【全国1,923人を調査】不動産投資家はわずか4.4%で株式投資家の約6分の1、「初期投資額」と「運用手間」が大きな壁

現物不動産投資と他の投資方法の関心・行動・イメージを徹底調査

Propally株式会社

不動産投資プラットフォームの開発・運営を行うPropally株式会社( https://propally.co.jp/ )(本社:東京都港区、代表:齊藤郁織)は、不動産投資に対するイメージや、他の投資方法との違いを明らかにするため、全国の20~59歳男女1,923名を対象にを対象にアンケートを行いました。本調査では、現物不動産投資を行っている人は少数にとどまっており、初期投資額の高さや運用・管理の手間が特に大きなハードルとなっていることがわかりました。

調査サマリー

今回の調査結果に関する概要は以下の通りです。

1.現物不動産投資の経験者は4.4%、株式投資(25.9%)や投資信託(20.9%)と大きな差
2.「初期投資額が最も高い」と感じる投資、現物不動産投資が37.3%で他を大きく引き離す
3.「専門知識が最も必要」と感じる投資、現物不動産投資が18.6%で最も多い
4.「情報が得にくい」と感じる投資、暗号資産が20.6%でトップ、現物不動産投資も12.2%で2位に
5.「管理・運用の手間が最も大きい」と感じる投資、現物不動産投資が29.3%で他を大きく上回る
6.「損失リスクが最も大きい」と感じる投資、FX・CFDが24.6%でトップ、現物不動産投資は12.0%にとどまる


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調査の実施概要

調査機関 :自社調査
調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)
対象エリア:日本全国
対象者  :20~59歳の男女
調査期間 :2025年5月7~14日
有効回答 :1,923名※

※性別・年齢層の人口分布を考慮したサンプリング

主な調査結果

1.現物不動産投資を行っている人は4.4%、株式投資(25.9%)や投資信託(20.9%)と大きな差

次のグラフは、現物不動産投資への取組み状況について質問した結果です。

現物不動産投資に対して「興味がない」と回答した人が71.5%と最も多く、約7割を占めています。一方、「興味はあるが情報収集は行っていない」は16.4%、「情報収集しているが投資は行っていない」は7.7%、「現在投資を行っている」は4.4%となっています。

関心を持つ層(「興味はあるが情報収集は行っていない」「情報収集しているが投資は行っていない」「現在投資を行っている」の合計)は28.5%で、情報収集まで行動に移した層(「情報収集しているが投資は行っていない」「現在投資を行っている」の合計)は12.1%です。

続いて、各投資方法の取組み状況を比較したグラフです。

各投資方法を比較すると、現物不動産投資は各段階で他の投資方法より低い割合となっています。まず関心を持つ層の割合は、現物不動産投資が28.5%であるのに対し、株式投資は60.0%、投資信託は50.6%と約2倍の開きがあります。

次に情報収集まで行動に移した層を見ると、現物不動産投資は12.1%にとどまる一方、株式投資は35.7%、投資信託は32.0%と約3倍の差となっています。さらに実際に投資を行っている層では、株式投資が25.9%、投資信託が20.9%であるのに対し、現物不動産投資は4.4%と、株式投資の約6分の1の水準にとどまっています。

このように、現物不動産投資は他の投資方法と比較して、関心層(28.5%)から情報収集層(12.1%)、投資実行層(4.4%)と段階が進むにつれて人数が大きく減少しており、投資に至るまでのハードルの高さがうかがえます。

2.「初期投資額が最も高い」と感じる投資、現物不動産投資が37.3%で他を大きく引き離す

次のグラフは、投資に興味がある人を対象に、投資を始める上で「最も初期投資額が高い」と思う投資方法について質問した結果です。

「最も初期投資額が高い」と思う投資方法として、現物不動産投資(マンション、アパートなどの直接所有)を挙げた人が37.3%と最も多く、他の投資方法と比較して突出して高い割合となりました。次に高かったのは株式投資の11.6%で、現物不動産投資はその3倍以上の人が初期投資額の高さを感じていることが分かります。

暗号資産(仮想通貨)は7.8%、投資信託(REIT含む)は6.2%、FX・CFDは6.1%と、これらはいずれも10%未満にとどまっており、現物不動産投資の「初期投資額が高い」というイメージが際立つ結果となりました。また、「特にない・わからない」と回答した人は25.3%でした。

現物不動産投資は実際には融資を活用して始めることが一般的ですが、物件価格そのものが高額であることから、多くの人が「初期投資額が高い」と感じる傾向にあるようです。資金面の準備が、現物不動産投資を始める上での最初の大きな関門と捉えられていることがうかがえます。

3.「専門知識が最も必要」と感じる投資、現物不動産投資が18.6%で最も多い

次のグラフは、投資に興味がある人を対象に、投資を始める上で「最も専門知識が必要」と思う投資方法について質問した結果です。

「最も専門知識が必要」と思う投資方法として、現物不動産投資を挙げた人が18.6%で最も多く、株式投資が16.3%で2位となりました。この2つの投資方法が他を大きく引き離しており、3位のFX・CFDは13.9%、4位の暗号資産は12.4%という結果でした。

現物不動産投資が上位となったのは、物件評価や収益計算、税務知識などの専門的な知識が必要とされるイメージがあるためと考えられます。同様に株式投資も、企業分析や経済指標の読み解きなどの専門知識が求められるイメージが強いようです。

一方、投資信託は5.3%と低い数値にとどまっており、専門家による運用が行われることから、個人が習得すべき知識は少ないと認識されているようです。また、「特にない・わからない」と回答した人は26.3%でした。

