フランス人写真家がとらえた日本の祝祭の仮装ポートレート写真集「YOKAI NO SHIMA」発売!
今春、銀座メゾンエルメスフォーラムで開催された個展で発表され、大好評を博した新シリーズ、待望の写真集化!
本書の著者であるフランス人写真家、シャルル・フレジェは、世界各地の装束ー民族衣装や伝統衣装、習わし、儀式、祭礼のためのコスチュームなどーをシリーズで撮影し、それぞれの土地に潜む多様な人間の営みを、人類学的、民俗学的にも興味深いポートレートとして収め続けています。代表作のヨーロッパ各地の伝統的な祝祭の儀式に登場する「獣人(ワイルドマン)」と呼ばれる熊や山羊、悪魔や擬人的なキャラクターを撮影したシリーズは写真集にもなり、日本のナマハゲを彷彿とさせる、奇抜で恐ろしくも滑稽なビジュアルは、ここ日本でも大きな話題を呼びました。
このヨーロッパ全土に残る冬の祝祭と日本の歳神文化との共通点からフレジェの興味は日本へ向かい、日本を訪れて新たな展開を試みました。それが本書『YOKAI NO SHIMA』に収められているシリーズです。フレジェは北は秋田から南は沖縄の離島まで全国58か所を取材し、日本列島を取り巻く自然に宿る、力強く奇怪で日本固有の仮面神や来訪神や鬼たちを写真に収めました。
写真家の方法論によって写真に収められた神や鬼たちは、この島の風習や伝統とは切り離された存在となっています。だからこそ逆に、神や鬼、あやかし、もののけなどとヒトが共存する我々の世界の不思議さ、面白さが浮かび上がります。"YOKAI NO SHIMA"は、外から来た者の目を通すことで、我々現代人が忘れかけているあちらの世界の存在と、その交流の記憶を思い起こさせてくれます。
■書籍情報
発行日:2016年6月29日
書名:YOKAI NO SHIMA 日本の祝祭ー万物に宿る神々の仮装
著者:シャルル・フレジェ
判型:B5変型・上製
総頁:256頁
定価:本体3,800円+税
ISBN:978-48612-529-2 C0072
■寄稿
伊藤俊治 清らかな妖怪ー日本人の精神性と祭り、そしてシャルル・フレジェ『YOKAI NO SHIMA』
畑中章宏 日本の祭りに来訪するもの
■著者プロフィール
シャルル・フレジェ
フランスのルーアンを拠点に活躍する世界的に評価の高い写真家。主な作品集に『Empire』(2010年)、『WILLDER MANN 欧州の獣人 仮装する原始の名残』(2012年)、『portraits in Lace:Breton Women』(2015年)等がある。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ダウンロード