茅ヶ崎市初!「こどもと虫が集う畑」が脱炭素の先進モデルに。ふるさとファーマーズが「かながわ脱炭素大賞」を受賞

耕さない農法が、人と自然を静かに結ぶ。茅ヶ崎から広がる、新しい環境活動のカタチ。

NPO法人ふるさとファーマーズ

神奈川県茅ヶ崎市芹沢を拠点に、耕さない「不耕起栽培」で田畑を再生しているNPO法人ふるさとファーマーズ。このたび、地域の農地を守りながら次世代へつなぐ活動が評価され、2026年2月3日に「かながわ脱炭素大賞」を受賞いたしました。

茅ヶ崎市内の団体としては初めての受賞であり、私たちの歩みが一つの形となりました。

2025年6月。ふるさとファーマーズ、初めての田植え。試行錯誤の中で始まった不耕起田んぼ。(神奈川県茅ヶ崎市芹沢)

ーいつも通りを続けていたら、脱炭素だったー

「環境のために」という義務感ではなく、地域の人や子どもたちが「ただ、ここにいたい」と集う。そんな日々の積み重ねが、結果として豊かな土壌を守り、地球の未来にもつながっていく。私たちの提案する「暮らしの延長にある脱炭素」のあり方が、今回、温かく認められたのだと感じています。


【名前のつかない営み:私たちの根っこ】

受賞の知らせを受け取ったとき、私たちの胸に広がったのは「何かを成し遂げた達成感」というより、”いつもの畑の時間を。続けてきたことそのままを。認めてもらえたのだな”と、すっと胸におさまるような感覚でした。

近年、「脱炭素」という言葉を耳にする機会が増えてきました。環境について考えることが、少しずつ私たちの暮らしや感覚の中に入ってきていると感じます。その一方で、「脱炭素」という言葉そのものは、社会や仕組みの中で語られることが多く、自分の暮らしの一部としてはまだ遠く感じられることもあります。

けれど、一歩畑に踏み込めば、そこには言葉の世界とは違う、穏やかな時間が流れています。

耕さない畑で、四季折々、多品目の野菜が育つ。ふるさとファーマーズの野菜畑。(神奈川県茅ヶ崎市芹沢)

この畑に来る子どもたちは、脱炭素をしに来ているわけではありません。虫に会いたくて、土に触れたくて、誰かに会いたくてここにやってきます。畑に集まる大人たちも、環境のために何かを成し遂げようと意気込んできているわけではありません。野菜を育てたい、話したい、ただここにいたい。理由はそれぞれです。

まなざしの先に、たくさんの学びがある。
遊びと営みのあいだで育つ、ファーマーズの子どもたち。

子どもも大人も、誰も二酸化炭素のことを考えながら畑に足を運んでいない。でもその時間を重ねることで、結果として土は守られ、いのちは育っていきます。


畑に立つと、私たちは「ただ自然の一部でしかない」ことを感じます。土の中には目には見えない小さないのちたちも、それぞれの時間を生きています。人が踏み入れる前からその場所には、すでに他のいのちの営みがありました。そこに人間が入り、食べるための野菜を育てさせてもらうとき、できることならその暮らしを大きく揺らさずにいたい。

耕さない畑で、力強く育つにんじん。自然の恵みに、感謝して。

ー少しだけ土を分けてもらえませんかー

ふるさとファーマーズが耕さない畑を続けているのはそんな気持ちからでした。 耕すことが悪いわけではありません。長い時間をかけて多くのいのちを支えてきた農の歴史があります。日本の食を支えてくれているその営みに敬意を払いながら、私たちは「自分たちが食べる分だけ。少しだけ」と土に寄り添う、この関わり方を選びました。

気づくと長く伸びているアスパラガス。たとえ私たちの手が離れても、土は休まず生きている。

不耕起栽培は、正解でも答えでもなく、私たちが選んだひとつの在り方にすぎません。けれど、土の中の生きものの視点に立って世界を眺めてみると、人の世界だけで考えていた悩みや行き詰まりが、ほんの少し違って見えてくることがあります。この畑は野菜を育てる場所であると同時に、立場を変えて世界を見る感覚を、そっと思い出す場所でもあります。

「ただ、ここにいたい」その気持ちからはじまる畑の時間。
次の世代へ、畑から。

今回の受賞をきっかけに、私たちの営みに共鳴し、支えてくださる方々との新しいつながりも生まれ始めています。その循環は、畑の外へ、そして次の未来へと、静かに広がっていこうとしています。ふるさとファーマーズは、これからも「暮らしの延長にある脱炭素」を、名前のつかない時間の中で、大切に育て続けていきます。

NPO法人ふるさとファーマーズ(神奈川県茅ヶ崎市芹沢)

【活動の軌跡:一歩ずつの積み重ねが、形になるまで】

私たちの「いつも通り」の営みは、多くの方々に支えられ、着実な歩みとなって地域に根ざしています。これまでの主な活動実績をご紹介します。

「第2回かながわ脱炭素大賞」大賞受賞

地域における脱炭素のフロントランナーとして、茅ヶ崎市内の団体で初めての快挙となりました。

不耕起栽培による農地再生(約6,000m2)

地域の農家さんから託された田んぼ、畑、大豆畑を「耕さない農法」で管理。土壌に炭素を蓄え、生物多様性を守りながら耕作放棄地の解消に取り組んでいます。

・多世代が集う地域コミュニティの運営

現在のメンバーは50名。年に数回開催する地域イベントには、子どもから大人まで70名を超える人々が集い、農を通じた豊かな交流が生まれています。

次世代へつなぐ環境教育

神奈川県内の小中学校や幼稚園を中心に、年間20回以上の出張授業を実施。教科書の中の「環境」ではなく、土や虫に触れる体験を通じて、子どもたちの感性を育んでいます。

日々の営みが、社会とつながった日。(神奈川県提供)
第2回かながわ脱炭素大賞表彰式。(神奈川県提供)

【畑への招待状】

この物語の続きは畑の中にあります。

私たちの「いつも通り」が、今日もそこで続いています。


NPO法人ふるさとファーマーズ

NPO法人ふるさとファーマーズ

神奈川県茅ヶ崎市を拠点に「不耕起栽培(環境再生型有機農業)」による耕作放棄地の再生や環境教育を行う団体です。小学校での出張授業や地域交流イベントの開催、地域に根ざした大規模組織やグローバル企業との連携実績を多数有しています。

現在は、脱炭素・生物多様性を軸とした「環境教育ツアー」や「CSRプログラム」の提供、社員研修の受け入れを幅広く展開。地球環境を守りながら、次世代へ「自ら食べるものを作る豊かさ」を繋ぐ活動を推進しています。


配信者名

NPO法人ふるさとファーマーズ

代表者名

代表理事 石井雅俊

所在地

神奈川県茅ヶ崎市芹沢

設立

2024年5月

URL

Instagram @furusatofarmers

お問い合わせ先

担当:片岡由佳

メール:furusatof.jimukyoku@gmail.com

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会社概要

URL
https://furusatofarmers.org
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
神奈川県茅ヶ崎市中島1123-8
電話番号
080-6718-1346
代表者名
石井雅俊
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年05月