第10回“葬儀”に対する意識・実態調査
全国の20代〜70代の男女1,500名を対象に調査
◼自分自身の葬儀については、多くの人がする必要はないと考える一方で、大切な人が亡くなった後、気持ちに区切りをつける機会として葬儀をしたいと考えている人が多くいる。 ◼20代では5人に1人がまだ葬儀に出席した経験がなく、30代・40代でも約1割が葬儀に出席した経験がないという結果に。 ◼葬儀に出席したことがある人の約7割は「出席してよかった」と感じている。 ◼全世代の約2割が“終活”を実際に取り組んでいる結果に。終活に取り組む人は年代が高くなるにつれ、増える傾向に。 |
『第10回“葬儀”に対する意識・実態調査』トピックス 1. 葬儀の実施意向について ◼ 自分の葬儀をしてもらいたいとは思っていない傾向がある一方、配偶者や親については多くの人がしてあげたいと回答。 ◼ 「配偶者が亡くなった後、配偶者の葬儀をしたいですか?」について「はい」と回答した割合は76.2%となり、なかで60代・70代は80%以上が「はい」と回答。 ◼ 「親が亡くなった後、親の葬儀をしたいですか?」の設問には、20代から60代は70%以上が「はい」と回答。 2. 葬儀に対する価値観について ◼ 葬儀に出席してよかったと思っている人は、全体で3人に2人がよかったと回答。さらに自分にとって大切な人の葬儀には7割近くが参加したいという意向が明らかに。 ◼ 20代では5人に1人がまだ葬儀に出席した経験がなく、30代・40代でも約1割が葬儀に出席した経験がないという結果に。 3. 終活の実施状況について ◼ 全世代の約2割が“終活”を実際に取り組んでおり、終活に取り組む人は年代が高くなるにつれ、 増える傾向に。 |
1. 葬儀の実施意向について
◼ Q.「自分が亡くなった後、葬儀をしてもらいたいですか?」
自分自身の葬儀については、多くの人がする必要はないと考える一方で、親・配偶者の葬儀については7割以上の人が「したい」と回答。中でも40代や50代で、その意向はさらに強くなる傾向に。
これは現役世代である40代・50代が葬儀の経済的な負担を感じていると考えられる。
◼ Q.「配偶者が亡くなった後、配偶者の葬儀をしたいですか?」
Q.「親が亡くなった後、親の葬儀をしたいですか?」
自分自身、配偶者、親の中では「配偶者」の葬儀意向は一番強く、60代・70代は80%以上が「はい」と回答。「親」については20代から60代は70%以上が「はい」と回答。
自分自身、配偶者、親の葬儀実施意向を各年代別で比較したところ、配偶者や親の葬儀とは違い、自分自身の葬儀はしてほしくないと思っていることがわかりました。中でも40代と50代がしてほしくないと思う人が多く、さらに配偶者の葬儀についても、したくないと考える傾向が他の世代よりもやや強くなっています。これは比較的40代と50代は、他の世代と比べて家族がいることを考慮しているためか、経済的な面や準備の手間に不安を感じている人が多いと考えられます。 (表1〜3)
自分自身の葬儀、配偶者の葬儀としては気持ちに区切りをつけることを、親の葬儀については供養のために必要な儀式であることが、葬儀をしたい理由として最も多く回答されている一方、したくない理由としては葬儀の必要性を感じていないことが最も多くなっています。 (表4〜6)
2. 葬儀に対する価値観について
◼ Q.「これまでの葬儀に出席して良かったですか?」
全体で3人に2人が「良かった」と回答し、世代が高くなるにつれて、「良かった」と回答する人も多くなる傾向に。
また、20代の5人に1人が「葬儀に出席したことがない」と回答。30代と40代でも約1割が葬儀に出席したことがない実態が明らかに。
■ Q.「自分にとって大切な人の葬儀に出席したいですか?」
「必ず出席したい」「どちらかといえば出席したい」と回答した人は約7割にのぼる結果に。
「これまでの葬儀に出席して良かったですか?」の質問に対し、全体で66.7%が「はい」と回答し、3人に2人は葬儀に出席してよかったと考えていることがわかりました。特に60代では76.0%、70代では82.8%と、その傾向が強くなっています。一方で、20代では20%、30代と40代では10%以上が、「葬儀に出席したことがない」と回答しています。(表7)
葬儀に出席してよかったと思う理由では、「最期のお別れができたから」という回答が全体で一番多く、各年代の中でも70代の人は特にその想いが強い傾向となりました。また50代は他の世代よりも「供養のために必要な儀式だから」出席してよかったと感じる人が多いようです。(表8)
「自分にとって大切な人の葬儀に出席したいですか?」の質問に対しては、「必ず出席したい」「どちらかといえば出席したい」という人が合計で66.8%となりました。 (表9)
3. 終活の実施状況について
◼ Q.「あなたは現在ご自分の最期の準備(いわゆる終活)をしていますか?」
全体でが2割以上の方が終活に取り組んでおり、60代・70代となるに従って終活に取り組む方が多くなる傾向に。
全体では「家族との話し合い」「生前整理」「お墓の準備」に取り組む人が多く、特に70代では突出して多い結果となった。
「あなたは現在ご自分の最期の準備(いわゆる終活)をしていますか?」の質問に対して、全体で22.3%と2割以上の人が「している」と回答しました。60代・70代になるに従いその数値は上がる傾向が明
らかになりました。(表10)
一方、既に取り組んでいることとしては、全体では「家族との話し合い」が最も多く回答され、特に70代では突出して高い結果となりました。 (表11)
調 査 概 要
調 査 対 象 :20代~70代の男女
調 査 地 域 :全国
調 査 方 法 :インターネットリサーチ
調 査 時 期 :2024年1月下旬
サンプル数 :1,500サンプル(20代〜70代・各年代250名〔男女各125名〕
<株式会社ティア 会社概要>
本 社 :愛知県名古屋市北区黒川本通3丁目35番地1
代表者 :代表取締役社長 冨安 徳久(トミヤス ノリヒサ)
設 立 :1997年7月
資本金 :18億9,200万円(2023年9月末現在)
上場市場 :東京証券取引所 スタンダード市場、名古屋証券取引所 プレミア市場
従業員数 : 646 名(2023 年 9 月末現在)
事業内容 :葬儀・法要事業、フランチャイズ事業、不動産事業
会館数 :160会館(2024年3月現在)
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