新型コロナウイルスSARS-CoV-2不活化液2を発売開始
~唾液検体混合後、5分でウイルスを不活化。常温保管が可能になりました。~
製品の詳細情報はこちら → https://lp.mblbio.com/ja/virus_inactivation_solution.html?pr20220117
ご注文・お問合せはこちら → https://ivd.mbl.co.jp/diagnostics/inq/index.html?pr20220117
株式会社医学生物学研究所(取締役社長 山田公政、以下MBL)は、 MEBRIGHT™ ウイルス不活化液2を、本日、2022年1月17日から発売開始しました。この新型コロナウイルスを不活化する試薬はPCR検査の検体の採取者、輸送者そして測定従事者の感染リスクを低減する目的で開発した試薬です。
ご注文・お問合せはこちら → https://ivd.mbl.co.jp/diagnostics/inq/index.html?pr20220117
株式会社医学生物学研究所(取締役社長 山田公政、以下MBL)は、 MEBRIGHT™ ウイルス不活化液2を、本日、2022年1月17日から発売開始しました。この新型コロナウイルスを不活化する試薬はPCR検査の検体の採取者、輸送者そして測定従事者の感染リスクを低減する目的で開発した試薬です。
製品の特長:
[研究用試薬]
製品名・製品コード: MEBRIGHT™ ウイルス不活化液2(Code: GS-J0232)
希望納入価格: 14,000円(税抜価格)
包装: 2.0mL×50本
貯蔵方法: 2~25℃
※本品は研究⽤試薬です。診断その他の医療上の目的で使用しないでください。
使用方法:
MEBRIGHT™ ウイルス不活化液2の操作はウイルス不活化処理(混合後5分)と測定前のRNAの均一化(ボルテックス)のみです。※使用するPCRキットに応じて、前処理が必要になる場合があります。
※前処理のプロトコルによって必要な機器・器材は異なりますので、適切なものを準備してください。
Ampdirect™ 2019-nCoV検出キット(島津製作所)を使用する場合の例
① 加熱処理
・恒温装置:70℃での加温ができるインキュベーター、ヒートブロック、ウォーターバスなど
② 均一化
・ボルテックスミキサー
③ スピンダウン
・遠心機:唾液検体のチューブ・遠沈管等をセットできるもの
※ 温度制御や高速回転など特殊な仕様は必要ありません。
開発背景:
新型コロナウイルスに対するPCR検査の普及が進む一方、検体の採取者、輸送者そしてPCR従事者への感染リスクが問題となってきました。特に感染性検体の輸送を行う際、検体中のウイルスの感染能力を無効にする「不活化処理」が求められています。そこで当社はAMEDウイルス等感染症対策技術開発事業の枠組みに参画し、ダイレクトPCR法で使用可能なウイルス不活化液の開発に取り組み、2021年7月にMEBRIGHT™ ウイルス不活化液の開発を成功させました。そして今回、性能およびユーザビリティー向上のため改良を実施したMEBRIGHT™ ウイルス不活化液2を、本日2022年1月17日に発売いたします。
性能データ①:SARS-CoV-2に対する不活化試験
培養細胞から調製したSARS-CoV-2を対象として本品のウイルス不活化能を評価しました。
ウイルス力価TCID₅₀が4.5x10⁷(/mL)のウイルス液を2倍量の本品または生理食塩水(対照品)と混合し、25 ℃で5分静置しました。その後、界面活性剤をカラムで除去し、10倍から10⁸倍まで10倍ずつ段階希釈した希釈液各40μLを、等量のVeroE6細胞を播種した6つのwellに接種しました。4日間培養した後、ウイルス感染による細胞変性が観察されたwellを計数してウイルス力価TCID₅₀(/mL)を算出しました。その結果、以下の図に示すように、生理食塩水を用いた場合はウイルス力価が維持されていましたが、本品を用いた場合はウイルス力価が検出限界未満でした。
したがって、上記の条件でSARS-CoV-2が不活化されることを確認しました。
*本試験は学校法人加計学園との共同研究契約に基づき、岡山理科大学獣医学部微生物学講座 森川茂教授が実施しました。
性能データ②:RNA安定性の検証
唾液検体と本品の混合液におけるRNAの安定性を評価しました。
不活化したSARS-CoV-2を5.0×10²コピー/μLとなるように添加した唾液検体を2倍量の本品と混合し、4℃または25℃で 0、3、7日間静置した後、Ampdirect™ 2019-nCoV検出キット(島津製作所株式会社)を用いてウイルスRNAを検出しました。
以下の図に示すように、4℃、25℃のいずれにおいても、7日間まで保管した場合の唾液検体と本品の混合液におけるRNAの安定性を確認しました。
https://ivd.mbl.co.jp/diagnostics/inq/index.html?pr20220117
株式会社医学生物学研究所の新型コロナ特設サイトはこちらをご参照ください。
https://www.mbl.co.jp/novelcoronavirus/?pr20220117
PCR検査や抗体自動測定装置をご紹介
