ランクセス、米インターナショナル・フレーバー・アンド・フレグランス社のマイクロビアルコントロール事業を買収
• ランクセス、マイクロビアルコントロール製品の世界最大規模のサプライヤーへ
• 特殊化学品ポートフォリオの強化:成長分野である殺菌、パーソナルケア、物質保護事業の拡大
• 売上高は約4億5,000万米ドル*、EBITDAは約1億米ドル*の買収
• 魅力的な相乗効果:EBITDAの寄与は4年間で約3,500万米ドルを見込む
• 約13億米ドルの買収価格
• 買収完了は2022年第2四半期を予定
• グループ最強のセグメントとなるコンシューマープロテクション部門
• 特殊化学品ポートフォリオの強化:成長分野である殺菌、パーソナルケア、物質保護事業の拡大
• 売上高は約4億5,000万米ドル*、EBITDAは約1億米ドル*の買収
• 魅力的な相乗効果:EBITDAの寄与は4年間で約3,500万米ドルを見込む
• 約13億米ドルの買収価格
• 買収完了は2022年第2四半期を予定
• グループ最強のセグメントとなるコンシューマープロテクション部門
ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)は、2021年8月23日付で、米国のインターナショナル・フレーバー・アンド・フレグランス(IFF)グループが保有するマイクロビアルコントロール事業を買収することで合意し、両者は買収に関する契約を締結しました。IFF社のマイクロビアルコントロール事業は、物質保護剤、保存剤および殺菌剤のための、抗菌活性成分および抗菌活性製剤の主要サプライヤーです。これらの製品は、パーソナルケア製品、家庭用品、塗料、コーティング剤、工業用水処理など、幅広い用途に使用されています。これにより、ランクセスは成長のための新たな一歩を踏み出します。
買収の手続き完了には、独占禁止法規制当局の承認が必要となります。さらに、同事業はIFFグループから分離される必要があります。したがってランクセスは、この買収完了時期を2022年第2四半期と見込んでいます。
IFF社のマイクロビアルコントロール事業の年間売上高は約4億5,000万米ドル*、EBITDAは約1億米ドル*です。ランクセスは買収完了後4年以内に、EBITDAで約3,500万ドル(3,000万ユーロ**)の相乗効果を見込んでいます。今回の買収は、買収成立後の初年度に1株当たり利益の増加が見込まれます。
「2021年は、成長に向けた様々な良い兆候を示しています。IFF社のマイクロビアルコントロール事業の買収は、当社にとって今年ですでに4度目の買収となり、また、過去2番目に大きな買収規模になります。この度買収に合意した事業は、ランクセスの戦略的方向性に合致し、高い収益性を持つ特殊化学品、幅広い業界での用途、そしてグローバルなポジショニングの強化を推進します。これにより、ランクセスは世界最大規模のマイクロビアルコントロール製品メーカーとなります。同時に、グループ内においてコンシューマープロテクション部門をさらに強化し、その収益性と安定性の向上にも努めてまいります」と、ランクセスの CEO であるマティアス・ツァハトは述べています。
ランクセスは今回の買収に約13億米ドル(11億ユーロ**)を支払います。「当社が目指すシナジー効果を考慮し、EBITDAの9.6倍という魅力的な買収価格を実現しています」と、ランクセスCFOのミヒャエル・ポンツェンは述べています。当社グループは、買収価格を借入資本で調達する予定であり、そのための個別のつなぎ融資を確保しています。「数カ月以内には、取引銀行と合意したつなぎ融資の代わりに、社債を発行する計画です。その際、当社の堅実な投資適格格付けを維持することが非常に重要です」
物質保護剤ビジネスユニットへの統合
約270人の従業員を抱えるIFF社のマイクロビアルコントロール事業は、米国のルイジアナ州セント・チャールズとウェストバージニア州インスティテュートにある事業所で、2つの生産工場を稼働しています。また、同事業は活性成分の製造会社や製剤製造会社との大きなパートナーネットワークを有しています。買収完了後、同事業はランクセスの物質保護剤ビジネスユニットに統合されます。
物質保護剤ビジネスユニットの責任者であるミヒャエル・シェーファーは次のように述べています。「近年の買収によって、ランクセスはすでに微生物制御ソリューションを提供するメーカーとしての地位を確立しています。IFF社のマイクロビアルコントロール事業により、当社は活性成分のポートフォリオを拡大することができ、顧客のアプリケーションに基づいたさらに充実したソリューションを提供することができます。また、当社は顧客に価値を提供するためのバリューチェーンを強化しています。同事業は、当社に新しいテクノロジーをもたらし、さらに関連法規に登録されたマイクロビアルコントロール製品を拡充することによって、当社の規制対応上の位置づけを強化します」
IFF社のマイクロビアルコントロール事業は、革新的で持続可能なソリューションの包括的な製品ポートフォリオを提供します。同事業の製品は、塗料やコーティング剤、パーソナルケア製品、洗剤、家庭用洗剤などの最終製品の保存可能期間を延ばし、機能性を確保します。また、工業用途での水質保全にも役立ちます。IFFのマイクロビアルコントロール事業の衛生製品ソリューションは、機能性繊維にも使用されています。このソリューションを使用することで、繊維がより長いあいだ抗菌状態に保たれます。
自社株買いは継続せず
ランクセスは最近の買収によって魅力的な成長機会を創出しており、現在、資本配分の優先順位を見直しています。このため、現在停止中の自社株買いは継続しないこととします。すでに購入済みの約110万株はキャンセルされます。
*正常なレベル、つまり平均的な年の場合。
**1ユーロ=1.20米ドルの為替レートに基づきます。
# # #
これは、ドイツ・ケルンで8月24日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。
この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com
ランクセスについて:
