横浜美術館コレクション展 2015年度 第2期
会期中に戦後70年の終戦記念日を迎える横浜美術館コレクション展2015年度第2期では、戦争と美術について考えます。
戦後70周年記念特別展示
戦争と美術 岡倉天心と日本美術院の作家たち
ポール・ジャクレーと新版画
戦争と美術 岡倉天心と日本美術院の作家たち
ポール・ジャクレーと新版画
横浜美術館コレクション展
2015年度 第2期
横浜美術館コレクション展では3つの特集展示を楽しんでいただけます。
1. 戦後70年記念特別展示 戦争と美術
第Ⅰ章 不穏な風景 1920年代から第二次世界大戦までの前衛美術と戦争
第Ⅱ章 焼け跡から 日本の戦後美術にみる戦火の記憶と傷跡
第Ⅲ章 ふたたびの「前衛」 戦後日本美術の新たな展開
2. 岡倉天心と日本美術院の作家たち
3. ポール・ジャクレーと新版画
2015年7月11日(土)~10月18日(日)
休館日:毎週木曜日
10時~18時(入館は17時30分まで)
※9月16日(水)、18日(金)は20時(入館は19時30分)まで開館
観覧料
一般500(400)円
大学・高校生 300(240)円
中学生 100(80)円
小学生以下 無料
※( )内は有料20名以上の団体料金(要事前予約)
会期中に戦後70年の終戦記念日を迎える横浜美術館コレクション展2015年度第2期では、戦争と美術について考えます。
第一次・第二次大戦間のヨーロッパでは、不安定な社会情勢を背景にして、アヴァンギャルド芸術運動が花開きました。大正期に新興美術運動が興隆した日本でも、昭和に入るとシュルレアリスムをはじめとする新しい表現に触発された画家たちによって、独自の前衛主義が形作られていきます。しかし、それら日本の前衛芸術運動はやがて国家からの弾圧の対象となり、戦争の勃発に伴う翼賛体制下、途絶しました。終戦からしばらくして、社会の復興活動とともに創作を再開する画家たち。記憶に刻まれた生々しい戦争の傷跡、ゼロから再起して新しい表現を模索しようとする決意・・・。芸術家たちは、戦争という重い経験をいやおうなしに背負い、直接的にせよ間接的にせよ、その影響を作品に投影し続けてきたと言っていいでしょう。 この特別展示では、当館が所蔵する20世紀美術を通して、戦争の前後を生きたさまざまな分野の美術家たちの創作を紹介するとともに、ヨーロッパ、そしてとりわけ日本における美術と戦争との関わりについて、写真や雑誌・書籍等の資料を交えて振り返ります。
一方、本展と同時期に企画展「蔡國強展:帰去来」が開催されますが、出品作家の蔡國強(ツァイ・グオチャン)が深い関心を寄せている近代日本画、なかでも 当館のコレクションの特徴となっている、岡倉天心に師事した日本画家、横山大観、下村観山、今村紫紅(いまむら・しこう)、安田靫彦(やすだ・ゆきひこ) などの作品を中心にご覧いただきます。
また、パリ生まれの「浮世絵師」ポール・ジャクレー(1896-1960)をご紹介します。衰退していた浮世絵の復興と近代化を目指した 「新版画」の運動において、特異な位置を占めるジャクレー作品188点のコレクションから代表的作品と、橋口五葉(はしぐち・ごよう)や伊東深水(いと う・しんすい)ら「新版画」の作品を展示します。
・両大戦間から戦後に至る時期の絵画、版画、彫刻、当時の報道写真に加え、当館美術情報センターが所蔵する書籍や雑誌類を交え豊富な作品・資料を一堂に展示。戦後70年を経た現在の視点から、日本における戦争と美術の関わりを多角的に紹介。
・当館特任研究員の猿渡紀代子が、フランス政府よりポール・ジャクレーの研究と、日仏の文化交流に貢献した実績が評価され芸術文化勲章を受章した功績を記念し、ジャクレー作品188点のコレクションから代表作品を選りすぐり展示。また、ジャクレーの養女であり、多くのジャクレー作品を当館にご寄贈くださった、稲垣ジャクレー・テレーズ氏を招いたトークセッションを開催。
