サステナクラフト、2023年のボランタリーカーボンクレジット市場動向レポートを公開
ボランタリーカーボンクレジットの需要と供給に関するインタラクティブなレポートをCC BY 4.0ライセンスで公開
背景
2023年の1年間、ボランタリーカーボンクレジット市場は、年初の森林クレジットを批判するGuardian記事に始まり、自然由来のカーボンクレジットの過剰発行リスクや特定のプロジェクトにおける人権侵害等を批判する記事が多く出され、償却量ベースでは当初想定していた盛り上がりを見せませんでした。
一方で、カーボンクレジットを創出するための方法論については、様々な批判を受けながら多くの改訂が発表されました。当社で発行するニュースレターでも、REDD(森林減少・劣化の抑制)、ARR(植林・再植林)、IFM(改善された森林経営)、ALM(農地管理)など多くの個別方法論に関する改訂や、VCS StandardやICVCM CCP(コアカーボン原則)の改訂などを取り扱ってきましたが、確実に方法論は過剰発行リスクが低減される方向に進んでいます。
当社ニュースレター:https://sustainacraft.substack.com/
2023年のボランタリーカーボンクレジット市場に関するレポートの公開
この度、ボランタリークレジットの業界における透明性の向上を目的として、需要及び供給の動向について、Web上で誰でも見られるインタラクティブなレポートを公開致しました。本レポートはCC BY 4.0ライセンスとし、誰でも任意の目的で活用いただくことが可能です。
レポート日本語版URL: https://reports.sustainacraft.com/ja/sustainacraft-2023-voluntary-carbon-market-review.html
レポート英語版URL: https://reports.sustainacraft.com/en/sustainacraft-2023-voluntary-carbon-market-review.html
需要分析
需要分析では、VCS、Gold Standard、ACR、CARの4つのレジストリーを対象に、償却した企業のセクター、クレジットの種類といった観点で分析を行いました。償却データに加えて、企業のサステナビリティレポートや外部記事を分析することで、将来に向けた企業のカーボンオフセットに対する投資意欲の定量化を試みました。供給分析
供給分析では、既に登録された案件ではなく、パイプラインの案件に着目し、今後の供給構造を分析しました。これまで供給の大半を占めていたREDD(森林減少・劣化の抑制)案件に加え、陸域の植林案件や農地管理系の案件が急増していることを示しています。また、2023年に発表された様々な方法論の改訂についてもまとめています。
本レポートをもとにしたセミナーを昨年年末に実施しております。アーカイブ視聴など興味のある方はご連絡ください。
サステナクラフトのサービス
当社では、以下の通り、クレジット調達戦略の策定からプロジェクトのソーシング、調達及び償却の取引サポートまで、カーボンクレジットの調達に関する包括的な支援サービスを提供しています。
サステナクラフト会社概要
社名:株式会社sustainacraft(サステナクラフト)
創業年月日:2021年10月1日
代表取締役:末次浩詩
所在地:東京都千代田区平河町1丁目6番15号USビル8階
ウェブサイト:https://jp.sustainacraft.com/
本リリースに関するお問い合わせ先
○株式会社sustainacraft
e-mail:info@sustainacraft.com
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