ジャスミーラボ、GPUノードを共同運営で本格稼働

― AI時代を支える独自Layer1インフラを構築 ―

ジャスミーラボ株式会社

ジャスミーラボ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:原田浩志、プロジェクト名:JANCTION、以下「当社」)は、当社独自のLayer1ブロックチェーンを支える検証ノード専用のGPUサーバーを備えたデータセンター事業を共同運営で本格稼働いたします。

本事業で導入する GPU サーバーは、一般的なバリデータのように計算処理を担うのではなく、当社ブロックチェーン上で実行された各種タスクの結果検証に特化したノードとして運用されます。共同事業者がノードを資産として保有し、ノード構成設計・運用・監視・更新といった実務は当社が担う共同運営モデルにより、ネットワーク全体の信頼性と透明性を高めてまいります。

まずは国内の提携データセンターに検証ノードを分散配置し、ネットワークの安全性・安定性・冗長性を強化しながら、参加事業者の拡大に合わせてノード数を段階的に増やしていく計画です。


背景

世界的にデータセンターの需要は急速に拡大しています。生成AIの普及、映像や3D制作の高度化、IoT・センサーデータの増加などにより、企業が扱うデータ量と計算量はこれまでにないペースで増え続けています。

こうした大規模な処理を効率的に進めるため、生成AI、3Dレンダリング、シミュレーションなどでは、タスクを細かく分割して並列に実行するワークロードが広がっています。その一方で、分散して処理された結果の正当性を確認し、ネットワーク全体として信頼できる形で扱うための検証プロセスの重要性が高まっています。

このような背景を踏まえ、当社は分散処理の結果を確実に扱うための ブロックチェーン検証ノードを GPU ベースで提供する JANCTION の共同運営モデル を構築しました。GPU をバリデータとしてではなく、タスクの検証専用ノードとして運用することで、分散化されたワークロードの結果を高速かつ信頼性高く確認できる基盤を実現します。


ノードとは

本リリースで言う「ノード(Node)」とは、ネットワークに参加し、データの送受信や処理を行うサーバーを指します。特にブロックチェーンにおいては、

  • トランザクション(取引情報)の受け取り・検証

  • ブロックの生成や承認への参加

  • ネットワーク全体の状態を維持するための処理

などを担う重要な役割を持ちます。

JANCTIONでは、GPUサーバーを当社プラットフォームに接続することで、ノードを構成し、AI・データ処理のための計算基盤として機能させることが基本的な特徴です。これに加えて、当社独自Layer1ブロックチェーンを安定的に稼働させ、計算結果の信用性を担保するための、検証用ノードとして展開する活用できる点が特徴です。

なお、当社が提供する分散型 GPU クラウド「JANCTION GPU Pool」は生成 AI などの計算リソースを提供するサービスであり、本リリースの検証ノード用 GPU サーバーとは役割と用途が異なります。


なぜ共同事業なのか

JANCTIONのGPUノードは、「共同事業」という形を選択しています。その理由は大きく次の3点です。

1. 共同事業者にとっての意義

共同事業者は、当社が用意するデータセンター環境に自社資産として GPU ノードを導入し、JANCTION ネットワークの一部として稼働させることができます。自社で施設投資や専門運用体制を整える必要がなく、必要な台数だけを保有しながら、新しい事業領域への参加が可能になります。

ノードを資産として持つことで、将来の自社サービスやプロダクトに結びつく新たな活用の余地も広がります。

2. JANCTIONネットワーク上でのノードの機能

GPU ノードの構成設計・運用・監視・最適化といった実務は当社が担い、共同事業者はノードオーナーとしてネットワーク拡張に貢献します。

複数の共同事業者が保有するノードがネットワーク全体に分散配置されることで、Layer1 ブロックチェーンの検証基盤としての信頼性と冗長性が高まり、単独の事業者では構築できない分散ネットワークが形成されます。

3. 業界・現場にとっての意義

共同事業者は、建設・設計・コンサルティング など、幅広い分野の企業を対象としています。こうしたプレイヤーが GPU ノードを保有することで、現場課題と分散検証基盤を結びつけたユースケースが創出され、新しいサービスや実証プロジェクトを共同で立ち上げやすくなります。

このように、共同事業は、資産・運用・現場ノウハウを持ち寄って、新しいインフラとユースケースを共創するための枠組みとして位置づけています。


取り組みの概要

本格稼働したJANCTIONのGPUノードおよびストレージ基盤は、次のような特徴を持ちます。

検証ノード専用の GPU インフラ

当社が開発する独自Layer1ブロックチェーンにおける、タスク結果の検証処理に特化したGPU構成を採用しています。検証処理をGPUで高速化することで、分散タスクの結果を迅速かつ一貫したルールで確認できる環境を整えます。

共同運営モデルによる安定運用

GPUノードは共同事業者の資産として導入されますが、日々の監視・障害対応・ソフトウェアアップデートなどの運用は当社が一括して実施します。これにより、ノードを所有しながらも運用負担を最小限に抑え、安定したネットワーク参加が可能になります。

段階的な分散配置と拡張

GPUノードおよびストレージは、共同事業者の資産として導入され、日々の運用は当社が担う共同運営モデルを採用しています。まずは国内の提携データセンターから展開を開始し、利用状況や市場ニーズを踏まえながら、ノード構成や台数の見直し・増設を段階的に進めていきます。将来的には、共同事業者の事業ドメイン(、建設、設計、製造、物流など)と連携し、GPUを活用した新たなサービスやユースケースの創出も視野に入れています。


