千葉大学発ベンチャーOPQRST、看護教育用AI問診「OPQRST Nurse」のクラウドファンディングで1,013,000円を調達―正式版を2026年7月2日にリリース―
看護学生・新人看護師が、外来予診と病棟申し送りをAI相手に反復練習できる学習サービス
株式会社OPQRST(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:栁田育孝)は、CAMPFIREで実施したプロジェクト「看護学生・看護師さんの問診力を鍛える、AI問診『OPQRST Nurse』の開発」において、目標金額100万円を上回る1,013,000円(達成率101%、支援者数52名)の支援をいただき、目標を達成しました。クラウドファンディングページ:https://camp-fire.jp/projects/919369/view

あわせて、看護教育用AI問診サービス「OPQRST Nurse」の正式版を、2026年7月2日(木)にリリースします。正式版では、外来予診と病棟申し送りの2つの場面を中心に、看護学生や新人看護師が予診、申し送りを24時間、何度でも練習できる環境を提供します。

開発の背景:現場に出る前に、安心して失敗できる練習の場を
看護学生や新人看護師にとって、患者さんへの予診、先輩看護師への申し送り、医師への報告などは、知識だけでなく「限られた時間で情報を整理し、相手に伝わる形で話す力」が求められる場面です。一方で、実際の臨床現場では、十分な練習機会を確保しにくく、初めての対応がそのまま実践の場になることも少なくありません。
当社が開発にあたり現役看護師20名にヒアリングしたところ、65%が新人時代に「コミュニケーションの練習機会」を求めていたと回答しました。こうした声を踏まえ、OPQRST Nurseは、学習者が心理的負担を抑えながら、予診や申し送りを繰り返し練習できるサービスとして開発されました。
OPQRST Nurseの概要
OPQRST Nurseは、医師向けAI問診サービス「OPQRST」で培った知見をもとに、看護職の学習場面に特化して開発したAIトレーニングサービスです。症例はすべて学習用に作成した仮想症例であり、学習者はAIとの対話を通じて、患者さんから必要な情報を聞き取る力、得られた情報を整理して申し送る力を養うことができます。
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外来予診の練習:呼吸困難、発熱、めまい、不眠、食思不振、倦怠感、胸痛、腹痛など、外来で遭遇しやすい30主訴に対応します。
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病棟申し送りの練習:発熱、呼吸困難、胸痛、意識障害、転倒、けいれん、アナフィラキシーなど、病棟での報告・申し送りにつながる20症状に対応します。
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AIによる即時フィードバック:対話内容をもとに、情報収集や報告内容の不足点を振り返ることができます。
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指導者の負担軽減:対話履歴を保存できるため、学習者の自己学習や振り返りに加え、教育者による指導にも活用できます。


外来予診:AI模擬患者との対話で、問診の流れを身につける
外来予診では、AI模擬患者に対して、主訴、経過、随伴症状、既往歴、服薬状況、生活背景などを聞き取ります。患者さんの性格や背景も設定されているため、教科書的な一問一答だけではなく、実際の現場に近い対話の流れを意識して練習できます。


病棟申し送り:SBARに沿って、必要な情報を整理して伝える
病棟申し送りでは、AI看護師を相手に、患者さんの状況を整理して伝える練習ができます。SBAR(Situation:状況、Background:背景、Assessment:評価、Recommendation:提案)の考え方に沿って、何を優先して伝えるべきか、どの情報が不足しているかを学ぶことができます。
実際の臨床場面と同様に、学習者は提示された情報をすべて読み上げるのではなく、必要な情報を取捨選択し、相手に伝わる形で要約することが求められます。AIとのやり取りを通じて、自分の報告の癖や不足点に気づき、実践前の準備を行えます。
料金プラン・利用開始について
クラウドファンディングの支援者には、リターンとして先行体験を提供しています。また、無料登録(Googleアカウントが必要)により、どなたでも無料デモを体験できます。正式版では、有料登録によって、外来予診や病棟申し送りのトレーニングを、いつでも、どこでも、何度でも利用できます。
個人向けには、外来予診を中心に練習できるBasicプランと、外来予診に加えて病棟申し送りにも取り組めるStandardプランを用意しています。契約期間は1カ月、3カ月、1年から選択でき、3カ月・1年契約では割引を設定する予定です。看護学生や新人看護師にも利用しやすい料金体系を目指しています。
法人プランでは、高校、専門学校、大学、病院などでの教育目的の導入について、個別に相談を受け付けます。授業、実習前トレーニング、新人看護師研修、院内教育などでの活用を想定しています。

今後の展開
OPQRST Nurseでは、外来予診と病棟申し送りを起点に、看護学生・新人看護師が段階的にコミュニケーション能力を高められる学習環境を整備していきます。今後は、医師への報告、患者家族への説明、急変時対応、退院支援など、看護師が臨床現場で直面する多様なコミュニケーション場面への拡張も検討しています。
代表取締役社長 栁田 育孝(医師・医学博士)のコメント
「私たちが学生の頃に、こんなサービスがあったら良かったのに」という想いから始まった挑戦が、多くの方々のご支援によって形になろうとしています。今回いただいた1,013,000円のご支援は、単なる資金ではなく、看護教育の未来をより良くしてほしいという期待の表れだと受け止めています。
OPQRST Nurseを通じて、看護学生や新人看護師が患者さんの前に立つ前に十分な練習を重ね、自信をもってコミュニケーションできるよう支援していきます。千葉大学発ベンチャーとして、AIを活用した医療教育の新しい学習環境を、着実に社会実装してまいります。」
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