農業の未来をアップデートするKukulcan,事業の本格展開に向けプレシリーズAで資金調達

三島を中心とした伊豆エリアを起点に、持続可能な農業モデルの確立を目指す

株式会社Kukulcan

株式会社Kukulcan(本社:東京都中央区、代表取締役:ホンリナ、以下 Kukulcan)は、農業分野における構造的課題を「農業の“判断”をテクノロジーで支える」という切り口で解決するアグリテックスタートアップとして、プレシリーズAラウンドにおける資金調達を実施したことをお知らせいたします。

本調達を通じて、農業従事者向けアプリケーションの開発をより本格化させ、地域に根差した形での社会実装を進めていきます。

今後は、現場の声を反映したプロダクトづくりを加速し、地域の皆様と共に、農業の未来を支える新しい仕組みづくりに挑戦してまいります。

資金調達の概要

会社名:株式会社Kukulcan

調達ラウンド:プレシリーズA

引受先(投資家):合同会社LtGキャピタルパートナーズ ほか

資金使途: 三島を中心とした伊豆エリア、静岡県での農業課題プロジェクトの展開

農業AIアプリケーションの検証・改善・実用化

組織体制の強化(エンジニア・事業開発 他)

調達の背景・課題認識

日本の農業は、高齢化や担い手不足、収益性の低下に加え、気候変動という新たな課題にも直面しており、その深刻さは年々増しています。

一方で、栽培・収穫・出荷といった重要な意思決定は、依然として個人の経験や勘に大きく依存しており、その知見が十分に蓄積・共有・活用されているとは言えない状況です。
この属人的な判断構造は、収量ロスや廃棄、過剰在庫といった形で顕在化し、農業全体で見れば大きな非効率コストを生み出しています。統計によると、農地での廃棄は年間約200万トンと言われています。(※1)

こうした背景のもと、農業現場における「判断」を、現実的かつ継続可能な形で支援する仕組みの構築が求められています。

Kukulcanの取り組み 農業を「意思決定の連続体」として捉える 

Kukulcanは、農業を単なる生産活動ではなく、日々の小さな判断が積み重なる「意思決定の連続体」と捉えています。 

現場で日々生じる栽培・収穫の現場を起点に、流通・加工・販売などの事業者と連携しながら、「判断」を支援し、農地で発生するロスをゼロにする仕組みをテクノロジーの力構築しています。 

農業従事者が実際に使い続けられることを前提に設計している点がKukulcanの特徴です。
生産者や地域と協働しながら、検証と改善を重ね、現場に根ざしたプロダクトを段階的に磨き上げています。

今後の展望・資金使途

今回の資金調達を通じて、Kukulcanは三島を中心とした伊豆エリアでの関係性をより一層深めながら、農業分野における構造課題の解決に取り組んでいきます。

伊豆エリアは、首都圏に近い立地でありながら、全国の地方農業と同様の課題を内包しており、実証と展開の両面において重要なフィールドだと考えています。

伊豆エリアが抱える課題認識

三島を中心とした伊豆エリアでは、以下のような課題が顕在化しています。

■若者の不在・流出

農業や地域産業に関心を持つ若者は一定数存在する一方で、実際に関われる「場」や「導線」が不足しています。 行政や関係機関には人材戦略を担う部署も存在しますが、農業分野との接続は十分とは言えない状況です。

■農業従事者の高齢化

これは全国的な傾向と同様に、当地でも深刻な課題となっており、知見や経験の継承が難しくなっています。

Kukulcanは、こうした課題を机上の議論ではなく、現場を深く知ることから始める必要があると考えています。そのためにも、三島で農業の現状を理解し、関係性を築くための時間と資金が不可欠です。

三島を中心とした伊豆エリアで進める取り組み(フェーズ設計)
 
Phase1:若者が関わる「実証フィールド」としての伊豆

まず当地を、学生や若手人材が実際の農業現場に入り込み、学びながら関与できる実証フィールドとして位置づけます。 現在、Kukulcanには農業や地域課題に関心を持つ大学生インターンが多数在籍していますが、これまで実際の農業現場で検証を行える機会は限られていました。

人手不足が深刻化する農業現場に対し、若者が継続的に関わり、現場を理解する入口をつくることを第一歩とします。これは単なる労働力補完ではなく、次世代の担い手とプロダクトの両方を育てるための土台づくりでもあります。

