荒川区俳句のまち宣言10周年記念俳句吟行会を開催
~奥の細道矢立初めの地で、俳句を詠む~
荒川区は、元禄2年(1689年)、松尾芭蕉が「奥の細道」への旅立ちの際に、矢立初めの句を詠んだ地として知られています。
荒川区では、平成27年3月に「俳句のまち あらかわ」を宣言し、様々な俳句振興に取り組んでおり、来年3月には、宣言から10年を迎えます。
本日(7月15日)、俳句のまち宣言10周年を記念して、隅田川からほど近い、荒川自然公園とゆいの森あらかわにおいて、俳句吟行会を開催しました。
【当日の様子】
この日、ゆいの森あらかわには、初心者からベテランまでの俳句愛好家21名が区内外から集まりました。
開催にあたり、講師で現代俳句協会副会長の対馬康子氏から挨拶があり、吟行の秘訣や楽しみ方についてお話しがありました。
この日の吟行のテーマは「荒川自然公園を楽しむ」。吟行の会場となった荒川自然公園に移動すると、参加者の皆さんは景色や植物、昆虫、鳥など俳句の種を探して公園内を散策しながら、句を詠んでいました。
句会では、参加者は俳句を2句ずつ提出し、集まった句に目を通して、自分以外の句で良いと思った句を5句ずつ選ぶと、それぞれ選んだ句を詠みながら点盛りしていき、高得点を得た句のどんなところが心に響いたのかなど、句評を行いました。
最後に、講師からの閉会の挨拶では、「私は俳句を詠んで50年以上になりますが、俳句は奥が深く、広いと感じています。自分が作る俳句を日々新しく思い、日々新しく感じる。日々詠む俳句は自分にとって新しいものです。それが俳句の楽しさなんだと思います。」と俳句の魅力についてお話しがあり、参加者の皆さんは、改めて俳句の魅力に触れるのと同時に、親睦を深め、和気あいあいとした句会となりました。
【俳句ゆかりの地、荒川区の取組】
荒川区は、松尾芭蕉だけではなく、小林一茶や正岡子規など多くの文人が訪れ、俳句を詠んだ俳句にゆかりの深い地であることから、子どもから大人まで俳句文化の裾野を広げ、豊かな俳句の心を育むことを目指して、平成27年3月に「荒川区俳句のまち宣言」を行いました。
この宣言の下、俳句文化に親しんでもらおうと、小学生が土俵上で俳句とパフォーマンスを披露しトーナメント形式で競う「奥の細道矢立初めの地子ども俳句相撲大会」や年間を通して気軽に俳句を投句できる「あらかわ俳壇」等、俳句に関する様々な事業を実施しています。
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