AI搭載の不動産管理プラットフォーム「管理ロイド」を開発・運営する株式会社THIRD、野村不動産ホールディングス株式会社のCVCファンドと新株予約権付社債引受契約を締結

~不動産管理業務の効率化・DXを推進~

株式会社THIRD

 株式会社THIRD(本社:東京都新宿区、代表取締役:井上惇、以下:THIRD)は、野村不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:沓掛 英二)のCVCファンド「NREG イノベーション 1 号投資事業有限責任組合」を引受先とする新株予約権付社債30百万円を、2021年7月30日に発行致しました。また、THIRDは2020年8月に、双日商業開発株式会社、東急不動産ホールディングス株式会社、森トラスト株式会社、東京建物株式会社、阪急阪神不動産株式会社のCVCファンドより資金調達済であり、これにより累計調達額が470百万円に到達致しました。

 

 THIRDは、2015年の創業以来、建築技術及び建築・機械・電気工事のコスト削減に関するコンサルタントとして、「Clear Deal, Clear World」のビジョンを具現化して参りました。また、当該業務経験の中で、従来の不動産管理業界において、多重請負構造、且つ紙ベースでの業務が常態化していることに起因して、非効率な業務フロー及び手作業によるミスが生じている点に着目致しました。これらを解決するために、2019年に不動産管理業界のDX推進を後押しする不動産管理プラットフォーム「管理ロイド」をリリース致しました。

 AIを搭載した「管理ロイド」は、SaaS(Software as a Service)型ソフトウェアとして、コロナ禍での不動産管理業務の抜本的な効率化、省人化、ペーパーレス化や現場情報の遠隔確認のニーズの高まりも追い風となり、2020年8月末時点では550社の不動産管理会社様にご利用頂いていたところ、2021年7月末時点では1,050社以上にご利用頂くまでとなりました。ご導入頂いた不動産管理会社様の中には、最大66%の業務工数の削減に至った事例もございます。「管理ロイド」は、①ペーパーレスで簡単な管理、②AIによる画像解析でミスを防止、③各種報告書作成の自動化、④不具合管理の自動化をご提供しております。
 本邦における社会資本の老朽化を鑑みた際に、維持管理・更新費は、今後50年間で約30兆円不足するという試算があり、今後、効率的な不動産管理が、社会全体から求められます。不動産管理業務を効率化する「管理ロイド」への期待は、一層高まるものと考えております。
 THIRDは、前回の資金調達以降、①「AIによる自動検針」に限定した契約プランの導入、②多言語化(日本語、英語、中国語、ベトナム語、インドネシア語)、③電子押印への対応を実施し、「管理ロイド」の機能拡充を通じて、不動産管理業界の大企業のみならず中堅中小企業における、DX推進に貢献して参りました。今回の資金調達により、引受先並びに不動産管理会社様における「管理ロイド」導入拡大に資する人材採用等に加え、「管理ロイド」に蓄積されたデータを活用した、修繕工事の自動見積査定機能の開発等に対し、積極的な投資を行い、不動産管理業務の効率化、DXを一層進めて参る所存です。
 また、THIRDでは、不動産管理業界のDX推進を図りたいメンバーを積極採用中であり、ご興味お持ち頂いた方は是非お問合せください。
■野村不動産ホールディングス株式会社 DX・イノベーション推進部長 川合 通裕 様 コメント
 「不動産管理業においては、DXを通じて業務を高精度化・効率化し、より付加価値の高いサービス提供や、既存事業の深化へシフトすることが重要です。
 THIRDは、高いAI開発力とコンストラクションマネジメント経験を活かした管理・修繕業務への高度な理解を活かして、現場のニーズをタイムリーにくみ取りながらプロダクト開発を行える稀有な存在であると考え、資本業務提携を行いました。今回の提携を起点としたTHIRDとの協業を通し、不動産業界全体のDXをさらに進めて参ります。」

【「管理ロイド」について】
https://kanri-roid.app/


【「管理ロイド」開発の背景】
 社会資本の維持管理コストは増大しており、2037年度には社会資本の維持管理・更新費が投資総額を上回り、今後50年間に必要な維持管理・更新費は約30兆円不足する試算となっており、不動産管理業務における一層の効率性が求められております。
出所:https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h23/hakusho/h24/html/n1216000.html


【THIRDについて】
 
THIRDは、不動産・建築業界の透明化を通じて業界全体の取引を活性化させることを目的とするベンチャー企業です。不動産や建築は、「一物一価」であるにも関わらず、需給バランスで決まる最適価格「Fair Value」が存在しない稀有な業界でもあると捉えております。当該業界には、多くの専門的技術が存在しているが故に、多重請負構造及びブラックボックス化され易い構造につながっているものと考えております。
THIRDは、当該ブラックボックスを透明化するために、「不動産・建築現場のノウハウ」と「最先端のAI・IT」を掛け合わせ、お客様に対し、第三者的視点での課題解決をご提供致します。
会社名  :株式会社THIRD
代表者  :代表取締役 井上惇
本社所在地:新宿区四谷4-25-13-2階
企業URL :https://third-inc.co.jp/
お問合せ先:support@third-inc.co.jp

【THIRDのSDGsについて】
 THIRDは、サステナブルな社会の実現に向けた役割を果たすために、SDGs(世界を変えるための17の目標)の中から4つの目標を選定し、重点的に取り組んで参ります。

 

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会社概要

株式会社THIRD

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URL
https://third-inc.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区四谷4-25-13 濱庄ビル2階
電話番号
03-6274-8031
代表者名
井上惇
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2015年10月