児童生徒のICTスキルや情報モラル等の情報活用能力を診断する新サービス「ジョーカツ」をリリース。自治体・学校・児童生徒の現在地を可視化、カリキュラムや教員研修に。実証プロジェクト自治体募集

〜生成AIの取り扱いやSNSいじめなどを適切に対処し、児童生徒がSociety5.0社会を生きるための礎に〜

国際エデュテイメント協会

・情報活用能力を診断する新サービス「ジョーカツ」をリリース
・自治体・学校・児童生徒のそれぞれの情報活用能力を定量データ化
・2023年度無償実証プロジェクト協力自治体募集

全国の教育委員会や学校に向けたDX支援や教材開発、広報支援を行う一般社団法人国際エデュテイメント協会 (本社:東京都千代田区、代表理事:森 俊介、以下「当社」は、小学生から中学生を対象とした情報活用能力を診断できるツール「ジョーカツ」の提供を新たに開始します。




■背景

GIGAスクール構想※1によって1人1台端末が全国の公立小中学校に整備※2され、約8割の小中学校が週に3回以上使用、約9割の生徒がICT機器を活用することは勉強に役立つと回答※3するなど、PC・タブレットなどのICT端末とオンライン活用を基本とした教育スタイルが定着しつつあります。


一方で、生徒が宿題や課題を行う際に生成AIやインターネット上の情報をそのまま転用・利用してしまう可能性、SNSいじめやオンライン上での誹謗中傷を加速させてしまう危険性などが議論されており、2023年7月には文部科学省が小中高向けに生成AIのガイドラインを発表※4したことを代表として、教育現場では急速に発達していくデジタルテクノロジーとその活用方法について柔軟かつスピーディに対応していくことが求められています。


このような状況下で、生徒が主体的に社会の物事に興味を持ち、世の中の事象と情報を調べ、効果的に活用しながら、問題を発見・解決したり、自身の考えを形成していくこと、このような学習活動を遂行する上で必要となる情報手段の基本的な操作の習得や、情報モラル等に関する「情報活用能力」を育むことが重要視されています。


学習指導要領では児童生徒の学習の基盤となる資質能力のうちの1つの柱として「情報活用能力※5」の資質・能力を育成していくことが記載されており、大都市を中心とする自治体では、それぞれが定める独自の情報活用能力育成モデルを策定し、それらの資質・能力を育成するためのカリキュラムマネジメントの推進を行っていますが、策定したモデルを元にした教育現場での具体的なアクションには十分に繋がっていない実態があります。

これらを背景として、当社では、平成30年に公開された文部科学省の情報活用能力の体系表例や各自治体のモデル※6を参考にしながら、生徒の情報活用能力を診断・見える化し、生徒が持つ現状の力を教員が把握できるようにし、継続的な情報活用能力の育成を実現する新サービスを開発するに至りました。


■新サービス「ジョーカツ」の詳細

<ジョーカツとは>


「ジョーカツ」とは、小学生から中学生までの教育課程においてPCやタブレット、インターネット活用を軸とした情報活用能力を診断することができます。本診断は、文部科学省が提示する情報活用能力体系表例※6に基づき情報活用能力における3つの大枠(①基本操作、②問題解決・探究スキル、③情報モラル・セキュリティ)で構成されています。全28問の質問に回答すると、回答内容に応じて診断結果及びキャラクターが表示されます。


<ジョーカツが提供するサービス内容>

  • 「ジョーカツ」の診断ツール提供

  • クラス、学校、自治体単位での集合データレポーティング

  • 自治体向け教育DXコンサルティング

  • 情報活用能力診断結果に基づいた研修企画・実施


<2023年度無償実証プロジェクト協力自治体募集>

この度、新サービス「ジョーカツ」のリリースを記念し、無償での実証プロジェクトを実施します。

具体的には以下の実証を行います。

・最大1自治体につき1000名までを対象に無償ジョーカツを利用 (小学5年~中学3年)

・ジョーカツでの診断結果をもとにした定量データ分析レポーティング

・診断結果に基づいたICT活用研修の企画・実施 (1回分)

