インドの学生就活支援へ、AIテクノロジーマッチングを駆使した就職支援サイト「Cognavi」をオープン

株式会社フォーラムエンジニアリング(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤 勉、以下「当社」)のインド子会社であるCognavi India Private Limited(本社:インド国タミル・ナドゥ州、Managing Director:関野 光剛、Varun Modgill、以下、「コグナビインディア」)は、6月22日、インドにジョブポータルサイト「Cognavi(コグナビ)」をオープンしました。AI(人工知能)マッチング技術を活用したジョブポータルサイトはインドでは初めてとなります(※1)。「Cognavi」はまず、インドにおける新卒学生の就職活動を支援するサイトとしてオープンします。
(※1)2022年10月、インド国内における「ジョブポータルサイト」として、コグナビインディア調べ

“ヒューマンAI” 画面


インドでは毎年、日本の約12倍に相当する735万人の学生が大学を卒業しています(出典: 文部科学省「2022年度学校基本調査」、ジェトロ「2021年3月高度人材調査」より)。しかし、新卒学生の就職率は40%程度にとどまっています(※2)。新卒学生数に比べて就職先がまだ少ないこと、インド新卒学生とインド企業を直接つなぐインフラがまだ整備されていないことなどがその背景にあります。現在インドでは、就職を希望する学生と採用を希望する企業との橋渡しを大学の就職課が行っており、インドの新卒学生は限られた情報の中で、就職を決めるという重要な選択を迫られています。コグナビインディアはこの点に着目し、「Cognavi」を通じてインドの新卒学生と企業を結ぶ就活インフラになることを目指しています。コグナビインディアでは、日本で培ったAIスキルマッチング技術を駆使し、現地のITエキスパート30名によるインド新卒学生向けジョブポータルサイトを自社開発しました。

 (※2)コグナビインディア調べ



主な機能は以下の通りです。



"レジメビルダー"

インドの就活では、履歴書のフォーマットが統一されていません。「Cognavi」では、レジメ作成だけでなく、学生が学んだスキルや希望職種を入力すると、マッチしているスキルと不足しているスキルが表示されます。不足しているスキルが明確になることで、学生は自分が学ぶべきスキルが分かり、その学びを未来の職種選択につなげることができます。



"職種マッチング"

「Cognavi」は、1億以上の求人データから定義されたスキルをマッチングロジックに組み込んでいます。企業側は、採用担当者の主観や経験則による書類選考ではなく、最先端の技術でロジカルに結果を導き出すことができます。また、学生はこのテクノロジーを使って、自分が学んできたことや得意な分野を活かした仕事選びができるようになります。



"ヒューマンAI"

大学での学生の専攻やや学業成績だけでなく、基本的な性格面も新卒採用では重視されます。「Cognavi」は、学生に20の質問に答えてもらうだけで、性格診断(BIG5,OCEAN)データを提供します。職種マッチングと併せて、ヒューマンAIで企業文化、職種の特徴を反映し、学生と企業、双方のベストマッチングを可能にします。


「Cognavi」は、企業、学生、大学向けに設計されたモジュールを備えています。「Cognavi」のインドでの挑戦は、人口7,000万人、300校以上の大学を有するタミル・ナドゥ州から始まります。タミル・ナドゥ州の州都チェンナイには、4万人の学生が学ぶインド有数の私立大学SRM  Institute of Science and Technology(SRM大学)があります。コグナビインディアは、SRMグループの事業会社であるSRMグローバルとの提携により、4年間で120万人の学生(タミル・ナドゥ州の新卒学生の半数)の獲得を目指しています。コグナビインディアは、インドにおける完全自社開発サイトの運営・管理を目指し、サービス展開エリアをタミル・ナドゥ州からインド全土へと順次拡大していきます。



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1億1731万円
設立
1981年04月