日本初 中大規模木造建築の総合支援認定を取得 中大規模木造建築供給支援システム「モクビル」提供開始
全国の都市(まち)を森にする新事業誕生

株式会社シェルター(本社 山形県山形市、代表取締役社長 木村仁大)は中大規模木造建築供給支援システム「モクビル」(以下、モクビル)を提供し、パートナー企業の募集を開始します。モクビルは、日本最高層の純木造建築物やハイブリッド構造の大規模商業施設など注目のプロジェクトを含む木構造体供給実績2万棟を超える当社の技術やリソース、木質部材供給網などを主に建設事業者に対してコンサルティング契約※1によって提供するものです。
パートナー企業の社内部署立ち上げや営業といった案件創出フェーズから、設計や施工、今後対応が求められるGHG排出量の計算、さらに完成後の広報活動など木造建築に係る全工程を支援することが可能です。建物の規模や用途を問わず個々のニーズに応じて適材適所で支援いたします。
住宅の着工棟数が減少する一方で、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて炭素固定ができ、再生可能な木材を多用できる木造建築は、オフィスビルやマンションなど中大規模の領域において普及が求められています。こうした状況を背景に「都市(まち)の木造化推進法※2」が定める「木材利用促進月間」の10月、なかでも本日10月8日「木材利用促進の日※3」からモクビルを提供開始し、パートナー企業を募集する運びとなりました。2025年度中は第一期として限定的に募集し50社の参画を目指します。第二期の募集は未定です。全国の建設事業者に向けた提供から開始し、今後、木材関連事業者などに対象を広げる方針です。
また、モクビルは日本国内における中大規模木造建築の先進的ノウハウの普及に寄与するものとして、公益財団法人 日本住宅・木材技術センターによる「木造建築供給支援システム認定制度」の中大規模・中高層対象として2025年10月1日に日本初認定を受けたシステムです。住宅用途における大工・工務店の近代化の促進のため発足した当該認定制度は、2023年7月より住宅以外の用途まで認定対象が拡大されていましたが、認定を得たシステムはこれまでありませんでした。住宅に限らず中大規模木造建築をも対象とするモクビルは、大工・工務店に限らず建設事業者や設計事務所など幅広い事業者に向けたシステムとして初めて認可されました。(認定制度については後述の「木造建築供給支援システム認定制度 概要」をご覧ください)
当社は「都市(まち)に森をつくる」というコーポレートビジョンのもと、モクビルのパートナー企業と共に中大規模木造建築の普及を促進し、森林資源の活用による環境負荷低減や2050年カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。
モクビル 概要
モクビルは中大規模木造建築に挑戦したい建設事業者を対象に、シェルターの技術やリソースをコンサルティング契約※1によって提供する中大規模木造建築の実現を支援するシステムです。
中大規模木造建築の経験やノウハウに課題を抱えるパートナー企業でも気軽に導入でき、早期の実績づくりに貢献します。

モクビルでできること
①中大規模木造建築の実績をつくるための幅広い支援が受けられます
同行営業から意匠・構造設計、施工までを包括した業務全体や、同行営業、構造設計、概算見積り、施工立合い等の単独業務など、プロジェクトの規模や用途に関わらずパートナー企業の要望に応じた形で支援を受けることが可能です。
シェルターが培った技術やリソースを様々な形で惜しみなくご提供いたします。
②木造建築の実績を自社のブランディングに活用することができます
「モクビル」は一般的なフランチャイズ事業とは異なり、パートナー企業の木造建築実績をつくるための支援システムです。本事業によって実現した木造建築の実績はパートナー企業のブランド価値向上に貢献します。
モクビルによるパートナー企業の支援の一例

※1 準委託契約。
※2 令和3年施行「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」の通称。
※3「都市(まち)の木造化推進法 ※2」において、漢字の十と八を組み合わせると「木」になることにちなみ、10月が「木材利用促進月間」、10月8日が「木材利用促進の日」と定められています。木材利用促進月間には、行政や各種団体、企業等により、「木づかい運動」の推進にかかるイベントの開催など、全国で様々な取組が毎年展開されています。
木造建築供給支援システム認定制度 概要
公益財団法人 日本住宅・木材技術センターが実施する認定制度です。先進的な企業等によって開発された、木造建築に係る情報提供の方法から設計、資材調達、施工又は維持管理等の技術、ノウハウ等を盛り込んだシステムが認定の対象です。
学識経験者等で構成する認定委員会による審査が複数回行われ、建築物の品質・性能及び生産性の向上が推進されることが確かめられたシステムに対して認定が付与されます。
当該認定事業は、建設省(現:国土交通省)が1991~1993年度に実施した「新世代木造住宅開発事業」の趣旨を継承したもので、1994~2002年度まで「新世代木造住宅供給システム認定事業」として実施されてきました。2003年度に「木造住宅供給支援システム認定事業」として、大工・工務店等に対して多様な支援ができるようにリニューアル。2023年7月に認定対象が住宅以外の用途まで拡大され、事業名が「木造建築供給支援システム認定制度」に改名されました。2025年7月1日時点で34システムが認定され、これらのシステムによって供給された住宅は7万棟を超えています。中大規模木造建築を対象としたシステムは2025年10月1日に認定された「モクビル」が第一号認定です。
モクビルの認定番号:支援S25-1
認定制度の詳細:https://www.howtec.or.jp/publics/index/136/
株式会社シェルター 概要
社 名:株式会社シェルター
代表者:代表取締役社長 木村仁大
所在地:
〈本 社〉〒990-2473 山形市松栄1丁目5番13号
〈東京支社〉〒108-0014 港区芝5丁目36番7号 三田ベルジュビル9階
設 立:1974年12月
事業内容
・木質構造部材の研究・設計・製造・加工・販売
(接合金物工法 KES構法、木質耐火部材 COOL WOOD、曲線・ひねり部材 FREE WOOD)
・木造建築(大規模・中高層・耐火)の設計(デザイン、構造設計・計算)・施工
・木造防耐火設計、木造耐火コンサルティング
・三次元加工による木製大型家具・木質インテリア製作
・木造都市づくりの企画・コーディネート
※「木造都市」、「都市に森をつくる」、「KES」、「COOL WOOD」、「FREE WOOD」、「モクビル」は
株式会社シェルターの登録商標です。
【モクビルに関するお問い合わせ先】
株式会社シェルター 東京支社 モクビル本部
TEL: 03-5418-8800 FAX: 03-5418-8801
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