「愛媛の交通事故 徹底分析~データ解析・ビジュアル化~」 第4弾「高齢者の自転車事故」

〜 協力:愛媛県警交通部交通企画課、交通事故の低減目指す 〜

株式会社愛媛新聞社

 株式会社 愛媛新聞社(本社:愛媛県松山市大手町1丁目12-1、代表取締役社長:土居英雄)は、愛媛県警察本部交通部交通企画課の協力を受け、愛媛県内で発生した交通事故データを基にグラフ化による発生傾向の分析、Google Earth、Google Earth Studio、Google Maps、ストリートビューを活用した事故現場の表示、主要な事故要因のアニメーション化を行い、交通事故の減少を目指す取り組み「シリーズ 愛媛の交通事故徹底分析~データ解析・ビジュアル化」に取り組んでいます。

 2022年11月1日に「自転車安全利用五則」が改定され、2022年4月27日に公布された「道路交通法の一部を改正する法律」が2023年4月1日から施行されることで、すべての年齢層の自転車利用者に対して、ヘルメットの着用が努力義務となります。自転車の安全利用を呼びかけることを目的に、特にヘルメット着用率が低く、事故件数も多い高齢者に焦点を当て、第4弾は「高齢者の自転車事故」をテーマに、愛媛新聞ONLINEに2023年2月3日、公開しました。
 

【URL】https://www.ehime-np.co.jp/online/life/safe_and_secure/traffic_accident/elderly_bicycle.html


4弾「高齢者の自転車運転中の事故特設ページ概要
データ分析

【URL】https://www.ehime-np.co.jp/online/life/safe_and_secure/traffic_accident/crossing_data.html

 2018年1月~2022年6月に愛媛県内で発生した高齢者の自転車運転中の事故614について、発生年月・時間帯、通行目的、天候、発生場所(交差点、単路、カーブなど)、自転車側の違反状況などのデータを基に、事故の発生状況や特徴を分析しました。

★アニメーション解説

 危険な自転車運転の例として、「右側通行での交差点への飛び出し」「交差点で後方確認しないまま右折や進路変更」について、3Dアニメーションで解説。自動車から見た視点や、自転車側の視点から、どのような状況で事故が起きるのか、同様事故が起きた現場のストリートビューの写真を交えて解説しています。

★多発交差点

 614件の全事故をGoogle My Mapsでマッピングし、半径50メートル以内で3件以上の事故が発生している場所が愛媛県内に9カ所あることがわかりました。9カ所をGoogle Earth Studio、Google Earth Proを使って、どのような交差点なのかがわかる動画を作成しました。

★発生地点マップ
データ分析により、高齢者の自転車運転中の事故には、
  1. 「信号機の無い交差点での出会い頭の事故」が全体の3分の1を占めている。
  2. 買物の行き帰りに事故に遭うケースが全体の38%を占める。
という傾向があることがわかりました。この二種類の事故が起きた現場をGoogle My Mapsでマッピングし、 それぞれの地点のGoogle Mapsのストリートビューにリンクさせました。


高齢者の自転車事故」データ分析、マップ化で見えてきたものとは
1.昼間に事故が集中、買い物、訪問、通院時
  • 時間帯別の事故発生件数で見ると、午前10時台の事故が最も多く、昼間の時間帯に多い傾向
  • 通行目的は、「買物」が最も多く、次いで「訪問」「通院」。比較的自宅から近く、慣れた場所で事故が発生しやすい傾向にある。いずれも昼間の時間帯で事故に遭う割合が高い
2.特徴
  • 相手車両種別では「車」が84.2%で、60歳台のドライバーの割合が高め
  • 「信号機無しの交差点での出会い頭」の事故が最も多く、全体の3分の1を占める
  • 高齢者自転車側の約7割が法令違反をしており、年齢が高いほど法令違反している割合も高い
  • 高齢者のヘルメット着用率は13.2%と他年代よりも低い(愛媛県内17地点調査)
⇒自転車の高齢者が「一時不停止」「信号無視」「右側通行(逆走)」「斜め横断」などの交通ルールを守っていなかったり、安全確認をしていなかったりと、車から予測しづらい動きをした際に出会い頭の事故になるケースが多い
3.対策
愛媛県警交通企画課は、
  1. 通いなれた場所で事故が発生しやすい傾向にあることから、通いなれた場所でも油断せず、安全確認を徹底して、交通ルールをしっかり守りましょう。
  2. 見通しの悪い交差点では、「止まれ」の標識があるときは必ず停止し、標識がない場合でも一時停止または徐行して安全確認を確実に行いましょう。
  3. 事故による被害を最小限に抑えるためにもヘルメットを着用しましょう。
と呼びかけています。


愛媛新聞社について
【会社概要】
会社名:株式会社 愛媛新聞社
所在地:愛媛県松山市大手町1丁目12-1
代表者:代表取締役社長 土居英雄
創刊:1876(明治9)年9月11日
愛媛新聞ONLINE URL:https://www.ehime-np.co.jp/
会社概要URL:https://www.ehime-np.co.jp/online/company/

【本リリースに関する一般からのお問い合わせ先】
愛媛新聞社システム部(時川・奥村・重松)
TEL:089-935-2272
e-mail:system.web@ehime-np.co.jp
 

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業種
情報通信
本社所在地
愛媛県松山市大手町1丁目12ー1
電話番号
089-935-2111
代表者名
加藤令史
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1876年09月