Forex Robotics株式会社、ヘルスケア向け生成AI支援プロトタイプを発表
~国保DBを活用した高齢者支援設計の新展開~
ヘルスケア向け生成AI支援プロトタイプとは
Forex Robotics株式会社(フォレックスロボティクスカブシキガイシャ:以下、弊社)は、2025年7月22日にヘルスケア支援に特化した生成AIのプロトタイプを発表しました。

本プロトタイプは、過去に弊社が開発委託を受けた「低栄養フレイル予防支援システム」のデータの一部を活用したもので、国民健康保険データベース(KDB)に蓄積された健診・診療・介護情報を基盤とし、高齢者一人ひとりの状態に応じた健康アドバイスと生活改善レシピを自動生成する仕組みを備えています。
なお、AIによる健康アドバイスについては、現在の法制度や倫理的観点に十分配慮し、医師・管理栄養士など有資格者による確認を前提とした運用体制を想定しています。
また生成AI自体はオフラインで動作するため、AI利用による個人情報の情報漏洩も起こりません。これにより、支援設計の省力化と、対象者へのサービス品質向上の両立が期待されています。
生成された提案は主菜・副菜・間食の3分類に整理され、Markdown形式で出力されることで、タブレット・紙面など様々な現場に適応可能となっています。
AIによる出力結果サンプル1
d16400-12-59740a12caf5aa8d8b26a6bdfd35c721.pdfAIによる出力結果サンプル2
d16400-12-71636bc55da1332f579651ae945db255.pdf今回のプロトタイプ開発の背景
弊社は、栃木県が推進する「人生100年フレイル予防プロジェクト」において、「低栄養フレイル予防支援システム」の開発に携わりました。
しかし、後期高齢者の個別ヒアリングには人手がかかり、介護士や栄養士などの有資格者が回り切れていないのが現実です。
そのため属人的な指導部分をヘルスケア向けの生成AIを活用することにより、省力化とサービス品質の底上げに使えないかと考えたのがきっかけになります。
「まだ実験的なプロトタイプですが、興味のある自治体があれば違う病歴などの分析やサポートすることも可能だと考えています。」(弊社取締役社長 髙橋)
低栄養フレイル予防支援システムとは

「低栄養フレイル予防支援システム」は、栃木県が推進する「人生100年フレイル予防プロジェクト」において、弊社が開発委託を受けたシステムになります。
後期高齢者の健診・医療・介護情報をもとに、フレイル兆候を早期に検知し、生活支援につなげることを目的としたシステムです。
このシステムでは:
国保DB(KDB)の情報を活用し、 栄養指標・疾病履歴・生活習慣・心理状態を統合的に分析、 対象者ごとにリスク評価と支援対象抽出および個別指導による生活改善支援を行います。
詳しくは、開発事例ページの概要編動画をご参照ください。
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