Revorf、帝人ファーマ株式会社との間で、ヒトのサンプルでのシングルセル遺伝子発現解析を用いた創薬標的遺伝子探索に関する契約を締結

株式会社Revorf（本社：東京都中央区、代表取締役：末田伸一、以下「Revorf」）は、この度、帝人ファーマ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：渡辺一郎、以下「帝人ファーマ」）との間で、ヒトのサンプルを用いたシングルセル遺伝子発現解析を用いた創薬標的遺伝子探索に関する契約を締結いたしました。

ヒトの疾患に関する遺伝子発現の解析は、従前は細胞群全体の平均値を測定する手法で行われてきました。これらの手法では、多数の種類の細胞群で構築されているヒトの臓器について、細胞群内の各細胞の多様性についてまで定量化することは困難です。細胞1個単位（シングルセル）での遺伝子発現の解析は、かかる定量化を可能にし、疾患によりヒトに生じている現象をより深く把握することができます。近年、がんを始めとした様々な疾患に対して、新規の創薬標的遺伝子の検出に関するシングルセル遺伝子発現解析の有用性が示されているところです。

しかし、シングルセル遺伝子発現解析技術は感度や精度の面に課題があることも多く、細胞種や組織種類によっては活用が困難です。Revorfは、共同創業者兼科学顧問である国立大学法人京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点（ASHBi）村川教授との高感度シングルセル・トランスクリプトーム解析技術に関する共同研究で得た知見やノウハウを基に、臨床医であり同大学iPS細胞研究所での研究経験も有する代表や創薬実務経験豊富な役員・従業員らによる、実務的・医学的・生物学的な視点を踏まえた独自の高感度・高精度なシングルセル遺伝子発現解析技術を有しております。

また、かかる解析に要するヒトのサンプルの確保も一般に容易ではありませんが、Revorfは、様々な研究機関と密に連携しかかるサンプルの提供を受けられる体制を確保しております。

Revorfは、かかる独自シングルセル遺伝子解析技術と各種研究機関との連携体制を活用し、この度、帝人ファーマとともに、ヒトの特定の組織サンプルを用いたシングルセル遺伝子発現解析を用いた創薬標的遺伝子探索を進めることを決定いたしました。

Revorfは、独自の mRNA や eRNA 等の RNA 検出解析技術と、医師兼エンジニアらによるデータ分析・AI 技術とを掛け合わせ、未踏遺伝子から疾患関連遺伝子を発掘する医療技術・創薬基盤手法の確立を目指しております。

Revorfは、引き続き様々な企業や研究機関とともに、かかる創薬・医療技術基盤手法の革新を推進して参ります。

株式会社Revorf
HP：https://www.revorf.jp/
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