【サプリメント緊急調査】摂取を減らすユーザーが4割超、制度の厳格化求める声多数

~市販薬選定支援アプリCureBell提供のウィルベースが、サプリメントユーザー調査を実施~

ウィルベース株式会社

生活者向け市販薬(OTC)等の選定支援サービス(CureBell キュアベル)を提供するウィルベース株式会社(本社:東京都中央区、代表者:田中 裕樹)は、紅麹入りサプリメントの健康被害問題が大きな関心を集める状況の中、サプリメントに関する緊急アンケート調査を実施しましたので、その結果を発表します。

■調査概要

  • 調査対象:10代以上の男女(詳細数は後段に記載)

  • 回答数:500サンプル

  • 回答期間:2024年4月9日から4月12日まで

  • 調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ


■結果のサマリー

  1. サプリメントユーザーの42%が今回の問題を契機に摂取頻度を少なくするか摂取を止めたいとの意向があり、年齢が高いほど摂取をやめたいとするユーザーが多い。


  2. 多くのユーザーがネット広告や口コミ、レビュー等から情報を得て効き目や有効性、価格を重視してサプリメントを選定しているが、今後は、製造工場の品質管理に関わる認証の有無、医師や栄養士等専門家の勧めを重視するユーザーが増加。


  3. 6割以上のユーザーが今よりも厳しい許認可制度やルール、監査のしくみを求めており、年齢が高いほどこれらを求めるユーザーが多い。また、サプリメントの成分等が簡単に確認できるもの、健康被害の事例が簡単かつ分かりやすく参照できるものを求めるユーザーも多い。


■結果の詳細
1.サプリメント摂取頻度と今後の意向
サプリメントの摂取頻度については「毎日摂取する」方が36%、「週に3~5回摂取する」方が22%と、合わせて58%の方が週3回以上摂取するヘビーユーザーとの結果となりました。しかし、紅麹入りサプリメントの健康被害問題を機会に、「以前と同じ頻度で摂取する」意向の方は58%に留まり、「以前と比べて摂取する頻度を減らす」意向の方が33%、「摂取をやめる」意向の方が9%となり、合わせて42%の方が以前より摂取を減らすかやめる予定となっています。

年齢別にみると、年齢が高いほど今後「摂取をやめる」意向の方が多く、中高年以上の方は特に、今後のサプリメント摂取に慎重となっていることがわかります。

2.サプリメントに関する情報収集源

サプリメントに関する情報源は、「ネットショップでの商品情報や口コミ・レビュー情報」、「インターネット広告」、「ドラッグストア等の店頭」がそれぞれ38%、33%、29%と上位を占め、「医師や栄養士等専門家」を情報源とする方は7%と少数にとどまっています。

3.サプリメント選定において重視するポイント(今回の健康被害問題 ビフォー/アフター)

今回の紅麹入りサプリメント健康被害問題の前後で、サプリメント選定において重視するポイントがどのように変化したか、調査しました。


「効き目や有効性」「価格」「成分」が重視するポイントの上位であることは健康被害問題の前後で変わりませんが、健康被害問題の後は「成分」を重視する方が増え、サプリメントユーザーが2番目に重視するポイントとなりました。逆に、健康被害問題の後、「効き目や有効性」「価格」を重視する方は減少する結果となりました。特に、価格を重視する方は、66%から48%と大きく減少しています。


その一方で、「国内製造/ 製造工場が品質管理等の認証を取得していること」を重視する方は健康被害問題の前後で12%から25%に増加しています。また、「医師や栄養士等専門家の勧め」「特定保健用食品・栄養機能食品・機能性表示食品に該当すること」を重視する方も数ポイント増加しています。

4.安心、安全なサプリメントのために望むもの

安心、安全にサプリメントを選び、摂取していくうえで、あればいいと思うものについては、62%の方が「品質や販売に関して、今よりも厳しい許認可制度やルール、監査のしくみ」を挙げており、そういったルールやしくみが無かったことが、今回の問題を引き起こしたと考える方が多いと言えます。


