Adyen、小売店が決済データを活用してパーソナライゼーションを推進し、顧客ロイヤリティーを高めるためのデータコネクト(Data Connect for Marketing)を発表
2023年8月7日、アムステルダム:世界の多くの大手企業に選ばれているグローバル決済プラットフォームを提供するAdyen(AMS:ADYEN)は、オムニチャネルの小売店が決済データを活用して、顧客に対する理解度を高め、マーケティング施策を向上させることのできる新製品、データコネクト(Data Connect for Marketing)を発表しました。独自のプロファイル識別機能(profile identifier)により、これまで特定されていなかった店舗内決済と買い物客のプロファイルとの紐付けが行えるようになり、アナリティクスを活用した多様なユースケースが可能になります。顧客理解能力を強化することで、企業は、顧客ロイヤリティーを獲得し、個人に合わせた購買エクスペリエンスを提供でき、既存顧客に対する価値の向上も可能になります。
物理的な店舗で行われている取引の大部分(82%)(※1)では顧客の識別が不十分であるため、小売店は顧客の好みを十分に把握できないという重大な「盲点」に悩まされています。データコネクトは、顧客データプラットフォーム(CDP)から顧客関係管理(CRM)ソフトウェアまでの多様なユースケースで、企業の外部ツールに簡単に組み込むことのできる、構造化されたデータセットを提供。それにより、この盲点を取り除きます。Salesforceはこのような統合を最初に構築した企業の一つであり、多様な決済プロファイルを顧客ベースにもたらしています。
(※1)サンフランシスコ連邦準備銀行:2022 Findings from the Diary of Consumer Payment Choice
Adyenのユニファイドコマース担当グローバルヘッドのBrian Dammeirは、次のように述べています。「カスタマージャーニーの把握は、オムニチャネルの小売企業にとっての大きな課題となってきました。Adyenは、データコネクトによって数多くのデータを単一の顧客プロファイルに結びつけ、実店舗とオンライン店舗の体験の違いを解消しようとしています。これにより、企業は顧客ロイヤリティーを強化し、既存のAdyen製品と統合することで、新たなカスタマイズの機会を得られるようになります」
企業は顧客を理解しようとする際に、サードパーティーのデータソースに依存する代わりに、データコネクトを用いて自社が収集した決済データから包括的な顧客ビューを構築できます。この機能は、企業がロイヤリティープログラムを強化する大きな機会をもたらすことになるでしょう。Adyenのデータによれば、消費者の68%(※2)は、よく買い物をする小売店から自分向けの割引をもっと提供してほしいと考えています。同様に、消費者のほぼ半数(48%)は、顧客の好みと過去の買い物の傾向を把握し、より個人に合わせた購買エクスペリエンスを生みだそうとしている小売店を好んでいます。
(※2)Adyenの Global Retail Report 2023によるデータ
https://www.adyen.com/en_GB/knowledge-hub/retail-report
AWWGのカスタマーケアグループ長のAngel Vázquez氏は次のように話しています。「当社は、お客様をより深く理解することを最優先事項にしています。データコネクトにより、当社では複数のチャネルで、ときには異なった登録名で買い物をしている個々のお客様を識別できるようになっています。つまり、当社は個々のお客様と、そのお客様向けのタイムリーな体験を基にした、よりよいコミュニケーションをとることが可能になるのです」
AWWGは、Pepe Jeans LondonやHackett、Façonnableといった世界的ブランドを擁するファッショングループです。
Salesforceのグローバルテクノロジーパートナー担当エグゼクティブバイスプレジデントのBrian Landsman氏は次のように話しています。「決済データが持つパワーを活用することは、企業にとってはゲームチェンジャーとなり、これによって顧客に関して360度のビューを得られるようになります。データコネクトによって、チームは、当社のSalesforce Commerce Cloudアプリケーションを通じて、卓越した顧客体験を提供できるようになります」
データコネクトについての詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。https://www.adyen.com/data-connect
Adyenについて
Adyen(本社:オランダ)は、大手企業に最適なフィンテックプラットフォームです。エンドツーエンドの決済機能、データに基づく洞察、金融商品を単一のグローバルソリューションとして提供することで、企業がより迅速に目標を達成できるよう支援しています。世界中にオフィスをもつAdyenは、Facebook, Uber, H&M, eBay, and Microsoftなどのお客様にサービスを提供しています。
Adyenは、ビジネスの一環として、商品ラインアップを絶えず改善および拡大しています。新しい製品および機能は、プレスリリースと当社ウェブサイトの製品アップデートを通じて発表しております。
AdyenのGlobal Retail Reportについて
Global Retail Reportには、26の国の12,000の店舗、および36,000人の消費者を対象とし、2023年2月から5月にかけてCensuswideとOpiniumが実施した、オンラインアンケートに基づく洞察が記載されています。
AWWGについて
2006年に設立されたAWWGは、Pepe Jeans London、HackettおよびFaçonnableをメインブランドとしている、世界的なファッション企業です。同社は、Tommy HilfigerとCalvin Kleinのスペインおよびポルトガルにおける正規販売代理店です。現在、AWWGは世界の54の国で238の店舗を運営しており、2,800人の社員を有しています。
Salesforceについて
Salesforceは、あらゆる規模および業界の企業が、AI、データおよびCRMのパワーを使った、全く新しい方法で顧客と繋がるのを支援しています。Salesforce(NYSE:CRM)についての詳しい情報は、www.salesforce.com をご覧ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。