“今晩ベッドに入る前に、ベッドがない10,000人の事を思い出してください”
ホームレスを取り巻く問題への社会的な関心の喚起を目的に、ホームレスの人々が普段寝ている場所をモチーフにしたベッドを制作 ベッド制作の資金調達に向け、クラウド・ファンディングを開始
https://readyfor.jp/projects/hbc
日本の「ホームレス」を取り巻く環境は、生活費の上昇や産業構造の変化、街の再開発にともなう立ち退き等により、年々厳しいものになってきています。大都市では日が暮れると、いまだ多くの「ホームレス」が路上で寝る姿を見かけます。その数は統計によれば全国で6541人(2015年1月厚労省「ホームレス概数調査」)と言われています。しかし調査が昼間に目視でおこなわれていることを考えると、実際には1万人以上と推定できます。彼らの自立へのハードルは依然として高く、また、誤った情報の発信によりほとんどの人々はその事実に気がついていません。
そこで、日本の貧困問題、ホームレス問題について取り組む認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいと、広告会社として社会貢献活動を促進するオグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンは、この問題をより多くの人に認識してもらうための取り組みを共同で展開したいと考えました。本取り組みの中心となるのは、4月以降に予定されている大型家具量販店でのイベントで、「ホームレス」の人々が普段寝ている場所をモチーフにして制作されたベッドの展示です。アスファルトのベッドやタイルのベッド、そして雑草をあしらったベッドなど、「ホームレス」の人々が生活している場所の素材を使用したベッドを制作し、みなさまに見ていただきます。「ホームレス」の人々が寝泊まりする環境を再現したベッドを通じて、より多くの人に「ホームレス」問題に関心をもってもらうことができるのではないと考えています。
今回、この展示用のベッドを制作するための資金を調達にあたり、クラウド・ファンディングの仕組みを活用します。このユニークなベッドの制作を通じて、ホームレス問題の認知度をあげる試みに、一般の皆様の積極的な参加を期待しています。本プロジェクトに寄せられたすべての募金はこのベッドの制作にあてられます。ホームレス問題をより多くの人に認識してもらうため、寝る場所がない人たちがより良い環境で睡眠をとるためにも、一般の皆様のご支援いただきたいと考えています。
■クラウド・ファンディングの実施について
3月18日より日本の代表的なクラウド・ファンディングのプラットフォームである「readyfor」にて募金を開始します。このクラウド・ファンディングで集められた資金は全てベッド制作にあてられます。
企画タイトル:日本に一万人以上いるホームレス問題を訴えるベッドを制作したい
URL:https://readyfor.jp/projects/hbc
※本プロジェクトへのご支援は「認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい」へではなく、プロジェクトそのものへのご寄附となるため、税額控除等はご利用できません。詳細はお問い合わせ下さい。
認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいについて
認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいは、2001年の設立以来、生活困窮者に対する相談支援や政策提言をおこなってきました。住まいを失った方を支援する「入居支援事業」、生活に困窮された方に対する支援として年間のべ3000件を受けている「生活相談・支援事業」、アパート入居後の孤立化を防ぐための居場所作り「交流事業」、地方自治体などの公的機関に対して社会的弱者である当事者の立場から提言を行う「広報・啓発事業」の主に四事業を行っています。
http://www.npomoyai.or.jp/
Ogilvy & Mather(オグルヴィ・アンド・メイザー)について
オグルヴィ・アンド・メイザーは、世界最大手のマーケティング・コミュニケーション会社の一つです。WPP Group plc (NASDAQ: WPPGY)に属し、世界126カ国500以上のオフィスのネットワークを通じて、フォーチュン・グローバル500社に入る企業、及び国内の企業にサービスを提供しています。
オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンは、オグルヴィ・アンド・メイザー・ワールドワイドの100%子会社として1995年に設立。広告、パブリック・リレーションズ&パブリック・アフェアーズ、ブランディング、ショッパー&リテールマーケティング、ダイレクト・マーケティング、デジタル・マーケティング、リレーションシップ・マーケティング、インタラクティブ、セールスプロモーションなど各種マーケティングリューションブランドを傘下に有し、クライアントのニーズにワンストップでお応えできる体制を整えています。
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