最新FPGA Xilinx® Kintex™-7搭載高周波基板開発にキョウデンがケイデンス製品 Allegroとサイバネットの基板解析サポートサービスを採用
~最新FPGA搭載の高速インタフェースプラットフォームボード開発にサイバネットが設計/解析ツール、コンサルティングを提供~
サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、株式会社キョウデン(本社:長野県上伊那郡、以下「キョウデン」)の高周波基板製造の技術開発を目的としたAutobahn(アウトバーン)プロジェクトにおいて、サイバネットが販売・サポートするケイデンス・デザイン・システムズ社(Cadence Design Systems, Inc.)製品のAllegro(アレグロ)とともに、サイバネットの基板解析サポートサービスが採用されたことをお知らせいたします。
近年、開発製品の高機能・小型化といった高度化に伴い、電子機器製造業各社は短期間且つ低コストでの複雑なシステム開発においてFPGA(※1)の活用が不可欠となっております。
また、FPGAを用いたシステムが急増するにつれ、必然的に、高速・高密度・多層のプリント基板設計における様々な課題への取組みが急務となっており、プリント基板上での信号品質の保証やEMI(※2)抑制の取組みだけではなく、その上流工程との協調や円滑なエンジニア間の意思疎通が、システム全体の成功を左右しております。
このAutobahnプロジェクトは3社共同によるもので、プロジェクトオーナーのキョウデンが基板設計・製造・実装、東京エレクトロン デバイス株式会社が回路・FPGA設計、サイバネットが基板の解析を担当いたしました。
今回のサイバネットの基板解析サポートサービスは、各種解析結果から得られた対策を設計段階でフィードバックすることにより、実機試作によるカット&トライを繰り返すことなく、効率的に製品化に結びつけることを実現いたしました。
基板解析サポートを行った主な解析項目は下記のとおりです。
・SI(シグナルインテグリティ)解析
・高周波電磁界解析
・PI(パワーインテグリティ)解析
・EMI(放射ノイズ)対策解析
またこれらの解析を行うために、ケイデンス社製Allegro PCB SI・ANSYS社製 HFSS・
日本電気社製 DEMITASNX/PIStreamを使用いたしました。
これらの解析ツールを使用して開発された高速インターフェイスプラットフォームボード-Autobahn-K7は、SFP+(※3)などのインターフェイスを有した基板開発のアートワーク設計をAllegroで行い、低誘電/低誘電正接基材とバックドリル工法を組み合わせた基板製造や、FMCコネクタ(※4)などに代表される難易度の高い実装技術を取り入れております。
注釈
※1:FPGA:Field Programmable Gate Arrayの略で、プログラミングが可能な集積回路のこと。
※2:EMI:電磁放射妨害 電気・電子回路の動作に伴って発生する電磁波、高周波電流または電圧が、他の電気・電子回路の動作に干渉し、妨害すること。特に電波受信機器への妨害が問題とされる。
※3:SFP+:Small Form-Factor Pluggable Plusの略でイーサネット準拠の業界最小クラス次世代型トランシーバ モジュールのこと。
※4:FMCコネクタ:FPGA Mezzanine Card (FPGA メザニンカード)規格に基づくXilinx社のFPGA用標準インターフェースコネクタのこと。
■Autobahn-K7仕様
FPGA:Kintex-7 (XC7K325T-2FFG900) 搭載
メモリ:DDR3-1866
I/O:SFP+(10.3125Gbps), SATA3(6.6Gbps), PCI Express Gen2(5Gbps), FMC(6.6Gbps) etc.
Autobahn-K7の販売開始時期及び価格に関する詳細については、6月初旬にキョウデンの下記サイトで掲載を予定しております。
http://www.kyoden.co.jp/
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セミナーのお知らせ
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このAutobahn-K7開発プロジェクト設計現場をセミナー形式にて紹介いたします。実際に直面した問題、その克服方法、解析手法、実測値と解析値の比較など、「設計現場」の声をお届けするセミナーを5月15日(火)大阪、5月18日(金)東京にて開催いたします。ぜひ、この機会に本イベントにご参加ください。
詳細及びお申し込みは下記URLをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/eda/seminar_event/special/system-design.html
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キョウデンについて
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株式会社キョウデンは、デジタル家電から通信、映像機器をはじめ、様々な産業機器や一般民生製品に欠かすことの出来ないプリント基板の総合メーカーです。当社は『製造業を手段とし、サービス業を目的とする』 を経営理念に掲げ、設計開発から量産(EMS)まで完全一貫支援体制を構築し、トータルソリューション プロバイダー(TSP)として、プリント基板を主軸としたソリューションサービスを提供しております。
詳細は下記Webサイトをご覧ください。
http://www.kyoden.co.jp/
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サイバネットについて
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サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(※)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。
電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、医療、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、電子回路設計、汎用可視化処理、医用画像処理など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
また、ビジネスプロセスの効率化を実現する各種ソフトウェアの提供や、個人情報や秘密情報などの漏洩・不正アクセス対策、データのアーカイブと保護、認証強化などでクライアントPC・サーバのセキュリティレベルを向上させるITソリューションの提供をしております。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/
※CAE(Computer Aided Engineering):「ものづくり」における研究・開発時に、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上の試作品でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすと共に、様々な問題をもれなく多方面に亘って予想・解決し、試作実験による廃材を激減させる環境に配慮した「ものづくり」の実現に貢献する。
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本件に関するお問い合わせ:サイバネットシステム株式会社
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●内容について
EDA事業部 EDA営業部/卜部・松川
TEL:03-5297-3324 E-MAIL:eda@cybernet.co.jp
●報道の方は
広報室/渡辺
