まいの断捨離、リフォームやインテリアデザインの相談も増えてきました。
  • 弊社で提供するオンラインプログラムも「ワーケーション」、「海外/国内のリモートトリップイベント」、「インテリアキッチン」といった、ニューノーマル時代の暮らし方に即した新しい気づきや行動につながものが好評を得ており、新しいワークライフを模索する働く人々の関心の高まりが伺えます。
 

<グラフ出所:YourConcierge by TPO>
・住環境:引越し、リフォーム、インテリア、断捨離等
・資産形成・手続き:法律相談、資産運用、税金の控除、相続等
・生活関連:家事代行、コロナ対策、家電、IT環境、データ整理等

【考察:個人のプライベートサポート需要の高まりをうけて】
 コロナ感染が拡大する中、仕事とプライベートの垣根がなくなったことで、労働時間が長くなったことや仕事とプライベートの両立を多くの人が強いられることが原因で、身体的、精神的なストレスが増え、疲労の蓄積や生産性の低下が憂慮されています。*注7
 デロイトトーマツによる「グローバル・ヒューマン・キャピタル・トレンド2018」レポートでは、企業にとってウェルビーイングはもはや単なる従業員への福利厚生や責務ではなく、ビジネスのパフォーマンス戦略とみなされていると、報告しています。

 また今回のコロナ感染症対策をきっかけにリモートワークという働き方が進むにつれ、住環境、家族との過ごし方、キャリア形成の考え方も変化していき、従業員のライフスタイルの多様化が進んでいくことは、弊社コンシェルジュへのご相談からも伺えます。多様な個人の生き方、働き方を尊重することが、優秀な人材の採用や維持、組織の活性化にも不可欠となっていくでしょう。
 TPOはその時々の世の中の動向に合わせて、コンシェルジュサービスという1on1のつながりと、より多くの従業員ウェルネスや学び、子育て支援のニーズに応えるオンラインプログラムの二本立てで、スピーディーに働く人々のプライベートのケアし、ストレスや心理的負担を軽減することに貢献してきました。
困難に直面した時や第三者からのアイディアが欲しい時に利用できるコンシェルジュサービスは、ご利用者に「寄り添い」「伴走」することで、ご相談者ご自身やご相談者のご家族も含めて支援します。コンシェルジュサービスやオンラインプログラムを利用したご利用者からは、「このような従業員サポートを契約している会社への帰属意識が高まった」「解決の糸口になるような情報を提供してくれる場所がある事がありがたい」「プライベートのサポートを受けることで仕事に集中できるというメリットを感じる」といったフィードバックもいただいております。

 Withコロナの環境下、従業員が能力を発揮し、パフォーマンス向上につなげていくためには、企業は働く人の生活スタイルそのものの変化や従業員各自が置かれた異なるワークライフの状況を理解し、身体的・精神的な健康が保たれたウェルビーイングな状態で働くために従業員サポートを担っていくべきではないでしょうか。

*注7)「隠れ残業でテレワーク疲れ 公私切り替えに悩む社員」日経総合BP研究所
(参照:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63304830R00C20A9000000/

【調査概要】
調査期間のうち、2019年9月から〜2020年2月の前半6ヶ月を「コロナ前」、2020年3月〜2020年8月の後半6ヶ月を「コロナ後」と区切って、「ユア・コンシェルジュ」サービスに寄せられたご相談、またコロナ後に提供開始したオンライン・ウェルネスプログラムの参加動向を元に分析しました。
 

<グラフ出所:YourConcierge by TPO>
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  • 調査名称:「ニューノーマル時代の働く人々が抱える多様なワークライフチャレンジの実態調査」
  • 調査方法:「ユア・コンシェルジュ」に寄せられた企業で働く従業員からのご相談の分析
  • 調査地域:首都圏、関西、名古屋
  • 調査期間:2019年9月〜2020年8月
  • 調査対象:「ユア・コンシェルジュ」サービスを利用する企業に勤務する20代~60代の男女
  • 対象者数:2,084名
  • ※本リリースに関する内容をご掲載の際は、必ず「TPO調べ」と明記してください
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【当社の取り組み】
 日本初のコーポレートコンシェルジュサービスを提供する株式会社TPOは、企業で働く人々を対象とした「ユア・コンシェルジュ」サービスを通じて、私生活支援を通じて従業員のウェルビーイングを高め、 多様性あふれる豊かな職場環境の創出を支援するベンチャー企業です。2018 年7 月より、福利厚生やオフィス共用サービスとして働く人々にご利用いただいております。コンシェルジュは契約企業の従業員から私生活の課題や困りごとの相談を受け、対面とオンラインをシームレスに繋ぎ、課題解決を提供しています。

 また、コロナウィルス感染症拡大の影響でテレワークが激増した2020年4月からは、テレワーク環境で働く人々の「ウェルネス&チャイルドケア」を支援するためのオンラインイベントプログラムを新サービスとしてローンチし、従業員やそのご家族のウェルネス、お子様の学習をサポートする参加型のオンラインプログラムを法人及び個人向けに提供しています。(サービスURL: https://myaccount.yourconcierge.jp/
 



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