ランクセスは、世界33カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2020年の総売上は61億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 14,800人です。主な事業は、中間体、添加剤、特殊化学品及びプラスチックの開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)、ヨーロッパ・インデックス(DJSI Europe)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。
www.lanxess.co.jp
買収の手続き完了には、独占禁止法規制当局の承認が必要となります。さらに、同事業はIFFグループから分離される必要があります。したがってランクセスは、この買収完了時期を2022年第2四半期と見込んでいます。
IFF社のマイクロビアルコントロール事業の年間売上高は約4億5,000万米ドル*、EBITDAは約1億米ドル*です。ランクセスは買収完了後4年以内に、EBITDAで約3,500万ドル(3,000万ユーロ**)の相乗効果を見込んでいます。今回の買収は、買収成立後の初年度に1株当たり利益の増加が見込まれます。
「2021年は、成長に向けた様々な良い兆候を示しています。IFF社のマイクロビアルコントロール事業の買収は、当社にとって今年ですでに4度目の買収となり、また、過去2番目に大きな買収規模になります。この度買収に合意した事業は、ランクセスの戦略的方向性に合致し、高い収益性を持つ特殊化学品、幅広い業界での用途、そしてグローバルなポジショニングの強化を推進します。これにより、ランクセスは世界最大規模のマイクロビアルコントロール製品メーカーとなります。同時に、グループ内においてコンシューマープロテクション部門をさらに強化し、その収益性と安定性の向上にも努めてまいります」と、ランクセスの CEO であるマティアス・ツァハトは述べています。
ランクセスは今回の買収に約13億米ドル(11億ユーロ**)を支払います。「当社が目指すシナジー効果を考慮し、EBITDAの9.6倍という魅力的な買収価格を実現しています」と、ランクセスCFOのミヒャエル・ポンツェンは述べています。当社グループは、買収価格を借入資本で調達する予定であり、そのための個別のつなぎ融資を確保しています。「数カ月以内には、取引銀行と合意したつなぎ融資の代わりに、社債を発行する計画です。その際、当社の堅実な投資適格格付けを維持することが非常に重要です」
物質保護剤ビジネスユニットへの統合
約270人の従業員を抱えるIFF社のマイクロビアルコントロール事業は、米国のルイジアナ州セント・チャールズとウェストバージニア州インスティテュートにある事業所で、2つの生産工場を稼働しています。また、同事業は活性成分の製造会社や製剤製造会社との大きなパートナーネットワークを有しています。買収完了後、同事業はランクセスの物質保護剤ビジネスユニットに統合されます。
物質保護剤ビジネスユニットの責任者であるミヒャエル・シェーファーは次のように述べています。「近年の買収によって、ランクセスはすでに微生物制御ソリューションを提供するメーカーとしての地位を確立しています。IFF社のマイクロビアルコントロール事業により、当社は活性成分のポートフォリオを拡大することができ、顧客のアプリケーションに基づいたさらに充実したソリューションを提供することができます。また、当社は顧客に価値を提供するためのバリューチェーンを強化しています。同事業は、当社に新しいテクノロジーをもたらし、さらに関連法規に登録されたマイクロビアルコントロール製品を拡充することによって、当社の規制対応上の位置づけを強化します」
IFF社のマイクロビアルコントロール事業は、革新的で持続可能なソリューションの包括的な製品ポートフォリオを提供します。同事業の製品は、塗料やコーティング剤、パーソナルケア製品、洗剤、家庭用洗剤などの最終製品の保存可能期間を延ばし、機能性を確保します。また、工業用途での水質保全にも役立ちます。IFFのマイクロビアルコントロール事業の衛生製品ソリューションは、機能性繊維にも使用されています。このソリューションを使用することで、繊維がより長いあいだ抗菌状態に保たれます。
自社株買いは継続せず
ランクセスは最近の買収によって魅力的な成長機会を創出しており、現在、資本配分の優先順位を見直しています。このため、現在停止中の自社株買いは継続しないこととします。すでに購入済みの約110万株はキャンセルされます。
*正常なレベル、つまり平均的な年の場合。
**1ユーロ=1.20米ドルの為替レートに基づきます。
ランクセス(LANXESS)は、2021年8月23日付で、米国のインターナショナル・フレーバー・アンド・フレグランス(IFF)グループが保有するマイクロビアルコントロール事業を買収することで合意しました。これにより、ランクセスは世界最大規模のマイクロビアルコントロール製品メーカーとなります。(写真:Ulla Anne Giesen)
# # #
これは、ドイツ・ケルンで8月24日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。
この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com
ランクセスについて:
ランクセスは、世界33カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2020年の総売上は61億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 14,800人です。主な事業は、中間体、添加剤、特殊化学品及びプラスチックの開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)、ヨーロッパ・インデックス(DJSI Europe)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。
www.lanxess.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像