自然言語から“触感”を生成する触覚AI「Hapto AI™」の研究開発を開始
〜誰もが直感的に触覚をデザインできる世界を目指して〜
株式会社commissure(本社:東京都目黒区、代表取締役:溝橋 正輝/堀江 新)は、自然言語から触覚生成可能なAI技術「Hapto AI(ハプト・エーアイ)™」の研究開発を開始したことを発表いたします。ユーザーが意図する“触感”を自動生成・最適化できる本技術により、触覚コンテンツの表現と制作がより身近なものとなることを目指します。
■ Hapto AIについて
「Hapto AI」は、日常的な言葉などの自然言語から簡便に触覚を生成できるAI基盤です。現在、開発を開始しており、様々な触覚体験の生成の実証実験をしています。
主な機能:
・自然言語入力:「ざらざらとした表面をなぞる」「コップに水を入れる」など状況に合わせた文章をそのまま入力
・触覚波形生成:マルチモーダル拡散モデルによる文章からの触覚波形生成
・振動調整:直感的なUIによる波形のチューニング
・触覚ファイル出力:WAVやAHAPなどデバイスに合わせた触覚ファイル出力

■ 背景と目的
近年、XRやメタバースの発展により、視覚・聴覚以外の感覚情報、特に触覚の再現への関心が急速に高まっています。一方で、触覚は専門的知識が求められる領域であり、体験そのものの制作や表現に多くのコストがかかっておりました。
当社では、これまでに開発してきた触覚提示技術「FeelFuse™」や触覚センシング技術「SenseFuse™」の知見、そしてNVIDIA Inception Programへの参画を弾みに、“誰でも触覚をデザインできる”環境構築に向けた新たな取り組みとして、Hapto AIを開発することと致しました。
■ 今後の展開
Hapto AIは今後、以下の展開を予定しています:
・触覚デバイス(既存・新型)やSDKへの実装検証
・ユーザーの使用に伴うモデルのファインチューニングによる精度向上エコシステムの実装
・教育・技能伝承・医療福祉分野などへの展開による領域特化型モデルのための共同研究の推進
・VRやメタバースを活用した体験設計
■ 代表コメント
「Hapto AIは、“言葉から触覚を生み出す”という、触覚デザインの新しい地平を切り拓く技術です。感覚の共有がインターフェースの当たり前になる未来に向けて、誰もが身体の感覚を伴う体験を創造できる環境づくりを進めてまいります。」
■ 会社概要
会社名:株式会社commissure
所在地:東京都目黒区駒場4-6-1 東京大学駒場IIキャンパス 連携研究棟507号室
設立:2023年1月
資本金:200万円
代表者:代表取締役 溝橋 正輝/堀江 新
事業内容:触覚通信・センシング・提示システムの研究開発、感覚生成AI開発
コーポレートサイト:https://commissure.co.jp
■ 本件に関するお問い合わせ
株式会社commissure
広報担当:pr@commissure.co.jp
お問い合わせフォーム:https://commissure.co.jp/#section-form
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