Cloudera、Verta のオペレーショナル AI プラットフォームを買収
Verta の世界有数の AI 専門家チームが Cloudera に加わり、エンタープライズ AI の進化を加速
ハイブリッド・データ・クラウドの実現を目指す Cloudera 株式会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員:大澤 毅、https://www.cloudera.com/)は、Verta のオペレーショナル AI プラットフォーム(https://www.verta.ai/)を買収し、人工知能(AI) の専門性をさらに向上させることを発表しました。この買収により、Vertaのチームは、Clouderaの最高製品責任者(CPO)のディプト・チャクラバルティ(Dipto Chakravarty)が指揮を執る機械学習(ML)グループに加わります。
Cloudera に Verta チームが加わることで、Cloudera は AI と ML の分野における世界最高水準の人材とテクノロジーを獲得し、競争の激しい業界での地位をより盤石なものとしました。Verta チームは専門性を活用して、Cloudera の AI ロードマップの推進をサポートします。これにより、Cloudera は世界に広がる顧客のニーズを的確に予想できるようになります。
Cloudera で最高経営責任者(CEO)を務めるチャールズ・サンズベリー(Charles Sansbury)は次のように述べています。「AI とデータマネジメントは密接に関係しており、AI はデータマネジメントの未来を担っています。Verta のオペレーショナル AI プラットフォームを買収したことにより Cloudera は、人材を強化でき、オペレーショナル AI 機能の実現を加速させ、お客様がデータや AI の取り組みを推進するうえで必要なテクノロジーを提供していきます。この買収を皮切りに、Cloudera はデータや信頼性の高いエンタープライズ AI の領域でさらなるリーダーシップを発揮していきます。」
Verta は AI に関する高い専門性に加え、ハイブリッドクラウドおよびマルチクラウドのエンドツーエンド型 AI プラットフォームを保有します。これらが Cloudera に加わることにより、Cloudera のパフォーマンスが高まり、世界中のユーザーの AI への需要拡大にも対処できるようになります。Verta は、前 CEO のマナシ・バルタック(Manasi Vartak)博士によるマサチューセッツ工科大学(MIT)での研究をもとに創立されました。そして、前最高技術責任者(CTO)のコンラード・ミランダ(Conrado Miranda)博士によって発展を遂げ、予測 AI や生成 AI のモデルマネジメント、サービス、ガバナンスの分野における先駆的企業となりました。Verta のテクノロジーは、企業による全社的なモデルの構築や運用、監視、セキュリティ確保、拡張を可能にし、AI のデプロイにおける最大の課題を解決します。
Verta のテクノロジーは、データセットをカスタムの検索拡張生成(RAG)アプリケーションへと簡単に変換でき、ML に関する専門性のレベルを問わず、あらゆる開発者がビジネスにすぐに活用可能な大規模言語モデル(LLM)を作成・最適化できるようになります。こうした機能や、Verta の生成 AI ワークベンチ、モデルカタログ、AI ガバナンスツールによって、Cloudera のプラットフォームは強化されます。Cloudera は、Cloudera のプラットフォームを通じて世界中の顧客ニーズに沿ったエンタープライズ AI を提供していきます。
バルタック氏は次のように述べています。「優れたモデルは優れたデータから生まれます。それこそが、Verta と Cloudera のテクノロジーの連携が完璧であると言える理由です。Cloudera は世界中のどのプラットフォームよりも多くのデータを管理しており、Verta のイノベーションに対するビジョンを実現するうえで、最適なパートナーであることは明らかです。Verta は Cloudera とともに、お客様の全社的な AI 活用の後ろ盾となり、あらゆるユーザーがデータからインサイトを引き出してアクションへとつなげるプロセスを強化できるようサポートします。」
Cloudera は世界のデータの 25% を管理するなど、真のハイブリッド型オープンデータレイクハウスである唯一のプラットフォームを提供します。プラットフォームは、統合型のガバナンスとセキュリティを確保しつつ、オンプレミスやマルチクラウド上のビジネスデータに対するアナリティクスや AI 活用を可能にしています。Cloudera のオープンデータレイクハウスは、チャットボットや文書の要約、コード生成などの AI アプリケーションを構築・デプロイする基盤となります。顧客は Cloudera を活用することにより、ライフサイクル全体を通じてデータを管理することが可能になるため、データを LLM とともに活用することも容易になり、業界初の試みやトップクラスの品質の実現につなげることができます。
Cloudera のプラットフォームおよび AI の能力を現実的なビジネスに転換する方法についての詳細は、こちら(https://www.cloudera.com/why-cloudera/enterprise-ai.html)より確認できます。
なお、今回の買収は、Jefferies LLC が Cloudera 専属の金融アドバイザーを務めています。
Verta について
Verta は、オペレーショナル AI を通じ、次世代 AI に対応するインテリジェントなシステムやデバイスに求められる高速データサイエンスやリアルタイムの ML を可能にしています。Verta の創業者らは、Google、Twitter、NVIDIA でのデータサイエンスやオペレーショナル ML 領域の幅広い経験をもとに Verta を設立し、オペレーショナル ML の新たなツールを生み出してきました。Verta のオペレーショナル AI プラットフォームは、あらゆる ML モデルに対応し、CI/CD、オペレーション、監視に対するトップクラスの DevOps サポートを活用して、リアルタイムの AI のデプロイにおける安全性、信頼性、拡張性を確保しつつ、それらのモデルを即時にパッケージ化して提供します。Verta Model Catalog は、開発からステージング、本番環境、アーカイブに至るまでの ML ライフサイクル全体で、ML アセットの一元的な管理を実現します。Verta は ガートナーの「AI Core Technologies — Scaling AI in the Enterprise」で 2022 年の Cool Vendor に選出されました。カリフォルニア州メンローパークに本社を置く Verta は、Intel Capital と General Catalyst の資金援助を受けています。詳細については、www.verta.ai にアクセスするか、@VertaAI をフォローしてご確認ください。
Cloudera について
Cloudera は、データの力によって、今日不可能なことを明日可能にできると考えています。あらゆる場所のデータから信頼性の高いエンタープライズ AI を生み出すよう促すことで、コストやリスクの削減、生産性の向上、ビジネスパフォーマンス達成の加速へと導きます。 Cloudera のオープンデータレイクハウスは、データ管理の安全性とクラウドネイティブデータ分析のポータビリティを実現し、パブリッククラウドかプライベートクラウドかを問わず、あらゆるクラウド上のデータタイプ全ての管理と分析を支援します。ハイパースケーラーにも比肩する大量のデータを管理する Cloudera は、ほぼ全ての業種のリーディングカンパニーからデータパートナーとして選ばれています。 Cloudera は、データの価値と未来についての指針を世界に示してきました。今後も、オープンソースコミュニティによるたゆみないイノベーションを原動力とする活発なエコシステムの牽引に力を注いでまいります。詳しくは http://jp.cloudera.com をご覧ください。
Cloudera および関連するマークは、 Cloudera, Inc. の商標または登録商標です。その他すべての会社名および製品名は、それぞれの所有者の商標です。
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