「WWDJAPAN」2021年12月13日号（vol.2216）は、「サステナビリティ特集～無駄にしないが鍵。近未来のファッション～」。「サステナビリティ・サミット2021」のダイジェストをお届け

・百貨店売り場再編リポートも
・「CosmeBankプロジェクト」の新連載スタート
・「古着屋ジャム」1号店閉店イベントに密着！

「WWDJAPAN」12月13日号は「サステナビリティ特集～無駄にしないが鍵。近未来のファッション～」です。11月24日に開催したオンラインイベント「WWDJAPANサステナビリティ・サミット2021」のダイジェストをお届けします。

同サミットは、サステナビリティの中でも先進的なトピックスを扱う年に一度行うイベントで、今年は「近未来のファッション」をテーマに開催しました。ファッション・ビューティのビジネスとサステナビリティの関係は、「やるべきか否か」を問うステージから実装、そして拡大のフェーズへと進んでいます。今必要なのはイノベーションを活用してサステナビリティを前提に近未来のファッションのヴィジョンを描く力。同イベントではそのヒントとすべく、東京、京都、ミラノ、LA、インドネシアから9人が集まり熱い議論を交わしました。

セッション1では、ファッションビジネスの中でも最も環境への負荷が高い素材生産にフォーカスし、既存素材の置き換えの代表例としてマッシュルームレザーの可能性を議論。続くセッション2では、デジタルファッションの可能性と「それはファッション産業から仕事を奪うのか？」という観点で話を深めました。セッション3をリードしたのは一人のZ世代のリーダーで、循環型ビジネスに着手している代表企業と循環型経済への移行の重要性について話しています。そしてセッション4では、最も先進的な視点を視聴者とシェア。企業や研究者が描く次なる技術やアントレプレナーに求めることを語りました。

共通するのは「無駄にしない」という極めてシンプルな発想です。12月13日号では登壇者の言葉に加えて、それらを理解するのに役立つ写真や最新情報を加えて短時間で要点を理解しやくまとめました。サステナビリティは難しくもなければややこしくもない。「誰にどんな価値をどのように提供するか」をシンプルに突き詰めるその方法を、このイベントから受け取ってください。

なお、本イベントは好評につき12月24日（金）までアーカイブ視聴が可能です。ぜひご覧ください。
https://www.wwdjapan.com/s/1279297

【WWDJAPANサステナビリティ・サミット登壇者】
セッション１：夢の素材、マッシュルームレザー
井野将之／「ダブレット」デザイナー
ロナルディアス・ハータンチョ＝マイセル／マイコテック ラボ共同創業者兼チーフイノベーションオフィサー

セッション２：バーチャルファッションは面白い
ダリア・シャポヴァロヴァ／ドレスX共同創業者兼CEO
小泉智貴／「トモ コイズミ」デザイナー

セッション３：循環型ファッションって何？
佐座槙苗／一般社団法人SWiTCH代表理事
大山志保里／資生堂SHISEIDO グローバルブランドユニット グローバルマーケティング部エクステンションプラットフォームカテゴリー室長
山浦誉史／H&Mヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン CSR/サステナビリティ・コーディネーター

セッション４：グローバル先進企業が起業家に求めること
クリスチャン・トゥビト／ケリング ヘッド・オブ・マテリアルズ イノベーション ラボ
水野大二郎／京都工芸繊維大学特任教授・慶應義塾大学大学院特別招聘教授



＜CONTENTS＞
FEATURE
サステナビリティ特集 近未来のファッションは“無駄にしない”が鍵

FOCUS
百貨店、売り場再編MDバランス見直しへ

SERIES
新連載：〜女性と地球にスマイルを〜「CosmeBankプロジェクト」で広げる共創支援ビューティプラットフォーム：Vol.1 化粧品の力で困難な状況にいる女性のエンパワーメントをめざす
齊藤孝浩の「ファッション業界のミカタ」：Vol.32 出荷単価低下も収益性改善中、 ZOZO の商品取扱高以外の収入に注目
HIT RANKING：プラザ「マスカラ」TOP5／ビープル バイ コスメキッチン「CBDアイテム」TOP5
Beauty Insight ビューティ賢者が持論展開：Vol.57 「どこでもタッチポイント」の新しいカタチ2選（弓気田みずほ／ユジェット代表・美容コーディネーター）
ZOZO610（武藤貴宣）の喜び溢れるファッション人生：Vol.6 ZOZOTOWNは最初3Dでした

EDITOR’S LETTER
「ラッシュ」のSNS一斉撤退を考える（村上要／編集長）

EDITORIAL NOTE
編集後記 今週の特集お届け隊：サステナビリティでファッションの夢が広がる！（廣田悠子／コントリビューティング・エディター、木村和花／記者）

FASHION&BEAUTY PATROL
快進撃を続ける「古着屋ジャム」が1号店を閉店 26時間イベントに密着！
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●「WWDJAPAN」とは？
「WWDJAPAN」のルーツは、100年以上の歴史を持つ⽶国NY発のファッション業界紙「WWD」です。⽇本ではINFASパブリケーションズが1979年に「WWDJAPAN」を創刊し、ファッション・ビューティ産業に携わる⼈たちの必読書として経営者、デザイナー、ヘア＆メイクアップアーティスト、バイヤー、スタイリスト、編集者などに愛されてきました。現在は、毎週⽉曜⽇発⾏の週刊紙に加えてウエブ、SNS、イベントなど、発信メディアを広げてパワーアップ。世界中とのネットワークを活かした、ジャーナリズムに基づく唯⼀無二のファッションメディアとして、業界人はもちろん、感度の⾼い消費者からも⽀持を得ています。

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