TEL:03-5297-3066 E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp
サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、株式会社キョウデン(本社:長野県上伊那郡、以下「キョウデン」)の高周波基板製造の技術開発を目的としたAutobahn(アウトバーン)プロジェクトにおいて、サイバネットが販売・サポートするケイデンス・デザイン・システムズ社(Cadence Design Systems, Inc.)製品のAllegro(アレグロ)とともに、サイバネットの基板解析サポートサービスが採用されたことをお知らせいたします。
近年、開発製品の高機能・小型化といった高度化に伴い、電子機器製造業各社は短期間且つ低コストでの複雑なシステム開発においてFPGA(※1)の活用が不可欠となっております。
また、FPGAを用いたシステムが急増するにつれ、必然的に、高速・高密度・多層のプリント基板設計における様々な課題への取組みが急務となっており、プリント基板上での信号品質の保証やEMI(※2)抑制の取組みだけではなく、その上流工程との協調や円滑なエンジニア間の意思疎通が、システム全体の成功を左右しております。
このAutobahnプロジェクトは3社共同によるもので、プロジェクトオーナーのキョウデンが基板設計・製造・実装、東京エレクトロン デバイス株式会社が回路・FPGA設計、サイバネットが基板の解析を担当いたしました。
今回のサイバネットの基板解析サポートサービスは、各種解析結果から得られた対策を設計段階でフィードバックすることにより、実機試作によるカット&トライを繰り返すことなく、効率的に製品化に結びつけることを実現いたしました。
基板解析サポートを行った主な解析項目は下記のとおりです。
・SI(シグナルインテグリティ)解析
・高周波電磁界解析
・PI(パワーインテグリティ)解析
・EMI(放射ノイズ)対策解析
またこれらの解析を行うために、ケイデンス社製Allegro PCB SI・ANSYS社製 HFSS・
日本電気社製 DEMITASNX/PIStreamを使用いたしました。
これらの解析ツールを使用して開発された高速インターフェイスプラットフォームボード-Autobahn-K7は、SFP+(※3)などのインターフェイスを有した基板開発のアートワーク設計をAllegroで行い、低誘電/低誘電正接基材とバックドリル工法を組み合わせた基板製造や、FMCコネクタ(※4)などに代表される難易度の高い実装技術を取り入れております。
注釈
※1:FPGA:Field Programmable Gate Arrayの略で、プログラミングが可能な集積回路のこと。
※2:EMI:電磁放射妨害 電気・電子回路の動作に伴って発生する電磁波、高周波電流または電圧が、他の電気・電子回路の動作に干渉し、妨害すること。特に電波受信機器への妨害が問題とされる。
※3:SFP+:Small Form-Factor Pluggable Plusの略でイーサネット準拠の業界最小クラス次世代型トランシーバ モジュールのこと。
※4:FMCコネクタ:FPGA Mezzanine Card (FPGA メザニンカード)規格に基づくXilinx社のFPGA用標準インターフェースコネクタのこと。
■Autobahn-K7仕様
FPGA:Kintex-7 (XC7K325T-2FFG900) 搭載
メモリ:DDR3-1866
I/O:SFP+(10.3125Gbps), SATA3(6.6Gbps), PCI Express Gen2(5Gbps), FMC(6.6Gbps) etc.
Autobahn-K7の販売開始時期及び価格に関する詳細については、6月初旬にキョウデンの下記サイトで掲載を予定しております。
http://www.kyoden.co.jp/
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セミナーのお知らせ
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このAutobahn-K7開発プロジェクト設計現場をセミナー形式にて紹介いたします。実際に直面した問題、その克服方法、解析手法、実測値と解析値の比較など、「設計現場」の声をお届けするセミナーを5月15日(火)大阪、5月18日(金)東京にて開催いたします。ぜひ、この機会に本イベントにご参加ください。
詳細及びお申し込みは下記URLをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/eda/seminar_event/special/system-design.html
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キョウデンについて
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株式会社キョウデンは、デジタル家電から通信、映像機器をはじめ、様々な産業機器や一般民生製品に欠かすことの出来ないプリント基板の総合メーカーです。当社は『製造業を手段とし、サービス業を目的とする』 を経営理念に掲げ、設計開発から量産(EMS)まで完全一貫支援体制を構築し、トータルソリューション プロバイダー(TSP)として、プリント基板を主軸としたソリューションサービスを提供しております。
詳細は下記Webサイトをご覧ください。
http://www.kyoden.co.jp/
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サイバネットについて
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サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(※)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。
電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、医療、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、電子回路設計、汎用可視化処理、医用画像処理など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
また、ビジネスプロセスの効率化を実現する各種ソフトウェアの提供や、個人情報や秘密情報などの漏洩・不正アクセス対策、データのアーカイブと保護、認証強化などでクライアントPC・サーバのセキュリティレベルを向上させるITソリューションの提供をしております。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/
※CAE(Computer Aided Engineering):「ものづくり」における研究・開発時に、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上の試作品でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすと共に、様々な問題をもれなく多方面に亘って予想・解決し、試作実験による廃材を激減させる環境に配慮した「ものづくり」の実現に貢献する。
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本件に関するお問い合わせ:サイバネットシステム株式会社
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●内容について
EDA事業部 EDA営業部/卜部・松川
TEL:03-5297-3324 E-MAIL:eda@cybernet.co.jp
●報道の方は
広報室/渡辺
TEL:03-5297-3066 E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp
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