犯罪防止・更生保護に関する社会課題解決を目指し、ICHI INC.と誠進堂が協定を締結

〜少年院を出院した少年少女の生活拠点や学びの機会を支援〜

株式会社一

2025年12月17日 13時05分

「10代の犯罪を減らす」をミッションに掲げる株式会社一（ICHI INC.）（京都市、代表：中馬一登）は、外壁塗装とリフォームを手がける株式会社誠進堂（滋賀県大津市、代表：松村洋平）と「HIGH HOPE に関する協定書」を締結しました。

誠進堂さまの協力により、犯罪防止及び更生保護に関する社会課題解決を行う HIGH HOPE 事業の展開を加速し、共に社会的価値の創出を図ることを目的としています。

協定により実現すること

SEISHINDO HOUSE

SEISHINDO HOUSEは、少年院を出院した少年少女が社会で新しい挑戦を始めるための生活拠点です。すでに2025年10月より、1人目の挑戦者となる少年が京都で暮らし始めました。

彼が自律し、社会に希望を生み出す人になるために、引っ越し費用、自立するまでの家賃補助、ノートパソコンの支給、お米の支給をサポートいただいています。
学びの機会のシェア

SEISHINDO HOUSE で暮らす少年少女が、誠進堂さまの研修やイベントに参加し、社員の皆さまと共に学ばせていただきます。

少年たちは皆さまの姿から刺激を受け、仕事への向き合い方や本気でチャレンジする生き方を学びます。また、自分を受け入れ、応援してくれる人たちのあたたかさに触れ、自己肯定感と将来への希望を育みます。
少年少女による活動報告会

SEISHINDO HOUSE で暮らす少年が、誠進堂の社員の皆さまに向けて、活動報告と感謝とお伝えします。皆さまのご支援が、一人の若者の人生をどう変えたのか、どんな社会的価値を生んだのか、生の声をお伝えします。

少年の生い立ちや犯罪にいたる経緯を本人が語り、犯罪や非行をめぐる社会の現状を感じていただきます。
少年院・刑務所での講話や交流

誠進堂の社員さまと共に少年院・刑務所を訪問し、施設見学と、少年少女や受刑者、職員の方々との交流を行います。現場での体験を通して、社会課題や多様性への理解を深めていただきます。

協定の内容

下記の事項について、誠進堂さまにご協力をいただきます。

少年院・刑務所を出院・出所した若者の住居・生活・キャリア支援に関すること
少年院・刑務所での講話やプログラム実施に関すること
刑務作業製品のブランド開発に関すること
犯罪防止・更生保護の認知を広げる広報活動に関すること
社会課題解決に資する共同事業開発に関すること
その他、目的達成のため必要な事項

株式会社誠進堂代表取締役松村洋平さまメッセージ

僕たちは、会社の利益の1割を社会貢献活動に使うと決めています。自分たちの頑張りによって喜んでくれる若者たちがいたり、少しでも役に立てたら、会社のメンバーも誇りに思えるじゃないですか。いいことしたら、自分たちのエネルギーになるんです。

なので、HIGH HOPEの更生保護・再犯防止の活動を応援“させてもらっている”ことに、むしろ感謝しています。中馬くんは日本を代表する社会起業家だと思っていますし、その志を信頼しています。

誠進堂は、日本の精神性を大事に、建造物の補修・保全の領域で海外への事業展開を目指します。人材育成や市場開拓の面で連携し、HIGH HOPEと共に世界へ挑戦していければと思います。

株式会社誠進堂　代表取締役　松村洋平

株式会社一　代表取締役　中馬一登より

僕たちが経済合理性が低いとされる社会課題の解決に全力で挑戦することができているのは、誠進堂さんのご支援のおかげです。本当にありがとうございます。

6〜7年前に出会った時から、洋平くんは経営センスと社会性のバランスが素晴らしい経営者だと感じています。設立から5年で売上20億円を達成するという急成長を遂げながら、同時に「社員満足度日本一」を掲げて日々体現している。

改めて今後の構想を伺って、誠進堂さんと一のビジョンが重なる部分が見えました。僕たちは海外の少年院・刑務所と連携して、世界の犯罪を減らす。誠進堂さんは、日本が誇る修繕の技術で世界の文化遺産や歴史的建造物を守る。職人の育成や技術の継承において HIGH HOPE事業のプログラムや人材を活用いただけるよう、できる限りの協力をさせていただきます。日本から世界を良くするサービスを、共に生み出していきましょう！

株式会社一　代表取締役　中馬一登