Phase2:栽培アシストシステムの実装拠点としての伊豆

次の段階では、当地を起点に、生産から流通までを一体で捉える新しい農業モデルの実証を進めていきます。 伊豆・三島は首都圏からのアクセスに優れ、販路や関係人口を巻き込みやすい立地であることから、現場と市場の動きを同時に検証できるフィールドとして高い適性を有しています。

若いチームが現場に入り込み、試し、直しながら育てていく実証モデルとして展開し、農業の営みに寄り添いながら、判断を支える仕組みを段階的に組み込んでいきます。

将来的には、農業従事者向けのアプリケーション提供に加え、流通・加工・百貨店等の小売・金融機関へのデータ連携・活用を通じたBtoB型の収益モデルを構築していきます。

中長期的なビジョン

Kukulcanは、

・人手不足という構造課題に対し、若い世代の流入と継続的な関与を生み出すこと

・現場で使われ続ける形で、判断を支える仕組みを定着させること

・三島や伊豆エリアで確立したモデルを、他地域・海外へと展開可能な形に磨き上げること

という段階的な成長を描いて参ります。

今回の資金調達は、その大きな一歩として、三島を中心とした伊豆地域に腰を据え、現場と向き合いながらモデルを磨き込むための基盤づくりを目的としています。

投資家コメント
合同会社LtGキャピタルパートナーズ 河田亮一様

合同会社LtGキャピタルパートナーズ 河田亮一様

Kukulcanは、2024年末にSHIZUOKA STARTUPBAYピッチイベントでの登壇をきっかけに出会いました。即日LtG Startup Studioに入居し、三島地域のプレイヤーや加和太建設の若手とつながりながら地域課題にコミットしようと挑戦し続けています。

農業という複雑で属人的になりがちな領域に対し、現場に寄り添いながらも、新進気鋭のAIとテクノロジーを駆使し、開発に勤しんでいます。多方面に強い創業メンバーが頼もしく、この地域から世界に羽ばたいてくれることを信じて今回出資に至りました。

今回の出資を通じて、同社の取り組みがより多くの地域に広がり、農業の意思決定を支え、世界に確信を巻き起こしていくことを期待しています。

株式会社Kukulcan 代表コメント

株式会社Kukulcan 代表取締役 ホンリナ

Kukulcanはこれまで、地域の皆さまと対話を重ねながら、農業現場や地域の課題に向き合ってきました。応援してくださっておりますLtG Startup Studio関係者の皆さま、加和太建設株式会社の皆さまをはじめ、地域の皆さまに心より感謝申し上げます。

今回の資金調達を機に、農業従事者向けアプリケーションの開発を本格化させ、当地を起点として、地域農業の課題解決により深くコミットして参ります。

私たちは、技術開発を目的化するのではなく、現場で本当に使われ、判断を支え続けることを何よりも大切にしています。

当地から日本全国、さらには世界へと広げていくこと。それが私たちの挑戦です。LtG Startup Studioの皆さま、そして地域の皆さまと共にあれることに感謝しつつ、一歩一歩前進して参ります。

LtG Startup Studioについて

三島から世界へ羽ばたくスタートアップを支援し、まちに新たな賑わいと挑戦する文化を育む拠点として、2021年にオープンしました。ビジネスピッチコンテストや地域の異業種交流会の開催、事業計画策定の伴走支援、高校生向けの探究学習など、多様な取り組みを展開。誰もが自由にチャレンジでき、アイデアをカタチにするための環境と機会を提供しています。

所在地:三島市大社町18-52

公式サイト:https://www.ltg-startupstudio.jp/

■会社概要

合同会社LtGキャピタルパートナーズ

代表:加和太建設株式会社

本社所在地:静岡県三島市大社町18番52号

設立:2022年8月19日

株式会社Kukulcan

代表:ホンリナ

本社所在地:東京都中央区日本橋茅場町 1丁目8−1 茅場町一丁目平和ビル3F 

URL:https://kukulcan.biz/

設立:2024年2月7日

資本金:1050万円

事業内容:農作物プラットフォームの構築

(出典)

※ 「折笠俊輔 食品ロスの現状と課題 出荷されず、畑で捨てられている農作物があるー圃場廃棄という食品ロスー」『循環と暮らし No.10』2021年

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会社概要

株式会社Kukulcan

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業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋茅場町 1丁目8−1 茅場町一丁目平和ビル3F 株式会社Antler内
電話番号
080-4237-7838
代表者名
ホンリナ
上場
未上場
資本金
1050万円
設立
2024年02月