Kaggle "PANDA Challenge" にて当社の吉原がGoldメダルを受賞、Masterの称号を取得しました
アイリス株式会社のAIエンジニアである吉原浩之が、世界的AIコンペティションプラットフォームKaggleの「Prostate cANcer graDe Assessment (PANDA) Challenge(以下、PANDA Challenge)」においてGoldメダルを受賞しました。また、吉原はこのメダル受賞を以ってKaggle Masterの称号を得ました。
アイリスでは、Kaggleのコンペティションに参加することで得られる知識・経験が社内の技術力向上・事業の発展に繋がるという考えから、AIチームメンバーのKaggleへの参加を積極的に支援しています。医療・航空宇宙・金融・美術などさまざまな分野の課題が投稿されるKaggleの中でも、今回吉原が参加したPANDA Challengeは前立腺癌の生体組織診断という医療分野のコンペティションとなっており、参加によって得られた技術はアイリスのAI医療機器開発にも大いに活かされると考えています。
吉原の所属するチームはPANDA Challengeに参加した全1010チーム中6位と好成績を修めGoldメダルが確定し、その結果、吉原はこれまでに獲得していた3つのSilverメダルと合わせてKaggle Masterの条件を満たすことができました。Kaggleには現在、世界中から14万4千人を超えるデータサイエンティストがランキングに参戦し競い合っていますが、Masterの称号を持つのはその中でもわずか1450人程とされています。吉原はCurrent RankでもKaggle全体の上位0.5%に入る技術力を有しています。アイリスでは今後もKaggle参加支援を続け力のあるAIエンジニアが技術研鑽し事業に還元できる仕組みと組織体制を整えて参ります。
■CEO沖山 翔のコメント
Kaggleは世界のトップデータサイエンティストが集い、競争を通じた集合知によって課題解決を図る世界的プラットフォームです。NASAの宇宙開発や、製薬企業の新薬発見のため、これらの企業から課題がKaggleにアウトソースされています。
個人や、一企業では解決できない課題に全人類で取り組むというKaggleの理念はアイリスのビジョンと重なります。このような取り組みを通じて、アイリスの技術力の底上げもさることながら、Kaggleコンペティションそのもので挙げた成果が世界の課題解決を促進することも、誇らしく思っています。
■CTO福田 敦史のコメント
HONDAがF1に参戦し続けるように、データサイエンティストがKaggleのような世界規模の競技に参加することは、一流の技術力を習得することに直結すると私は強く確信しています。
吉原がPANDAコンペで得られた一流の技を今後のAI開発に活かしてゆくことはもちろん、アイリスはこれからも社員のKaggleへの参加を積極的に支援してゆきます。
【Kaggleについて】
Kaggle(カグル)とは、Google社が運営し世界各国のデータサイエンティストが登録・参加する最大規模のデータサイエンティストコミュニティ・機械学習コンペティションプラットフォームです。Kaggle上にはNASA(アメリカ航空宇宙局)やCERN(欧州原子核研究機構)、マイクロソフトなどの世界的企業・政府機関から投げかけられるデータ・課題が集まり、世界中のデータサイエンティストが競い合いながら解析に挑み英知を共有しています。医療分野では製薬大手のメルク社が創薬コンペティションを開催するなど盛んに活用されており、分野全体に技術革新をもたらしています。
https://www.kaggle.com/
【アイリス株式会社 会社概要】
会社名:アイリス株式会社(Aillis, Inc.)
事業内容:医療機器の研究開発・製造、機械学習の技術開発
設立日:2017年11月
代表者:沖山 翔
所在地:東京都千代田区有楽町1丁目10番1号 有楽町ビル 11階
ホームページ:https://aillis.jp
■本件に関するお問い合わせ
アイリス株式会社 広報部:堀家
Email: public-relations@aillis.jp
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