新たな才能を育てていく写真プログラム「T3 NEW TALENT」がついに始動
アーティスト、キュレーター、美術批評家の三部門を設定しアーティスト部門の公募を開始!締切は2025年1月31日(金)
アジアの写真文化を発展させるプラットフォーム「T3(ティースリー)」は、2024年の東京国際写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO(フェスティバル)」と、アジアにおけるアートフォトのマーケットとして新たにスタートした「T3 PHOTO ASIA(フェア)」を閉幕し、いよいよ二つの企画をクロスオーバーしながら新たな才能を育て世界に紹介していくプログラム「T3 NEW TALENT」を始動いたします。
T3はこれまでも国内の美大・専門学校で写真を学ぶ学生を対象に「学生プロジェクト」を開催し、若い才能への機会提供を行ってきました。本年より、フェスティバルとアートフェアという二つの場を活かし、その対象を作家だけでなくキュレーター、美術批評家にも拡大した新たなプロジェクト「T3 NEW TALENT」として開催することが決定いたしました。
またこのプロジェクトの中で、世界を舞台に活躍できる優れた新進および中堅作家を選出し後押しするためのアワードの公募を開始します。審査員としてデヴィッド・カンパニー(国際写真センター クリエイティブディレクター )、ディアンヌ・デュフール(LE BAL共同ディレクター)、鷹野隆大(写真家)、レスリー・マーティン(Printed Matterエグゼクティブディレクター )、チアゴ・ノゲイラ(モレイラ・サレス財団現代写真部門総括ディレクター) 、山田裕理(東京都写真美術館学芸員)の6名が、計5名のアーティストを選出し、2025年のT3 PHOTO FESTIVAL TOKYO、および2026年には海外での展示を実施する予定。候補者の公募をスタートします。
■ T3 NEW TALENTアーティスト部門公募に向けて
日本の写真は、先人たちが築いた長い写真の歴史の上で、世界から高く評価される存在となっています。またアートの文脈において、現代写真はますます多様化し、その可能性を大きく拡張しています。世界の美術館やギャラリー、クリエイティブの世界は、常に日本からの新しい才能を待ち望んでいます。T3 NEW TALENTは既成概念に縛られない新しい表現で次の時代をつくらんとする若き写真家たちのために、グローバルに活躍するプロフェッショナルたちを審査員に迎え、世界につながる扉を開きたいと思います。 /Director: 太田 睦子(IMAエディトリアルディレクター)
■応募要項
応募方法:
Google Formから応募。25~50点の作品をまとめたポートフォリオ(PDF)をgoogle driveやdropboxなどのクラウドにアップロードし、アップロード先のURLを記載ください。
※DL期間が決められたアップロードサイトは使わないようお願いいたします。
作品規定:
・作家本人が「写真」であると考える作品であれば、どのような形態のものでも応募可能です。
撮影後にソフトウェアやアプリ等で加工した作品も対象となります。
・郵送での応募は受け付けておりません。
・ポートフォリオは50MB内のものでお願いいたします。
・第三者の権利(著作権、商標権、肖像権など)を侵害する作品は応募できません。応募作品に、第三者の著作物(美術品、映画、写真、音楽など)その他の権利が含まれる場合は、当該第三者から本応募について事前の承認を得ていることが必要です。
入力項目:
アーティスト名/生年月日/ 連絡先(メールアドレス)/ウェブサイト(SNS可)/ポートフォリオ(25-50点程度の作品、プロフィール、CV、アーティストステートメント(日英)、過去の展示風景等を含めたPDFデータのダウンロードリンク)/推薦状(中堅作家のみ)
応募締め切り:2025年1月31日(金)23:59(JST)
スケジュール:
2月中旬に第一審査の結果発表
3月最終週に対面での最終審査(東京)
賞について:
メンターのサポートによる以下展示の実現
・T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2025での展示
・2026年海外フォトフェスティバルでの展示
※各展示には、別途制作費が支給されます
応募資格:
・新進作家ー日本人国籍、作家としての活動歴が10年未満であること
・中堅作家ー日本人国籍、作家としての活動歴が10年以上であること
募集サイト:www.t3newtalent.com
■ T3 NEW TALENT MISSION
2010年以降、日本の戦後コンテンポラリーアートが欧米で知られる前から、日本の戦後写真はすでに海外で高く評価され、市場も一定の規模で存在していました。事実、欧米の美術館や企業、プライベートコレクションにも多くの日本写真が収蔵されています。そのような中、写真の定義は2010年代半ば以降に拡大され、多様化し、
社会で高い汎用性と応用性を持つようになりました。このことは「写真」を通して、日本が海外で存在感をさらに高めることが可能であることを示唆しています。
「写真」は、文化交流のツールとして最適であり、グローバルなネットワークを構築し、経済、人、情報の循環を生み、日本に有益な情報、人材、資本をもたらすことができます。本プロジェクトは、「写真」分野のアーティストだけでなく、キュレーター、そして美術批評家を育成することによって、これらの可能性を最大限に引き出すことを目的としています。/速水 惟広(T3 ファウンダー)
■ 組織委員
追って、キュレーター/コーディネーター部門、美術批評部門についてのプロジェクトもスタートします。詳細はオフィシャルサイトで随時発表します。
【「T3 (ティースリー)」とは】
T3は、フェスティバル、フェア、育成事業からなる包括的な写真プロジェクトです。
東京という都市を舞台に、アーティストに国際的な作品発表と制作の場を提供する写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」。アジアにおけるアートフォトのマーケットとして新たにスタートする「T3 PHOTO ASIA」。そしてフェスティバルとフェアという環境をクロスオーバーしながら新たな才能を育てていくプログラム「T3 NEW TALENT」。それらを通じて作家やアートワーカーたちの活動が広がり、次の世代へと文化が繋がれていく場を目指します。
【T3名前の由来】
「T3」という名称は、アメリカの社会学者リチャード・フロリダが著書『クリエイティブ資本論』で提唱した都市の繁栄に不可欠な3つのT(技術、才能、寛容性)の概念に由来しています。「T3」はその本質を体現し、アーティストと地域の協力によって形作られるプラットフォームです。新たな表現が生まれる場であり、都市についての新たな洞察を提供し、多様性と寛容性を祝い育む場となること。それが、「T3」の根底にある基本理念です。
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
主管:株式会社シー・エム・エス
助成:文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像