福井初開催「第34回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム」に参加します

~株式会社日本ピーエス、インフラを支えるプレストレストコンクリート技術の全国シンポジウムに出展と講演~

株式会社 日本ピーエス

株式会社日本ピーエス(本社:福井県敦賀市)は、10月23日・24日に福井市で開催される「第34回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム」において、グループ企業を含む9件の技術講演と展示ブースに出展を行います。

創業70年を超える当社の本拠地で初開催される全国規模のシンポジウムを通じて、持続可能な社会インフラの未来像を提案します。ブース出展では、環境負荷低減技術から非破壊検査の最新手法まで、次世代のプレストレストコンクリートに関する技術を一堂に紹介します。皆さまのご来場をお待ちしています。

シンポジウム参加の意義

第34回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウムが、当社の本社所在地である福井県で初開催されます。創業以来70年以上にわたり、全国各地でプレストレストコンクリート(Prestressed Concrete 以下PCと略)技術を培ってきた当社にとって、今回のシンポジウムは特別な意味を持ちます。

このシンポジウムは、学術・技術に関する最新の情報を講演者・参加者が学び、共有することにより、プレストレストコンクリート技術のさらなる発展を図ることを目的としています。全国から技術者・研究者が集まり、PC技術の課題や可能性について活発な議論が行われる場となります。

シンポジウム期間中には、当社が手掛けた十郷橋(福井県坂井市)など、県内のPC構造物見学会も予定されています。当社としては、この機会を通じて、社会インフラを担う重要な技術であるプレストレストコンクリートの技術発信を行うとともに、地域の建設業の活性化や次世代技術者の育成にも貢献できればと考えています。


開催概要

  • イベント名称:第34回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム

  • 開催日時:2025年10月23日(木)・24日(金)

  • 開催場所:フェニックス・プラザ(福井市民福祉会館)

  • 主催: (公社)プレストレストコンクリート工学会

  • 公式サイト:https://jpci.or.jp/events/pc-sympo/upcoming-event-2025/

【講演の見どころ】

当社グループからは、環境負荷低減から品質管理、非破壊検査技術まで、幅広いテーマで計9件の技術発表を行います。

■株式会社日本ピーエス

「PC工場におけるPCaPC床版の生産性向上および環境負荷低減について」中川 真文

「PC圧着構造によるフルプレキャスト桟橋の施工」小西 航平

「PC3室箱桁橋のコンクリート打込み・養生・緊張管理における品質確保」奥田 敏貴

「供用中の道路に隣接した狭所での二組桁架設方法の報告」迫 美乃

「広帯域超音波法の伝播波の指向性を考慮した鉛直PC鋼棒のグラウト充填評価」栗原 勇樹

「PC合成桁橋の床版打換え工事におけるひび割れ抑制対策」清水 久満

「供用55年で撤去されたPC歩道橋の詳細調査」石田 耀世

「PC鋼材の配置状況が超音波反射法に与える影響」角田 貴也

■株式会社エッチアンドビーシステム

「超音波反射波の位相情報に基づくPCグラウト充填評価手法の検討」木下 尚宜

【技術展示の見どころ】

シンポジウム会場内の当社ブースでは、最新のPC技術と循環型社会の確立への取り組みを紹介します。主な展示内容は以下の通りです。

最新のPC技術の展示

PC-unit 桟橋工法®:港湾構造物の省力化・省人化、品質・安全性向上を実現したプレキャスト桟橋工法を紹介。

スーパープレテン®:高強度コンクリートと高強度PC鋼材を組み合わせた当社独自の工法を紹介。構造物の長寿命化と経済性向上を両立する技術です。


循環型社会の確立への挑戦

プレキャスト製品の生産性向上:自動化技術・省力化技術を導入し、生産性向上を図った製造プロセスを紹介。

非破壊検査技術による橋梁の維持管理への取組み(㈱エッチアンドビーシステム):広帯域超音波法「WUT」を用いたPCグラウト充填調査を含めた当社グループの取り組みを紹介。

