仙台空港に「復興空港ピアノ」を設置します

復興空港ピアノと 櫻井由美さん（2021年2月撮影）

　この度の令和6年能登半島地震により犠牲になられた方々に謹んでお悔みを申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

　震災復興に心を寄せることを目的に、仙台国際空港株式会社は3月1日（金）から期間限定で「復興空港ピアノ」を設置します。仙台空港への設置は、東日本大震災から10年となる2021年に実施された「震災10年メモリアルプロジェクト」の取り組みの一つとして始まり、今年で4年目です。

　設置するピアノは宮城県七ヶ浜町で被災し修復されたもので、被災当時の傷がありのままに残されています。その姿と音色で震災の記憶と復興への歩みを伝えるとともに、音楽の力を通じて“心の復興”に寄り添っていきます。

　この機会に「復興空港ピアノ」に触れてみてはいかがでしょうか。　

【仙台空港 復興空港ピアノ 概要】

＜設置期間＞　2024年3月1日（金）～3月11日（月）

＜利用時間＞　9:00～20:00

＜設置場所＞　ターミナルビル1階　センタープラザ

＜利用方法＞　平日…時間内であればどなたでも利用可

　　　　　　　土日…要事前予約（仙台空港ホームページの新着情報「お知らせ」内フォームよりご予約ください）

＜「復興空港ピアノ」を使用した演奏会＞

　   3月  1日（金）11:00～    設置記念ミニライブ

　　                                    出演：岡本優子（ピアニスト、気仙沼市出身）

　　3月10日（日）16:00～　「鎮魂と希望Ⅳ」復興祈念コンサート

　　　　　　　　　　　　　    出演：千野哲太ほか

※ご利用いただけない日時　

   ・3月1日（金）   9:00～12:00　設置記念ミニライブ開催のため

　・3月8日（金）   9:00～12:00　メンテナンスのため

　・3月10日（日）14:00～17:00　「鎮魂と復興Ⅳ」復興祈念コンサート開催のため

   ・3月11日（月）   終日　　　　  見学のみ可能

※ご利用状況等により、事前予告なしに利用を休止および運用方法を見直す場合があります

※営利行為はご遠慮ください

※利用ルールを守り、皆さまが気持ちよく演奏できるようご協力をお願いします

■設置するピアノについて

　YAMAHA G3・1980年製。所有者は塩釜市在住のピアノ講師・櫻井由美さん。

　当時、宮城県七ヶ浜町にあった櫻井さんの実家敷地内建物の2階に置かれていた。　

　津波被災後、支援活動で訪れていたシンガーソングライター・Metis氏の目に留まったことがきっかけで修復作業へつながり、再生。現在は七ヶ浜町内で保管されている。

当社はこの度の地震を受け、義援金募金箱をターミナルビル2階 総合売店 「萩」に設置しています。お預かりした義援金は、日本赤十字社宮城県支部を通じて被災された方々にお届けします。皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。