文京区の公立小学校で“教師エンゲージメントサーベイ”実証事業を開始
~教員の「働きがい」をデータで見える化・改善~
株式会社カモマン(本社:東京都、代表取締役:宮原うらら)は、教員の「働きがい」および「働きやすさ」を科学的に可視化する教師エンゲージメントサーベイを活用し、文京区教育委員会と連携して、区内公立小学校における実証事業を開始しました。本事業は、文京区が推進する「文京共創フィールドプロジェクト B+(ビータス)」の採択案件として、学校現場の持続可能な働き方改革を目的に実施されます。

◆公立学校の働き方改革、新指針が始動
2025年9月、文部科学省が「教員の働き方改革に関する新指針」を公示しました。新たな方針では、在校時間の上限設定に加え、管理職評価や研修項目に「働き方改革マネジメント」を明記。これにより、教育委員会には「業務量管理」「健康確保措置」を体系的に進める責務が生じています。カモマンは本実証を通じて、こうした新指針のもと、教育現場がデータに基づく持続的な職場改善を行う仕組みづくりを支援します。
◆教師エンゲージメントサーベイとは
教師エンゲージメントサーベイは、先行研究を基に開発された教育現場特化型の組織診断ツールです。25の指標から成る客観的・定量的な診断結果と専門スタッフによる提言を通して、学校現場の職場改善・人材定着・採用広報までを一気通貫で支援します。
◆データで見る導入効果
導入校の平均値では、「働きがい」を測るエンゲージメント指数:+6.7%向上、「働きやすさ」を測る職場環境指数:+8.2%向上が確認されています(2024〜2025年度の導入校平均)。これらの成果は、大掛かりな制度改正によらず、日常的な意識と行動の変化によって達成されたものです。

◆他のサーベイとの違い
ストレスチェックは不調予防を目的とした「ネガティブ状態の検出」であり、満足度アンケートは活動水準が低いほど高評価になる傾向があります。一方、エンゲージメントサーベイは「前向きに働く心理状態」を定量的に測るもので、仕事への態度・認知×活動水準の両面から“活力ある職場”を可視化する点が特徴です。中でも教師エンゲージメントサーベイは、教員特有の職務構造・人間関係・教育負荷を分析可能な、国内唯一のモデルです。

◆文京区コメント
・政策研究担当課長
学校における働き方改革が求められるなか、本実証を通じて、区立学校において更なる魅力向上につながることを期待しています。まずは、本区の現状に適するかを判断するため、一部の区立学校において株式会社カモマンとともに、実証を進めてまいります。
◆代表者コメント
・株式会社カモマン 代表取締役 宮原うらら
教員の皆さまの「働きがい」「働きやすさ」向上は、適切な現状把握、本質的な改善施策により達成されます。本実証事業を通して、現場負担を最小限に抑えながら成果を生む働き方改革を推進し、教員の皆さまがよりよく働き続けることができる学校づくりに貢献してまいります。
◆ワークショップ型カードゲーム「学校の働き方改革」お申込み受付中!!
教師エンゲージメントサーベイの知見に基づき設計したカードゲームです。カードを利用することで、職場の「言える化」「見える化」をサポートし、教員の主体的・対話的で深い関り合いを促進します。現場主導の本質的な働き方改革を加速させ、働きがい向上につなげましょう。
◆本件に関するお問い合わせ
株式会社カモマン 広報担当
E-mail:info@camoman.jp
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