「かかりつけナースと家事教育によるかくれシングルマザー孤立予防」事業のリーフレットが完成しました!
(https://drive.google.com/file/d/1KGdYzEGXYV_g4H9j5-HUkvnJb0a6Cbmf/view?usp=sharing)
【事業の概要】
福岡市の平均世帯年収は約500万円であり、この層の核家族には、家事・育児を一人でこなす「かくれシングルマザー」が多いと想定されている。本事業は、母親の孤立・孤独、母親の身心の不調・不安からくる疾病、望まない時短勤務(非正規雇用など)や離職による貧困を予防することを目的に、2023年9月~1月の5か月間「かかりつけナース」によるLINEチャットサポートと、家事経験のあるサポーター(有償)による家庭内での家事人材の育成を実施した。
● かかりつけナースチャットサポートの実施
福岡市在住の世帯所得500万以下の核家族、2子以上(シングルマザー、生活保護者を除く)の女性
を対象に5カ月間、臨床経験20年のフレンドナースを中心に4名のアドバイザー(助産師、管理栄養士、健康運動指導士、社会福祉士)によるLINEチャット相談を実施。意思決定・伝達支援を重ねることで信頼関係を構築し、友人のようなつながりをつくり、早期に孤立を防止。また地域内の各種団体と連携し、身心の不調不安の軽減を行った。
● 有償ボランティアを活用した家事サポート兼家庭内家事人材の育成
上記モニター内の希望者に向けて、養成講座修了後の家事経験の豊富な有償ボランティアが、利用者宅で家事サポートを行いながら同居家族(小学生以上の児童、父親)に家事教育を実施。
● 啓発活動
チャット相談やアンケート回答をもとに専門家と共にデータ分析を行い、「かくれシングルマザーの現状(身心の健康度、その要因、ニーズ等)と課題」をとりまとめ、リーフレットを作成。
(https://drive.google.com/file/d/1KGdYzEGXYV_g4H9j5-HUkvnJb0a6Cbmf/view?usp=sharing)配布公表を通して社会に認知と理解を深めることで孤立孤独の予防に取り組む。
【今後の展望】
● チャットサポートサービス
希望者のみ既存サービス(一般会員:月額税込1,650円、企業:福利厚生サポート※費用はサポート内容によって異なる)を利用可能。その他、福岡市内のコミュニティスペースにてコミュニティマネージャーとしてナースが常駐。(別途お問合せください)
● 家事の家庭教師
90分×10回講座をリニューアル後、2024年4月より一般価格:税込33,000円(弊団体基準の該当世帯は寄付制度補填予定)の他、企業内育児休暇中の福利厚生として福岡市内を中心に提供予定。また、他地域展開や自治体の「子育て支援サービス」の一環となるモデル等の展望を描いている。
【代表メッセージ】
笠 淑美(Yoshimi Ryu)
大学時代に受けた父の余命宣告から、約10年間の療養生活を家族と共に過ごしてきました。幸い、ナース・ケアマネージャーとなった二人の妹が最強のサポーターとしてサポートしてくれたおかげで、私自身は自分らしく働き続けることができましたが、「それは全ての人に必要なもの」という思いから「かかりつけナース」の仕組みを考えるに至りました。そして当時利用者であったご婦人の遺贈寄付により、「健やかな未来を次世代へ」との願いを込めて、一般財団法人として本格的に活動をスタートしました。
本事業は、ウェルサポにとって「健やかな未来を次世代につなぐ」ために誰しもが健やかな身心でいるための新しいチャレンジでした。またこの体験を通して、いくつかの課題を発見することもできました。友人のような家族のようなフレンドナースや家事サポーターさんとの暮らしの延長のようなやり取りや時間が、福岡市の母親の皆さんの持続可能な健やかさにつながり、自然と笑顔があふれ、結果そこに住まう子どもたちの健やかな未来へとつながっていくことを願って、本事業とともに今後も活動を進めてまいります。
【団体概要】
団体名:一般財団法人ウェルネスサポートLab
代表理事:笠 淑美
住所:〒810-0004 福岡市中央区渡辺通2-9-20-1103
電話:092-231-9762
設立:2020年1月
事業内容:不安不調期・療養期の意思決定支援事業、不安不調期・療養期のコーディネート看護ケア事業、ウェルビーイングに関する地域貢献人材育成事業、終活コーディネート事業
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