あなたのいばしょ、東京都調布市と 様々な悩みを抱えるこども・若者への孤独・孤立対策で連携へ
チャット相談と地域が連携する協定を締結
特定非営利活動法人あなたのいばしょ(東京都千代田区、理事長:根岸督和、以下「あなたのいばしょ」)は、こども・若者とその家族に対する孤独・孤立対策における相談事業に関する連携について、5月1日、東京都調布市(以下「調布市」)と協定を締結いたします。
深刻化する孤独・孤立問題に対しては、地域をはじめとする社会のあらゆる分野に孤独・孤立対策の視点を入れ、関係府省庁、地方公共団体及びNPO等が連携し、①声を上げやすい・相談しやすい環境整備、②人と人とのつながりを生むための施策の相乗効果を高める分野横断的な連携の促進、③官民連携の基盤整備の3つの観点に基づく取組が求められています。(内閣府孤独・孤立対策推進本部「孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画(令和6年6月11日)」のP2「Ⅰ.重点計画について(2)ー2」を参照)
本連携により、あなたのいばしょに寄せられる困難を抱えるこども・若者とその家族から寄せられる孤独・孤立に関する相談など、様々な悩みに対するチャット相談において、行政へのつなぎ支援が必要な調布市民への支援を行うため、調布市の担当者と連携するスキームの確立、運用を行います。
調布市民が必要な支援を受けるための「誰ひとり取りこぼさない相談体制」の一層の充実を図ることで、調布市が策定した第3期調布っ子すこやかプランの基本目標の1つである「支援を必要とする子ども・若者,子育て家庭への支援の充実」の実現と、「誰も望まない孤独・孤立に追い込まれることのない社会」「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に寄与し、「生きることの包括的支援」につなげます。
あなたのいばしょでは、緊急性の高い相談については相談者の同意を得て居住地を確認し、警察、児童相談所、自立支援相談窓口等、その地域の担当組織につなぎ支援を行う連携体制をとっています。
調布市との連携を受け、根岸督和理事長は「望まない孤独のない社会を実現する上で、地域との連携が一層進み、非常に喜ばしいことだと捉えています。今後も他の自治体に波及していくことを期待しています。」と述べています。
本事業提携は令和7年度を対象としており、年度末にはその検証をすることで、さらなる支援の充実につなげていく予定です。
■あなたのいばしょチャット相談について
「あなたのいばしょチャット相談」は、特定非営利活動法人あなたのいばしょが運営する、24時間365日、年齢や性別を問わず誰でも無料・匿名で利用できるチャット相談窓口で、厚生労働省自殺防止対策事業補助事業、厚生労働省支援情報検索サイト登録事業となっています。
あなたのいばしょチャット相談では、相談員の研修から実際の相談対応までを全てオンラインで実施することにより、スキマ時間を活用してボランティア相談員として活動できる環境を整備しました。これにより、相談窓口で最も深刻な課題とされていた相談員不足という問題を解消したほか、相談が最も増える日本時間の夜22時から朝方にかけては海外在住の日本人相談員ボランティアが時差を活用した相談対応にあたることにより、全国規模で相談を受け付ける相談窓口としては初めてかつ唯一24時間365日対応の相談窓口として機能しています。
■あなたのいばしょについて
2020年設立。本部は東京都千代田区。24時間365日年齢や性別を問わずだれでも無料・匿名で相談できるチャット相談窓口「あなたのいばしょチャット相談」(厚生労働省自殺防止対策事業)を運営。世界32カ国に約1,000名の相談員を抱え、1日最大で約3,000件の相談に応じる国内最大規模のチャット相談窓口。孤独対策を日本で初めて提唱し、大臣設置や推進法成立に寄与。孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム幹事団体。2022年、Forbes JAPAN「すぐれた非営利団体30選」。
URL:https://talkme.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
特定非営利活動法人あなたのいばしょ 広報担当(鈴木)
pr@ibashochat.org
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