また、「成分、原料、製造工場等が簡単に確認できるもの」「健康被害の事例が簡単かつ分かりやすく参照できるしくみ」を求める声はそれぞれ51%、34%に上ります。

「品質や販売に関して、今よりも厳しい許認可制度やルール、監査のしくみ」を挙げた方の割合は、年齢が高いほど高くなっています。


■サプリメントに関する不満・不安の声(例)

サプリメントに関する不満・不安の声が多く寄せられた一方で、広告等を鵜呑みにするべきではない、医療機関の適正な利用や正しい情報の入手等自身できちんと判断・行動すべきであるとの声も聞かれました。

  • 通販でサプリメントを購入しようとすると、どうしてもサクラのレビューが多いような気がしてしまい不安です。  

  • 本当に効果があるのかどうか不安。健康被害等のリスクと効能が釣り合っていない気がする。  

  • サプリメントの摂取による死亡事例は、正直に怖かった。自分自身も摂取していて、非常に不安になり、選ぶ際には、これからは慎重に選んでいくと思う。

  • 紅麹の一件があって、サプリの成分の安全性を厳密に検査し直して欲しい。

  • 今回の紅麹サプリメントの件については該当のものだけが問題なのであり、その他の商品についてはあまり心配していない。  

  • 機能性表示食品も信用できないと思いました。もっと、許可を厳しくしてほしいです。  

  • 持病があるなら素直に病院に行くべき。脂質異常症に関しても本来はきちんとした処方薬を飲むべきと思います。  

  • なんでもかんでも、テレビやネットを鵜呑みにして摂取するのは良くないと思う。  

  • 今後はメーカーや注意書きをよく読もうと思います。不満としては説明書きの字が小さいこと、多いことで、正直全てを読んで理解するのは難しいと感じる時もあります。


■まとめ

今回の調査によって、紅麹入りサプリメントの健康被害問題の前後で、サプリメントユーザーの摂取頻度の意向、選定の際に重視するポイントに大きな変化があることが分かりました。効き目や価格以外に、成分や製造工場の品質に関する認証の有無等が従来にも増して重視するポイントとなっており、特に、中高年以上の方はサプリメントの摂取に慎重になっているようです。


同時に、成分や健康被害に関する情報が簡単に確認できることや、今より厳しい制度やルールを望む声も多数あり、メーカーや販売店を含めた業界、行政が一体となって解決すべき課題であることが浮き彫りとなっています。



※調査回答数の年齢層別の詳細

10歳代以下  2    (0.4%)

20歳代    54  (10.8%)

30歳代    206  (41.2%)

40歳代    165  (33.0%)

50歳代      55  (11.0%)

60歳代以上    18    (3.6%)

合計            500 


■CureBellについて
CureBell(キュアベル)を用いると、様々な症状やニーズに応じて、生活者が自らに合った市販薬(OTC)を探すことができます。症状や既往歴による検索のほか、妊娠中の方や小児が服用可能な市販薬も簡単に選定できます。CureBellは、薬剤師や登録販売者、看護師等の医療従事者にも活用されています。

本年6月には、市販薬に加え、サプリメントの選定支援機能も搭載する予定です。

・CureBellトップページ
https://curebell.jp/

・ビタミン剤等検索画面
https://curebell.jp/app/search/medicine_type/W12

・お悩みコラム(市販薬選定や健康に関するお役立ち情報)
https://curebell.jp/articles/

【ウィルベース株式会社について】
設立:2016年12月13日
所在地:東京都中央区日本橋小舟町8-6 H1O日本橋小舟町5F
資本金:7,540万円(資本準備金含む)
事業内容:ヘルスケア商品選定支援ツール「CureBell」「Dカウンセラーneo」、店舗マネジメント支援システム 「RetailForce(リテールフォース)」等の開発・提供、調査・コンサルティング
代表者:代表取締役社長 田中 裕樹
URL:https://www.willbase.co.jp/

※本件に関するお問い合わせ先
TEL:03-4500-8444
E-mail:info@willbase.co.jp

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業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋小舟町8−6 H1O日本橋小舟町5階
電話番号
03-4500-8444
代表者名
田中裕樹
上場
未上場
資本金
7540万円
設立
2016年12月