デジタルツインによる橋梁の維持管理プラットフォームへの取組み:当社グループで開発に取り組んでいるデジタルツイン技術を用いた開発中の維持管理プラットフォームを紹介。

自家消費型太陽光発電システム・蓄電池の導入:当社工場でのCO₂削減に貢献する再生可能エネルギーの活用事例を紹介。

サーキュラーエコノミーへの取り組み:プレストレスト構造物のライフサイクルをトータルでプロデュースする当社の取り組みを紹介。

映像コーナー

シアター映像:当社の技術と施工実績を臨場感あふれる映像でご覧いただけます。

技術紹介:グループ会社の最新技術を動画で紹介いたします。

※展示内容は変更になる場合があります。

参加申込情報

参加費 ※シンポジウム当日受付

[会員] 一般: 18,000円(税込)、学生:当日5,000円(税込)

[非会員] 一般: 23,000円(税込)、学生: 10,000円(税込)

詳細および申込方法は公式サイト(https://jpci.or.jp/events/pc-sympo/upcoming-event-2025/) をご覧ください。

報道関係者の皆様へ

当社展示ブース取材について

・展示ブース(技術展示・映像コーナー含む)での取材・撮影が可能です

・当社社員へのインタビューも対応いたします

※シンポジウム全体や他社に関する取材については、主催者である(公社)プレストレストコンクリート工学会へお問い合わせください。



【株式会社日本ピーエス会社概要】

当社は1953年(昭和28年)日本初のポストテンション工法によるプレストレストコンクリート(PC)橋「十郷橋」(選奨土木遺産:福井県坂井市)を完成させ、以来16,000橋を超えるPC橋梁を全国で作り、日本のインフラ整備に貢献してまいりました。近年、インフラの老朽化への対応が求められている中、当社はPC橋で「社会課題の解決」を通じて日本の安心安全を提供してまいります。

https://nipponps.co.jp/

社名:株式会社日本ピーエス

所在地:914-0027 福井県敦賀市若泉町3番地

設立:1952年(昭和27)年4月1日

代表氏名:有馬 浩史

事業内容:プレストレストコンクリート製品の設計・施工・製造・販売

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社日本ピーエス 経営企画室 広報担当:桜井

Email:kouhou@nipponps.co.jp

Appendix

■用語解説

プレストレストコンクリート(PC): コンクリートにあらかじめ圧縮力を与えることで、引張強度の弱点を補い、耐久性と強度を高めた建設技術。橋梁や大型構造物に広く用いられ、長スパン構造や薄肉部材の実現を可能にします。

プレキャスト: 構造物の部材を工場で事前製作し、現場では組立・接合のみを行う工法。品質の安定化、工期短縮、環境負荷低減などの利点があります。[陽髙1]

グラウト: PC鋼材を保護するために、シース(管)内に充填する特殊なセメントペースト。鋼材の防錆効果とコンクリートとの一体化を図り、構造物の耐久性向上に重要な役割を果たします。

「WUT」(Wide-range Ultrasonic Testing): 当社グループ会社である㈱エッチアンドビーシステムが開発した非破壊検査技術。広帯域超音波を用いてコンクリート構造物内部の欠陥や劣化を高精度に検出し、目視では確認できない内部状態を可視化します。従来技術より広範囲かつ詳細な検査が可能です。

■福井県の当社施工実績例:

十郷橋…国内初のポストテンション方式のPC道路橋であり、PC技術の起源のひとつ。土木学会の選奨土木遺産。
新九頭竜橋…北陸新幹線の線路と県道が下部工一体構造となっている全国区初の橋梁。当社は上部工の道路橋(左岸側・右岸側)の施工を担当。

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ビジネスカテゴリ
建設・土木
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会社概要

株式会社 日本ピーエス

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URL
https://nipponps.co.jp/
業種
建設業
本社所在地
福井県敦賀市若泉町3番地
電話番号
0770-22-1400
代表者名
有馬 浩史
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1952年04月