Celonis、JALインフォテックのCelonis EMS導入事例を発表
受注管理業務のプロセスを可視化することで、現場のボトルネックを特定
JALインフォテックでは、受注管理業務に関連するシステムログをCelonis EMSで分析・可視化することにより、業務プロセスに内在していたボトルネックを特定し、業務負荷を定量データとして把握しながら業務プロセスの改善を進め、現場の業務効率化を実現しています。
導入の背景
日本航空(JAL)グループのIT中核会社であるJALインフォテックは、創業以来JALグループの安全・安心・快適な航空輸送サービスをITの側面から支援しています。近年のコロナ禍による事業環境の変化に対応するため、JALグループ各社に対してサービスの向上と、現場の業務負荷を軽減するために業務プロセスの見直しを検討していました。そこで、業務プロセスを可視化から、分析、アクションまでを1つのプラットフォームで提供する唯一無二のソリューションであり、航空業界にも豊富な導入実績のある「Celoni EMS」で、PoC(概念実証)を実施から始めました。
ソリューションの導入
JALインフォテックでは、2022年6月よりCelonis EMSの導入に着手しました。Celonis EMSのPoCを実施するために、JALインフォテックの本業でありビジネスインパクトに直結する受注管理の業務プロセスを対象にすることにしました。JALグループ内外の顧客に対して納期を遵守することは同社のビジネスにとって重要であり、案件が開始するまでの業務プロセスを改善することで、後工程へのしわ寄せをなくすことを目指しました。受注管理の業務プロセスに関連する決裁稟議システム、生産管理システム、購買システムのログを収集・分析して一連の業務プロセスを可視化するところから始め、それぞれのシステムからどのデータを取得するべきか、それらをどのようにつなぎ合わせると1つの業務プロセスになるかを考えながら作業を進め、結果として約5,000件のデータをCelonis EMSに取り込み、業務プロセスの可視化を2カ月という速さで実現しました。
導入効果
Celonis EMSを導入したことにより、これまでの経験値による業務内容の理解ではなく、可視化され、データに裏打ちされた正確な業務プロセスを共通理解とすることで、認識知に基づいた判断で業務プロセスの改善を進めることが可能になりました。これにより現場だけでなく、経営層も同じ目線で改善に向けた議論が行えるようになり、メンバーの叡智を結集した改善策の立案につなげることができました。
今後の展開
JALインフォテックでは現在、今回のプロジェクトを通じて把握できたボトルネックに対する施策の実行を進めています。今後は社内の調達領域やJALグループの業務プロセスへと適用範囲を拡大し、事業環境の変化に即応できるオペレーションの実現を目指します。またCelonis EMSは、JALグループだけでなくグループ外のお客様の業務プロセス刷新にも有効なため、将来的には社会価値向上への貢献に、Celonis EMSを積極的に活用することも視野に入れています。
今回のプロジェクトをきっかけに、Celonis EMSの本格的な活用に取り組み始めたJALインフォテックは、業務プロセス改善を通じ、業務部門の現場における新たな価値創出を目指していきます。
Celonisについて
Celonisは、すべての組織におけるデータ活用をサポートしています。市場をリードするプロセスマイニング技術を搭載した「Celonis Execution Management System (Celonis EMS)」により、ビジネスの経営層、ユーザー層のいずれにおいても業務効率性をさらに改善し、顧客満足度を向上させ、また社会においてはカーボンニュートラルという命題の一日も早い実現に向けて、一連のアプリケーション、開発者向け環境であるスタジオ、そしてさまざまなプラットフォーム機能を提供しています。Celonisは、全世界の数千社におよぶお客様にご利用いただいており、ドイツのミュンヘンと米国ニューヨークに本社を置き、世界の20を超える拠点でオフィスを展開しています。詳しくは、https://www.celonis.com/jp/をご覧ください。
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