4.「情報が得にくい」と感じる投資、暗号資産が20.6%でトップ、現物不動産投資も12.2%で2位に

次のグラフは、投資に興味がある人を対象に、投資を始める上で「最も情報(判断材料)が得にくい」と思う投資方法について質問した結果です。

「最も情報(判断材料)が得にくい」と思う投資方法として、暗号資産(仮想通貨)を挙げた人が20.6%と最も多く、他の投資方法と比較して突出した結果となりました。次いで現物不動産投資が12.2%、FX・CFDが11.0%という結果となりました。

暗号資産が最も高い割合となったのは、比較的新しい投資対象であり、価格変動の要因が分かりにくいことが背景にあると考えられます。一方、現物不動産投資が2位となった点も注目されます。不動産投資は歴史のある投資方法ですが、物件の価値評価や将来性の判断、エリア選定など、個別性が高く比較検討が難しい側面があります。

株式投資は8.1%、投資信託は6.2%と比較的低い数値にとどまっており、上場企業の情報開示や投資信託の運用報告書など、一般に入手できる情報が充実していることが影響していると考えられます。また、「特にない・わからない」と回答した人は31.0%でした。

5.「管理・運用の手間が最も大きい」と感じる投資、現物不動産投資が29.3%で他を大きく上回る

次のグラフは、投資に興味がある人を対象に、投資を始める上で「最も管理・運用の手間が大きい」と思う投資方法について質問した結果です。

「最も管理・運用の手間が大きい」と思う投資方法として、現物不動産投資を挙げた人が29.3%と最も多く、2位の株式投資(11.3%)を大きく引き離す結果となりました。3位は暗号資産(10.5%)、同率でFX・CFD(10.5%)と続き、現物不動産投資が突出して「手間がかかる」というイメージを持たれていることが分かります。

現物不動産投資では、物件の維持管理、入居者対応、修繕対応、空室対策、税務申告など多岐にわたる業務が発生します。これらの業務は管理会社に委託することで軽減できる側面もありますが、多くの人にとっては依然として「手間がかかる」というイメージが強いようです。

一方、投資信託(4.3%)や債券投資(1.2%)は「手間が大きい」と感じる人が少なく、運用の簡便さという点では評価されていることがうかがえます。これらの投資方法は専門家による運用や仕組み化された商品設計により、投資家自身の管理負担が少ないと認識されているようです。なお、「特にない・わからない」と回答した人は28.6%でした。

6.「損失リスクが最も大きい」と感じる投資、FX・CFDが24.6%でトップ、現物不動産投資は12.0%にとどまる

次のグラフは、投資に興味がある人を対象に、投資を始める上で「最も大きな損失リスクがある」と思う投資方法について質問した結果です。

「最も大きな損失リスクがある」と思う投資方法として、FX・CFDを挙げた人が24.6%と最も多く、次いで暗号資産が19.9%となりました。現物不動産投資は12.0%で、株式投資の9.9%よりやや高いものの、FXや暗号資産と比較すると損失リスクのイメージは相対的に低いことが分かります。

FX・CFDや暗号資産が損失リスクの面で上位となったのは、価格変動の激しさやレバレッジ取引による大きな損失の可能性が広く認識されているためと考えられます。一方、現物不動産投資は物件という実物資産を保有するため、短期間に価値が大きく毀損するリスクが低いと考えられていることが推測されます。

投資信託は4.8%、債券投資は1.0%と低い数値にとどまっており、分散投資や安定性といった特徴から、損失リスクが低いと認識されている傾向がうかがえます。また、「特にない・わからない」と回答した人は23.9%でした。

▼不動産投資の失敗事例と回避策
https://propally.co.jp/journal/articles/property-investment-failure/

まとめ

今回の調査から浮かび上がった現物不動産投資の現状や課題は、以下の通りです。

  • 現物不動産投資を行っている人は、他の投資方法と比べて少数にとどまっている

  • 現物不動産投資は他の投資と比べて、関心を持つ人や実際に行動に移す人が少ない傾向にある

  • 現物不動産投資は、初期投資額の高さや運用・管理の手間が特に大きなハードルとして認識されている

  • 専門知識の必要性や情報の得にくさも、現物不動産投資を始めるハードルの一つと考えられている

  • 現物不動産投資の損失リスクについては、暗号資産やFX・CFDより低い一方、株式投資よりやや高いと認識されている

この結果からは、現物不動産投資は他の投資方法と比べて始めづらい印象を持っている人が多く、特に初期投資額の大きさと管理・運用の手間が大きなハードルとなっていることがわかります。また、専門知識の必要性や情報の得にくさも、投資行動に進む上でのハードルとして意識されているようです。

今後は、こうした課題を踏まえた情報提供や環境整備が、現物不動産投資の選択肢を広げるために重要になっていくと考えられます。

本プレスリリースをそのまま転載する場合を除き、調査結果の内容・グラフ・データなどを引用される場合は、出典元として下記リンクをご記載いただくようご協力をお願いいたします。

https://propally.co.jp/journal/articles/impression-physical-real-estate/


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【運営会社の概要】

会社名:Propally株式会社

所在地:東京都港区虎ノ門5丁目9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB 5階

設立:2022年3月

代表者:齊藤郁織

事業内容:不動産投資プラットフォーム「Propally」の開発、運営

会社ホームページ:https://propally.co.jp/

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会社概要

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URL
https://propally.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門5丁目9−1 麻布台ヒルズガーデンプラザB 5階
電話番号
090-5920-4633
代表者名
齊藤郁織
上場
未上場
資本金
8100万円
設立
2020年09月