Tailor Technologies、ローコードフロントエンド開発基盤”fabrix”をOSSとして公開

〜GraphQLカンファレンス(サンフランシスコ 現地時間9/10-12で開催)にて発表〜

テイラー株式会社

業務システムを従来の10倍の速さで開発できる基盤「Tailor Platform(テイラープラットフォーム)」を提供するTailor Technologies, Inc.(本社: 米国カリフォルニア州、代表:柴田陽)は、フロントエンド向けのローコード開発基盤、「fabrix」をオープンソースとして公開し、GraphQLカンファレンス2024(サンフランシスコで9/11開催)にて発表、またGithubにオープンソースソフトウェア(OSS)として公開したことをお知らせします。

公開リポジトリ https://github.com/fabrix-framework

  • Fabrixの開発背景


近年、ノーコード・ローコード開発の進展により、バックエンドシステムの開発効率は飛躍的に向上しています。しかし、エンタープライズリソースプランニング(ERP)アプリケーションにおけるユーザーインターフェース(UI)設計は、複雑で規模も大きく、かつカスタマイズ要望が多く発生するため、膨大なリソースと時間が求められる状況が続いていました。特に、複雑なデータモデルを操作するためのUIの設計においては、思うようにUIを作れないこともあり、同様の画面を繰り返し構築する必要があり、これが大きな課題となっていました。

この課題に対し、Tailor Technologiesは「Schema-Driven UI(SDUI)」の開発を進め、それを「fabrix」として公開しました。このライブラリは、GraphQLの柔軟性を活かし、フォーム入力画面やデータテーブル表示など、頻繁に利用される業務アプリケーションの画面を動的に生成する機能を提供します。


  • Fabrixの概要


Fabrixは、GraphQLスキーマに基づいて必要なクエリを定義するだけで、簡単にUIを作成できる画期的な仕組みを提供します。この機能により、業務アプリケーションで頻繁に使用されるフォーム入力やデータテーブルの表示などのUI要素を動的に生成でき、開発プロセス全体が大幅に効率化されます。その結果、時間とコストの大幅な削減が可能となり、限られた開発リソースをより核心的な業務に集中させることができます。


直感的なエディタ

Fabrix専用のVisual Editorを提供することで、ユーザーは視覚的にコンポーネントを配置し、直感的にUIをデザインできます。フロントエンドの専門知識を必要とせず、洗練されたUIを簡単に作成可能です。


AI機能

Fabrix Editorが提供するChat AIの機能により、GraphQLクエリを自然言語で記述できるため、GraphQLの専門知識がないユーザーでも高度なクエリを簡単に生成できます。これにより、開発者のスキルセットに依存しない柔軟なUI開発が可能になります。


  • Fabrixの展望


Tailorは、Schema-Driven UIを通じて、ERPアプリケーションのUI開発に革命をもたらすことを目指しています。今後の開発計画には、新しいUIコンポーネントの追加や、他のHeadlessプラットフォームとの互換性向上が含まれており、さらに柔軟でパワフルなツールへと進化させていく予定です。

また、継続的なアップデートと新機能の追加を計画しており、開発者コミュニティからのフィードバックを積極的に取り入れていきます。


  • Tailor Technologies, Inc.について


Tailor Technologies, Inc.は大企業向けに、個社ごとにテイラーメイドされた業務ソフトウェアを10倍速で開発できるプラットフォーム「Tailor Platform」を提供しています。「Empower every company to deploy any ideas(誰もがデプロイできる社会を創る)」をミッションに、プロダクトづくりにおいて難しい部分や専門知識が必要な部分を簡単にすることで、誰もがプロダクトづくりに参加できる世界を目指しています。2022年6月には日本拠点の会社として初めて、世界的なスタートアップ・アクセラレータ・プログラム「Yコンビネーター」に採択されています。


経営陣プロフィール

●Tailor Technologies, Inc. 代表取締役 柴田 陽(しばた・よう) プロフィール

東京大学経済学部卒業。マッキンゼー・アンド・カンパニー出身。店舗集客サービス「スマポ」、タクシー配車アプリ「日本交通タクシー配車」など、数々のヒットアプリを手がける。3つの会社の創業・売却の経験を持つシリアルアントレプレナー。2016年11月に株式会社クラウドポート(現ファンズ株式会社)共同創業。2021年テイラー株式会社を設立。


●Tailor Technologies, Inc. 共同創業者CTO 高橋 三徳(たかはし・みさと) プロフィール

楽天株式会社(2004年〜)等を経てGREE株式会社の創業期にエンジニアとして参画、Speee株式会社(東証スタンダード市場上場)、スポットライト(現楽天ペイメント)等のCTOとしての創業を経て、2017年メルカリ入社、AI、HCI、ブロックチェーン、量子コンピューターなど最先端の研究からELSIなど社会科学分野まで幅広く研究開発を行うmercari R4Dの立ち上げに参画。また研究成果のアウトプットとしてNFT事業など、ブロックチェーン関連事業の立ち上げにも関わる。


【Tailor Technologies, Inc. 会社概要】


会社名:Tailor Technologies, Inc.

代表者:代表取締役 柴田 陽

住所:米国 カリフォルニア州 サンフランシスコ

設立:2021年7月19日

URL:https://www.tailor.tech


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会社概要

テイラー株式会社

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URL
https://tailor.tech
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区海岸1-7-1
電話番号
-
代表者名
柴田 陽
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年07月