フィリピン貧困層の子どもたちが来年春に日本研修旅行に！

フィリピン・セブ島で貧困層の⼦どもたちに教育⽀援を⾏うNPO法⼈DAREDEMO HERO（兵庫県西宮市　理事長：内山順子）が奨学生5名を連れ、日本研修旅行を実施します。

NPO法人DAREDEMO HERO

2023年10月17日 10時48分

フィリピン・セブ島の現状と支援活動

GDP成⻑率4.3％と経済成⻑が著しいフィリピンですが、発展と共に貧富の差が拡⼤し、多くの貧困層はその⽇⾷べるものにも困る⽣活を強いられています。DAREDEMO HEROは、リゾート地として有名なセブ島で貧困にあえぐ子どもたちへの教育支援をはじめ、最貧困地区への自立支援、災害やコロナ禍での緊急生活支援などの活動に取り組んでいます。

DAREDEMO HEROの奨学⽣は、世帯月収約3万円未満の貧困層からやる気と志、能⼒の⾼い⼦どもたちを選抜し、徹底的な教育⽀援を⾏うことで、将来的に⾃国のあらゆる社会問題を解決できるリーダーを輩出することを目指しています。

現在支援する58人の子どもたちは、それぞれが⾃分の夢に向かって学び続け、優秀な成績を収めています。彼らに共通することは、貧困の苦しみを乗り越え、将来は、⼈のため、社会のために役⽴ちたいという強い志を持っていることです。

DAREDEMO HEROは、彼らがそれぞれの夢を実現し、社会を変えるリーダーになるためには、様々な経験と広い視野が必要と考え、その一歩として⽇本研修旅⾏を実施してきました。

奨学生の世界を広げる日本研修旅行

DAREDEMO HEROでは子どもたちの視野を広げるために、2016年から2018年までの3年間、のべ14名の奨学⽣を⽇本に招へいし、様々な体験を提供することで、日本をはじめ世界で活動するリーダーの育成を目指してきました。

しかし、2019年は資⾦的な⾯で開催を断念。さらに翌年2020年から2023年までは、コロナ禍で中止を余儀なくされ、子どもたちもスタッフも奨学⽣も、再開を⼼待ちにしてました。

日本の子どもたちとの文化交流

1週間という限られた滞在期間で、セブの⼦どもたちには、より深く正しく⽇本を理解して欲しいと願っています。そのために⽋かせないのが、⼦どもたち同⼠での交流と考え、今回、⼦供英会話教室Artling English様（https://artling-english.com)のご協⼒のもと、到着⽇に⽇本の⼦どもたちによる「スカイツリー＆墨⽥区観光ガイド」を企画しています。

また、大規模火災や台風被害の多いセブ島の子どもたちに、関東大震災から100年を迎えた今、浅草をはじめとする東京がどのような復興を遂げたのかを、現地の子どもたちと共に学ぶ予定です。

滞在中には、日本の学校を訪問し、同世代の子どもたちとの交流を通じて「共に学びあう機会」を提供していきます。

日頃の感謝を伝える機会

奨学⽣が⽇本で⼀番やりたいことが、いつもご⽀援いただいている⾥親様に直接お会いして、お礼を伝えることです。奨学⽣たちは、自分たちの力だけでは学校に通い続けることができないことを痛いほど理解しており、里親様の支援により自分たちが学び続けられていることに深く感謝しています。

滞在中、東京と⼤阪の2か所で、⾥親様及びご⽀援者様への活動報告会と交流会を予定しています。普段お⼿紙でしか交流することのできない両者が、直接交流ができる貴重な機会となります。

2024年日本研修旅行スケジュール（案）

2024年3月22日（金）～3月30日（土）8泊9日

3月22日（金）午前（朝）成田空港着　
　　　　　　　昼：⼦供英会話教室Artling English（東京都墨田区京島1-39-1）日本の子どもたちと交流

午後：東京スカイツリーを日本の子どもたちが英語で案内

隅田公園を散策し花見を体験のほか浅草を観光

3月23日（土）午前：チームラボ豊洲
　　　　　　午後：里親様・支援者様との交流会

3月24日（日）午前：交流会準備　
　　　　　　午後：セミナーもしくは講演会等

3月25日（月）午前：企業訪問
　　　　　　午後：国会参観・皇居

3月26日（火）大阪移動
　　　　　　　大阪観光　里親様・支援者様との交流会

3月27日（水）京都観光

3月28日（木）東京へ移動
　　　　　　学校訪問

3月29日（金）東京観光

3月30日（土）午前　成田発　セブ帰国

2024年日本研修旅行予算（案）

奨学⽣5名＋フィリピン⼈スタッフ1名（引率）＋日本人スタッフ（理事長内山）の7名で⽇本に⾏く予定です。

7名の渡航費：約100万円（パスポート、ビザ取得ほか国内での宿泊費、移動費など）

この費用を少しでも賄いたく、1,000円からクレジットカードでのご⽀援のほか、理事長内山の講演依頼など募集しております。クラウドファンディングなどの⽅法もありますが、既にご⽀援いただいている⽅に、重ねてのお願いになってしまうという⼼苦しさがあり、さらに事務的な作業も膨⼤となるため、今回は、宿泊先や日本での体験など多くの方々から、それぞれが無理なくできる形でのご支援を募っております。

誰も無理なく、この事業を継続的に実施でき、かつ、このプロジェクトに関わる人すべてがよい形でつながりあう機会となるよう、挑戦したいと考えております。