共同事業者における AI 分野での活用イメージ

当社は、今回のブロックチェーン検証ノードの共同運営を起点として、将来的には GPU を活用した AI 分野での事業展開を、共同事業者とともに段階的に広げていくことを想定しています。建設・設計における CAD デザインや各種シミュレーション、エネルギー分野における電力需要や設備負荷の予測モデル、物流・小売における需要予測や最適化など、各社の事業ドメインに応じたユースケースへの展開を視野に入れています。

さらに、JANCTION が提供する分散型 GPU システムと P2P 型の GPU 需給シェアの仕組みを土台として、共同事業者が自社独自の AI エージェントや言語モデルをクローズドな環境で運用できる基盤づくりも進めていきます。社内の PDF や規程・マニュアル、設計図書などを学習させることで、例えば次のような業務への活用を想定しています。

  • 「産休の取り方」「社内申請フロー」など、社内ルールや手続きに関する問い合わせへの自動回答

  • 他部署への問い合わせやナレッジ共有を一次的に担う、社内向けコンシェルジュ AI

  • 税務・会計・法務など、特定業務に特化した社内専用 AI(いわゆる「TAX AI」等)の活用


これにより、人手による確認や情報収集に多くの時間を割いてきた業務を、自社の情報に精通した AI が日常的に支援する世界の実現を目指します。

このように、ブロックチェーンの検証ノードを共同で保有することは、ネットワークの信頼性を支えるだけでなく、共同事業者が将来、自社の強みやデータを生かした AI サービスを展開していくための選択肢を広げる取り組みでもあります。JANCTION は、分散型 GPU システムと独自 Layer1 ブロックチェーンの両面から、その挑戦を支えるインフラとして発展していきます。


今後の展開

今後、当社は共同事業者とのパートナーシップを基盤に、JANCTION の検証ノードネットワークと、その上で動作する分散処理・AI 基盤を段階的に拡大していきます。

  • 検証ノードの拡充

    国内外のデータセンター拠点を増やし、ノード数と地理的分散度を高めることで、障害や災害に強い検証ネットワークの構築を進めます。

  • 独自Layer1ブロックチェーンとの連携強化

    タスクの配分・検証・確定までを一貫して扱えるプロトコル設計を推進し、分散タスク処理の基盤レイヤーとしての役割を強化します。

  • 産業ごとの共同プロジェクトの推進

    建設、介護、製造、物流などの領域において、共同事業者と共にユースケースの開発や実証を行い、検証ノードネットワークと AI 活用を組み合わせた新たなサービスやビジネスモデルの創出を目指します。

JANCTION を、分散タスクの結果を確実に扱い、その上で AI が安心して稼働できるインフラとして着実に発展させながら、共同事業者とともに多様な分野への応用とエコシステムの拡大を進めてまいります。
なお、JANCTION では、本取り組みに関連して GPU 検証ノードのオーナーとしてご参加いただける 「Node Sale」 を実施しています。今回のような共同事業での参画はもちろん、個人の方からのお申し込みも受け付けております。

 ご興味をお持ちの方は、下記ページより詳細をご覧ください。

Node Sale ページ:
 https://www.jasmylab.com/node-sales


JANCTIONとは

「JANCTION」は生成AIを活用した製品等を開発する中小企業向けに、正確で追跡可能なデータ入力を提供し、個人情報やプライバシーを保護する独自のブロックチェーンを開発運営しています。また、将来的な枯渇が懸念される計算資源(GPU)を分散再配置によって新たな価値を提供する分散型GPUクラウド「JANCTION GPU Pool」を展開することで、生成AI製品の品質向上、コスト削減、Web3へのシームレスな展開を支援しています。

さらに、プライバシーを担保し匿名化されたデータを提供可能な分散型データベース「Jasmy Personal Data Locker」や、デバイス管理と生産性を同時に実現する世界初の「ブロックチェーンPC」を始めとするプロダクトを展開するジャスミー株式会社が発行する、時価総額4,000億円超(2024年12月)の日本最大の暗号資産「JASMY」の、最初のインキュベーションプロジェクトです。

会社概要

 会社名:ジャスミーラボ株式会社(英文名:JasmyLab Inc.)
 所在地:〒107-0061 東京都港区北青山1-2-3-11F
 設立:2023年6月1日
 代表者:代表取締役 原田浩志
 事業内容:分散型GPUの開発運用、独自ブロックチェーンの研究開発、Web3コンサルティング

お問い合わせ先

ジャスミーラボ株式会社 広報担当:加藤
 E-mail:contact@jasmylab.com

各種リンク

・ホームページ(JP):https://www.jasmylab.com/

・GPU POOL(サービスサイト):https://www.janction.ai/home

・JANCTION LINK(サービスサイト):https://janction.link

・X(日本語):https://x.com/JanctionMGT_JP

・X(英語):https://x.com/JANCTION_Global

・Telegram:https://t.me/jasmyofficial

・Medium:https://medium.com/@JANCTION

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会社概要

ジャスミーラボ株式会社

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URL
https://www.jasmylab.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山1丁目2番3号 青山ビルディング 11F
電話番号
-
代表者名
原田浩志
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年06月