フィリピン第三の都市・ダバオ市にて日本での自動車整備工を目指す人材育成を始めました。

ヤマハモーターフィリピンとPCTの連携によりフィリピン国内での優秀な整備士の育成を行い、将来日本で活躍したいと考えるフィリピン人若者の日本語教育と就労を支援します。

一般社団法人グローバル人財サポート浜松(静岡県浜松市/代表理事 堀 永乃、以下グローバル人財サポート浜松)は、Yamaha Motor Philippines Inc.(以下、ヤマハフィリピン)とPhilippine College of Technology(以下、PCT)をお繋ぎし、ヤマハフィリピンよりPCTの自動車整備コースに16台のバイクをご寄贈いただきました。これにより、PCTはスモールエンジンラボラトリーを開設し、実際のバイク教材を使って、より実践的なトレーニングを行い、ヤマハフィリピンによる直接的な技術指導もいただく機会を得られるようになりました。
PCTでは、ダバオ市にある2つのキャンパスでトヨタやスズキのエンジンを使用して技術指導をしております。毎年70人が入学し、3年の自動車整備コースを修了しフィリピンの国家資格を取得した卒業生をトヨタ、三菱、日産、いすゞといった日本メーカーのディーラーに輩出しています。当法人は、この夏より自動車整備コースの学生35人を対象に日本語教育を行なっており、日本での就労を目指す学生たちをサポートしていきます。

The ship is ready to sail to get your dream. Trust you, Trust your teacher and trust us... We are always beside of you. Hold our hands!ー

代表理事の堀が、11月21日(火)にPCTカリナンキャンパスで開催された寄贈調印式典で、学生たちに向かって述べました。

 

 式典には、ヤマハフィリピンの小池宏誌社長とPCTのロッシーニ・バリリ校長をはじめ、在ダバオ日本総領事館の石川義久総領事、ヤマハ発動機株式会社から小倉幸太郎氏が参加。ダバオ市のセバスチャン・ドゥテルテ市長より祝辞メッセージが寄せられ、現地議員のほか、日頃から当法人がお世話になっている日本人の方々も参加され、式典は約200人の学生と共に盛大に開催されました。


調印前に「Revs your heart」のポーズをとる参列者調印前に「Revs your heart」のポーズをとる参列者

 フィリピン・ダバオ市には200万人が住み、町のあらゆるところで多くの日本ブランドの自動車やバイクが活躍しています。コロナ禍には自転車愛好家も増えているそうで、通勤通学に二輪は欠かせないものとなっています。ドゥテルテ元フィリピン大統領は大のバイク好きとも聞きます。そうしたなか、今回の寄贈を通して学生たちが自動車整備やバイクエンジンの整備の知識や技術を習得することができ、より質の高い教育を受けられるような環境ができました。

カリナンキャンパスではラボが新設され、バハダキャンパスは現在、急ピッチで施設が増設されています。

Small Engine LaboSmall Engine Labo


 PCTはこれまでに(2020年から2022年の統計で)ダバオ市内にあるトヨタ、日産、三菱にそれぞれ10名、スバルダバオに11名、そのほか韓国や中国のディーラーや市内モータースに167人が就職、優秀な人材を230人輩出しています。

インターン中の学生たちとチームリーダーたちとの記念撮影インターン中の学生たちとチームリーダーたちとの記念撮影

今まさにインターンシップ中のみなさんは、3年生の6ヶ月に及ぶインターンシップで日本のメーカーのディーラーで体験できることがとても嬉しいことだと話します。ディーラーのみなさんの丁寧な指導だけではなく、優しさもあって、いつかここで働きたいのだそうです。これはまさに日本の企業が世界の若い人材の教育を担っているといっても過言ではないでしょう。卒業生が自身の仕事に誇りをもって働く機会を得られることは、地域経済の発展につながりとても重要なことです。


 当法人は2023年8月から、PCTの自動車整備コースの卒業生ならびに現役の学生35人を対象に、グローバル日本語コースを開講し、オンラインと対面での日本語教育を行なっています。彼らは、日本で整備士として活躍することを希望し、日々勉学に励んでいます。特に、家族を支えたいという思いの強い学生たちは、学習意欲が高く、非常に真面目に取り組んでいます。昨今、人手不足と言われている分野で、彼らのような存在はとても貴重です。

私どもは近い将来ぜひ彼らに日本で夢を叶えてもらいたいと考えています。


 いつかフィリピンで起業し自身のモータースを持つ若者も生まれるでしょう。もしかすると日本でモータースを営む若者も現れるかもしれません。私たちの取り組みは、PCTと共に、次世代の未来を創造する取り組みです。私たちは、フィリピン・ダバオ市でこれからますます日本ブランドのファンを多く作り、フィリピンや日本で活躍し、いつか両国の架け橋になりたいと考える若者たちを育てることで、国際社会の貢献に寄与していきたいと考えています。


<お問合せ>

一般社団法人グローバル人財サポート浜松

http://www.globaljinzai.or.jp

メール info( @ ) globaljinzai.or.jp

※メールでのお問合せには数日間のご猶予をご了承ください。




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会社概要

URL
https://www.globaljinzai.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
静岡県浜松市中区八幡町23
電話番号
053-482-8451
代表者名
堀 永乃
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2011年11月