株式会社オービーシステムは「未来社会共創コンソーシアム」を活用した新たな取り組みを開始
株式会社オービーシステム(本社所在地:大阪市中央区、代表取締役社長:豊田利雄、以下当社)は、このたび、大阪大学 共創機構の制度である「未来社会共創コンソーシアム」を活用した新たな取り組みを始めました。
「未来社会共創コンソーシアム」は、企業と大学が共に共創課題を考えることを特徴とする産学連携のための枠組みです。
近年の生成AI技術の進化により、ソフトウエア開発のさまざまな業務において業務効率化・品質向上が見込まれています。
当社ではこれらの技術を活用した事業承継に向け、「未来社会共創コンソーシアム」の取り組みの一環としてワークショップを開催することにいたしました。
【ソフト業界を取り巻く環境の変化と方向性】
近年ソフトウエア開発で生成AIの活用が進んでおり、生産性向上や品質向上に大きな期待が寄せられています。
このような状況の中、当社では2024年10月発表の中期経営計画において「新事業の創出・拡大」を成長戦略の一つと位置付けており、「R&D・業務提携拡大による事業拡大の加速」を主要なアクションの一つとして取組んでおり、生成AIを活用したソフトウエア開発への応用や新たなビジネス創造の検討を進めています。
【大阪大学未来社会共創コンソーシアム参加の背景】
「未来社会共創コンソーシアム」は、大阪大学と産業界との共創を通して、将来の新たな社会的・学術的価値及びビジネスを社会に提供するための仕組みであり、企業が取り組む課題をベースに、社会課題の全体像の把握と本質的な問い立てを共に考え、解決のための取組みを共創する制度です。
当社の生成AIを活用した付加価値創造の取組みに新たな気づきを得る狙いでこの制度の活用を決定しました。
今回、取組みの第一段階として、大阪大学の研究者を招き、『生成AI・AGI(*)時代のソフト会社生き残り策・提供する価値』をテーマとしたワークショップを開催します。
研究者の見解や見識に対しビジネス現場者からの意見を反映・集約し、生き残り策としての新事業の創出・拡大への気づきや発見を得ることを狙いとしております。
・ 「AIを活用したソフトウエア工学」の進化・発展に、ソフトウエア開発の現場から貢献できることは何があるか。
・ 「AIを活用したソフトウエア開発」で活躍する人材の育成はどうあるべきか
などを関係者で共有しながら当社の方向性を議論していきます。
さらに、ワークショップを起点とした方向性の議論から、技術的・ビジネス的観点の両面で課題を具体化し、大阪大学の研究者と連携して共創課題の特定に進む予定です。
また、技術的課題の一例として、特に設計品質に着目した曖昧性の排除や仕様矛盾の摘出、仕様膨張性の撲滅など、AI活用による設計書の品質向上について当社ソリューションをベースに検討していく予定です。
(*)AGI:汎用人工知能(Artificial General Intelligence)

以上
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