Nonagon Capitalがシードラウンドで出資したD3 Global、シリーズAラウンドにて約39億円(2,500万ドル)の資金調達を完了

独自ブロックチェーン「Doma Protocol」の開発も発表

Nonagon Capital

Nonagon Capital(本拠地:米国サンフランシスコ・ベイエリア、ファウンディング・パートナー:岡本 和士)がシードラウンドにて出資したD3 Global(本社:アメリカ・ネヴァダ州、CEO・共同創業者:Fred Hsu)は、業界最大手のVCであるParadigmをリード投資家として迎え、シリーズAラウンドにて2,500万ドル(約39億円)の資金調達を完了したことをお知らせいたします。調達した資金は、D3 Globalの事業推進、および、独自ブロックチェーンの開発などに利用される予定です。

今回のシリーズAラウンドについて

シリーズAラウンドは、暗号資産に特化したベンチャーキャピタルのParadigmがリードしました。今回のラウンドには、ベンチャーキャピタルとしてCoinbase Ventures、エンジェル投資家としてHubSpot創業者 兼 CTOのDharmesh Shah氏、Polygonブロックチェーンの創設者であるSandeep Nailwal氏などが参画しています。

調達した資金は、独自ブロックチェーンのDoma Protocolの開発、SolanaやAvalanceなどのL1ブロックチェーンやPlumeなどのWeb3領域の主要なプレイヤーと共にDomainFiエコシステムの拡大と普及活動に使われる予定です。


DomainFiとは

DomainFiは、従来のドメイン業界の課題を解決するためのソリューションであると共に、ドメインの利活用に対する新たな視点も提供しています。 D3 Globalは、ドメインを単なるウェブアドレスではなく、流動性のあるデジタル資産として活用できる未来を実現しようとしています。そのために、DomainFiは「モダナイゼーション(近代化)、マネタイズ(収益化)、イノベーション(革新)」という3つの主要原則に基づいて開発されています。

モダナイゼーション(近代化): ドメインをトークン化することで、高速かつ安全に低コストで取引可能にします。ドメイン売買における非効率な取引プロセスを排除し、よりシームレスな仕組みを導入します。

マネタイズ(収益化): 高価値なドメインを1社が独占するのではなく、多くの人が分割して共有できるようにすることで、ドメインを多くの人が投資可能な資産に変えます。また、ドメインを担保にローンを組むといった新たな金融の仕組みも導入し、ドメイン市場の流動性を飛躍的に向上させます。

イノベーション(革新): DomainFiはオープンなインフラとして設計されており、開発者がドメインのトークン化技術を活用し、新たなアプリケーションやマーケットプレイスを構築できる環境を提供します。

これらの実現に向けた基盤として機能するのが、今回開発を発表した独自ブロックチェーンのDoma Protocolです。Doma Protocolは、ドメインの流動性を高め、デジタル資産としての活用を可能にするために設計されたブロックチェーンであり、これまで静的な資産とされてきたドメインの金融化を促進します。

Doma Protocolを活用することで、高価格で取引されるドメインを個人投資家が分割所有できるようになります。これにより、従来は一部の投資家しかアクセスできなかったドメイン資産が、より広範な市場に開放されることが期待されます。

Dome Protocolサイト:https://doma.xyz/


D3 Globalについて

D3 Globalは、ドメイン業界で長年の経験と実績を持つエキスパートによって設立されたWeb3スタートアップです。インターネット上でのコミュニケーションの根幹を担うドメインを「実社会における資産(Real-World Assets:RWA)」としてトークン化し、既存のドメイン市場における課題解決を目指しています。世界のドメイン市場はおよそ3,400億ドル(約51兆円)で、今後は2兆ドル(300兆円)規模へ成長するポテンシャルがあるといわれています。

しかし、現在のドメイン業界では、流動性の低さ(売買・移転の手続きが複雑で時間がかかる)、手数料の高さ(ドメイン仲介会社へ数十%も手数料を払う必要がある)、各種規制・手続きが標準化されていないといった課題が散在しており、企業にとっても活用しづらい面があります。その一方で、ドメインはウェブサイトの住所だけでなく、コミュニティやブランド、知的財産などの重要な価値を内包する「デジタル資産」としての意味合いを持ち始めています。このような背景から、ブロックチェーン上で利用・売買が可能なドメインを取引できるマーケットプレイス運営などの事業をD3 Globalは展開しています。

同社は世界で2,000万件以上のドメインを自社が構築したネットワークに取り込み、15社以上の主要なWeb3コミュニティと提携し、300以上のトップレベルドメイン(TLD)に対応可能な体制を整えています。大手企業が求めるグローバル規模の拡張性と信頼性を、D3 Globalはすでに備えています。

「ドメインを単なるインターネット上のアドレスではなく、金融資産として活用できる未来」に可能性を感じ、Nonagon Capitalは2023年のシードラウンドにおいて出資しました。シードラウンドのリード投資家は、Nonagon CapitalがLP出資するShima Capitalです。シードラウンドには、Lightshift、Infinite Capital、MZ Web Fundなどが参加しています。

D3の成長をさらに加速させるため、Nonagon CapitalはD3 Globalの日本市場におけるビジネス展開を支援します。具体的には、日本国内の企業との連携機会の創出や市場拡大のサポートを行い、Doma Protocolを活用したドメイン資産の新たな可能性を広げることに貢献して参ります。

各種リンク

サービスサイト:https://d3.app/

企業サイト:https://d3.inc/

Xアカウント:https://x.com/D3inc



Nonagon Capitalについて

Nonagon Capitalは、サンフランシスコ・ベイエリアに主な拠点を置く、ブロックチェーンのプロジェクトに投資を行うベンチャーファンドです。世界中のWeb3の重要なプレイヤーとネットワークを持っており、北米とアジア市場、特に日本市場を繋ぐブリッジの機能を付加価値として、世界中のインフラストラクチャー、DeFi、DAO、エンターテイメント関連のプロジェクトのシード・ステージを中心に投資を行っています。「世界的にWeb3を普及させるプロジェクトを生み出す」ことをミッションに、今後も投資活動等などを行って参ります。

公式サイト:https://www.nonagon.xyz/

ニュースレター・レポートサイト:https://report.nonagon.xyz/

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会社概要

合同会社Nonagon Capital

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URL
https://www.nonagon.xyz/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区富士見一丁目3番11号 富士見デュープレックスビズ5階
電話番号
-
代表者名
岡本和士
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年05月