・全国学力学習状況調査 質問紙でのICT活用に関する活用度合いの変化効果測定

など


その他、柔軟に自治体のご要望からあらゆる角度から実証を行います。


<教員への提供価値>

学校・教員自身が情報活用能力を振り返り、学びの変革に向けた指導内容のアップデートや端末活用への更なる可能性の検討、見直しに繋がります。今後の学習者用端末の活用方針や学びの本質に向けた具体的な学びのサポートを実現します。

<児童生徒への提供価値>

児童生徒自身が診断結果を確認することができます。また、ジョーカツでは親しみのあるデザインやキャラクターによる診断結果を表示させることにより、楽しみながら主体的に質問に答えられるように工夫を凝らしています。

<教育委員会への提供価値>

学校毎の集合データから自治体全体での情報活用能力の現在地を把握することができます。レポーティングでは診断結果をグラフや表で定量的に示すため、経年や学期単位での情報活用能力の変化(能力の高低/ 強み・弱み)を把握できます。それらの結果に基づいて今後の指針の見通しや教員研修に活用することによって、教育DX推進や情報活用能力の向上を見込むことができます。


学校・教員自身が情報活用能力を振り返り、学びの変革に向けた端末活用への更なる可能性の検討、見直しに繋がります。今後の学習者用端末の活用方針や学びの本質に向けた具体的な学びのサポートを実現します。


■今後の展開

ChatGPTをはじめとする生成AIやAR、VRといったテクノロジーの発達が著しい現代社会において情報活用能力は必要不可欠です。フェイクニュースや妥当性のある情報はどこにあるのか、また社会課題の解決のためにはどのような情報を適切に選べば良いのか、など情報を活用するためには批判的思考力や非認知能力等も重要な位置付けになっていきます。弊団体が提供する「ジョーカツ」を通じて、児童生徒自身の確認や学校等のグループ単位でのデータを活用し、現在地の把握をすることによって、学びの変革に向けた適切なアプローチができ、より良い学習環境を実現することを期待しています。


■一般社団法人国際エデュテイメント協会 代表理事 森 俊介のコメント

これまで年に50-60回程度の研修を実施する中で、待望の情報活用能力を診断するサービスをリリースすることができ嬉しく思っております。GIGAスクール構想が本格化されてから3年目になり、国内の教育業界全体が「とりあえず端末を使う」から「具体的に何を目標」とするのか、に意識が変わってきています。そうした流れの中で、新サービス「ジョーカツ」は学校様、教育委員会様にとって大きな指標になることができると確信しています。我々は引き続き「今、これからを生きる力を。」の理念を軸に、これからを豊かに生きるために必要な資質能力を養うための学習環境を構築する支援を行なっていきます。



※1:GIGAスクール構想とは、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワーク整備を行い、ICT活用により地域格差や個人差を解消し全ての子どもが平等に教育を受けられる環境を整備することを目的として、2019年から開始された文部科学省の取り組みです。当初は2023年までの5年間で完了させることが予定されていましたが、新型コロナウィルス感染拡大により教育分野のデジタル化の遅れが顕在化したことも影響し、前倒しで実行されています。

※2:文部科学省 義務教育段階における1人1台端末の配備状況

https://www.mext.go.jp/content/20230711-mxt_shuukyo01-000009827_01.pdf

※3:文部科学省 1人1台端末の利活用状況について

https://www.nier.go.jp/22chousakekkahoukoku/22summary.pdf

※4:文部科学省 初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン

https://www.mext.go.jp/content/20230710-mxt_shuukyo02-000030823_003.pdf

※5:文部科学省 情報活用能力の育成

https://www.mext.go.jp/content/20200608-mxt_jogai01-000003284_003.pdf 


※6:文部科学省 情報活用能力の育成 体系表例とカリキュラム・マネジメントモデルの活用

https://www.mext.go.jp/content/20201002-mxt_jogai01-100003163_1.pdf



■会社概要

会社名:一般社団法人国際エデュテイメント協会

代表理事:森俊介

所在地:〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-5 ビル西神田301

設立:2018年6月1日

事業内容:学びDX/次世代コンテンツ開発/教育プロデュース

会社URL:https://www.iueo.or.jp/

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会社概要

URL
https://www.iueo.or.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
千代田区西神田3-8-5 ビル西神田3F
電話番号
03-6811-1547
代表者名
森俊介
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年06月