臨床検査薬事業では、自己免疫疾患、がん、感染症等の検査薬の開発・販売を行っています。自己抗体診断分野では日本国内トップメーカーとして製品ラインナップの充実を図り、難治性疾患の多い当該分野の医療に貢献しています。がん診断分野では医薬品の効果を予測するコンパニオン診断薬を開発し、個別化医療に貢献しています。
本社所在地 〒105-0012 東京都港区芝大門2丁目11番8号 住友不動産芝大門二丁目ビル
電話 03-6854-3613
メール kensa@mbl.co.jp
担当 学術部
以上
製品情報:
[研究用試薬]
製品名・製品コード: MEBRIGHT™ ウイルス不活化液2(Code: GS-J0232)
希望納入価格: 14,000円(税抜価格)
包装: 2.0mL×50本
貯蔵方法: 2~25℃
※本品は研究⽤試薬です。診断その他の医療上の目的で使用しないでください。
使用方法:
MEBRIGHT™ ウイルス不活化液2の操作はウイルス不活化処理(混合後5分)と測定前のRNAの均一化(ボルテックス)のみです。※使用するPCRキットに応じて、前処理が必要になる場合があります。
主な器具・機材:ウイルス不活化液を操作する際に必要な器具・機材
※前処理のプロトコルによって必要な機器・器材は異なりますので、適切なものを準備してください。
Ampdirect™ 2019-nCoV検出キット(島津製作所)を使用する場合の例
① 加熱処理
・恒温装置:70℃での加温ができるインキュベーター、ヒートブロック、ウォーターバスなど
② 均一化
・ボルテックスミキサー
③ スピンダウン
・遠心機:唾液検体のチューブ・遠沈管等をセットできるもの
※ 温度制御や高速回転など特殊な仕様は必要ありません。
開発背景:
新型コロナウイルスに対するPCR検査の普及が進む一方、検体の採取者、輸送者そしてPCR従事者への感染リスクが問題となってきました。特に感染性検体の輸送を行う際、検体中のウイルスの感染能力を無効にする「不活化処理」が求められています。そこで当社はAMEDウイルス等感染症対策技術開発事業の枠組みに参画し、ダイレクトPCR法で使用可能なウイルス不活化液の開発に取り組み、2021年7月にMEBRIGHT™ ウイルス不活化液の開発を成功させました。そして今回、性能およびユーザビリティー向上のため改良を実施したMEBRIGHT™ ウイルス不活化液2を、本日2022年1月17日に発売いたします。
性能データ①:SARS-CoV-2に対する不活化試験
培養細胞から調製したSARS-CoV-2を対象として本品のウイルス不活化能を評価しました。
ウイルス力価TCID₅₀が4.5x10⁷(/mL)のウイルス液を2倍量の本品または生理食塩水(対照品)と混合し、25 ℃で5分静置しました。その後、界面活性剤をカラムで除去し、10倍から10⁸倍まで10倍ずつ段階希釈した希釈液各40μLを、等量のVeroE6細胞を播種した6つのwellに接種しました。4日間培養した後、ウイルス感染による細胞変性が観察されたwellを計数してウイルス力価TCID₅₀(/mL)を算出しました。その結果、以下の図に示すように、生理食塩水を用いた場合はウイルス力価が維持されていましたが、本品を用いた場合はウイルス力価が検出限界未満でした。
したがって、上記の条件でSARS-CoV-2が不活化されることを確認しました。
【図1】感染能不活化効果の検証
*本試験は学校法人加計学園との共同研究契約に基づき、岡山理科大学獣医学部微生物学講座 森川茂教授が実施しました。
性能データ②:RNA安定性の検証
唾液検体と本品の混合液におけるRNAの安定性を評価しました。
不活化したSARS-CoV-2を5.0×10²コピー/μLとなるように添加した唾液検体を2倍量の本品と混合し、4℃または25℃で 0、3、7日間静置した後、Ampdirect™ 2019-nCoV検出キット(島津製作所株式会社)を用いてウイルスRNAを検出しました。
以下の図に示すように、4℃、25℃のいずれにおいても、7日間まで保管した場合の唾液検体と本品の混合液におけるRNAの安定性を確認しました。
【図2】RNA安定性の検証
- 問い合わせ先:
https://ivd.mbl.co.jp/diagnostics/inq/index.html?pr20220117
株式会社医学生物学研究所の新型コロナ特設サイトはこちらをご参照ください。
https://www.mbl.co.jp/novelcoronavirus/?pr20220117
PCR検査や抗体自動測定装置をご紹介
- 【株式会社医学生物学研究所について】
臨床検査薬事業では、自己免疫疾患、がん、感染症等の検査薬の開発・販売を行っています。自己抗体診断分野では日本国内トップメーカーとして製品ラインナップの充実を図り、難治性疾患の多い当該分野の医療に貢献しています。がん診断分野では医薬品の効果を予測するコンパニオン診断薬を開発し、個別化医療に貢献しています。
- 本リリースに関するお問い合わせ:
本社所在地 〒105-0012 東京都港区芝大門2丁目11番8号 住友不動産芝大門二丁目ビル
電話 03-6854-3613
メール kensa@mbl.co.jp
担当 学術部
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