2015年度 第2期
横浜美術館コレクション展では3つの特集展示を楽しんでいただけます。
1. 戦後70年記念特別展示 戦争と美術
第Ⅰ章 不穏な風景 1920年代から第二次世界大戦までの前衛美術と戦争
第Ⅱ章 焼け跡から 日本の戦後美術にみる戦火の記憶と傷跡
第Ⅲ章 ふたたびの「前衛」 戦後日本美術の新たな展開
2. 岡倉天心と日本美術院の作家たち
3. ポール・ジャクレーと新版画
2015年7月11日(土)~10月18日(日)
休館日:毎週木曜日
10時~18時(入館は17時30分まで)
※9月16日(水)、18日(金)は20時(入館は19時30分)まで開館
観覧料
一般500(400)円
大学・高校生 300(240)円
中学生 100(80)円
小学生以下 無料
※( )内は有料20名以上の団体料金(要事前予約)
会期中に戦後70年の終戦記念日を迎える横浜美術館コレクション展2015年度第2期では、戦争と美術について考えます。
第一次・第二次大戦間のヨーロッパでは、不安定な社会情勢を背景にして、アヴァンギャルド芸術運動が花開きました。大正期に新興美術運動が興隆した日本でも、昭和に入るとシュルレアリスムをはじめとする新しい表現に触発された画家たちによって、独自の前衛主義が形作られていきます。しかし、それら日本の前衛芸術運動はやがて国家からの弾圧の対象となり、戦争の勃発に伴う翼賛体制下、途絶しました。終戦からしばらくして、社会の復興活動とともに創作を再開する画家たち。記憶に刻まれた生々しい戦争の傷跡、ゼロから再起して新しい表現を模索しようとする決意・・・。芸術家たちは、戦争という重い経験をいやおうなしに背負い、直接的にせよ間接的にせよ、その影響を作品に投影し続けてきたと言っていいでしょう。 この特別展示では、当館が所蔵する20世紀美術を通して、戦争の前後を生きたさまざまな分野の美術家たちの創作を紹介するとともに、ヨーロッパ、そしてとりわけ日本における美術と戦争との関わりについて、写真や雑誌・書籍等の資料を交えて振り返ります。
一方、本展と同時期に企画展「蔡國強展:帰去来」が開催されますが、出品作家の蔡國強(ツァイ・グオチャン)が深い関心を寄せている近代日本画、なかでも 当館のコレクションの特徴となっている、岡倉天心に師事した日本画家、横山大観、下村観山、今村紫紅(いまむら・しこう)、安田靫彦(やすだ・ゆきひこ) などの作品を中心にご覧いただきます。
また、パリ生まれの「浮世絵師」ポール・ジャクレー(1896-1960)をご紹介します。衰退していた浮世絵の復興と近代化を目指した 「新版画」の運動において、特異な位置を占めるジャクレー作品188点のコレクションから代表的作品と、橋口五葉(はしぐち・ごよう)や伊東深水(いと う・しんすい)ら「新版画」の作品を展示します。
【みどころ】
・両大戦間から戦後に至る時期の絵画、版画、彫刻、当時の報道写真に加え、当館美術情報センターが所蔵する書籍や雑誌類を交え豊富な作品・資料を一堂に展示。戦後70年を経た現在の視点から、日本における戦争と美術の関わりを多角的に紹介。
・当館特任研究員の猿渡紀代子が、フランス政府よりポール・ジャクレーの研究と、日仏の文化交流に貢献した実績が評価され芸術文化勲章を受章した功績を記念し、ジャクレー作品188点のコレクションから代表作品を選りすぐり展示。また、ジャクレーの養女であり、多くのジャクレー作品を当館にご寄贈くださった、稲垣ジャクレー・テレーズ氏を招いたトークセッションを開催。
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