ICクレジットカードに関する消費者意識調査
暗証番号入力によるICクレジットカード利用の浸透
銀行系クレジットカード会社で組織されている日本クレジットカード協会(略称JCCA、会長 久保 健 三井住友カード株式会社 代表取締役社長 兼 最高執行役員)は、クレジットカードの安全性やICカードに関する消費者の意識・志向を探るためクレジットカードを保有する全国の消費者(20歳~69歳の男女)※を対象にインターネットで「2017年度 ICクレジットカードに関する消費者意識調査」を行いました。
※【抽出方法】 株式会社マクロミルのインターネットモニターより、性・年代ごとに無作為抽出
(性年代サンプル数が均等になるようにサンプル割り当て)
【回収サンプル数】2,063サンプル
【調査時期】 2017年7月28日(金)~29日(土)
【調査実施機関】 株式会社マクロミル
※【抽出方法】 株式会社マクロミルのインターネットモニターより、性・年代ごとに無作為抽出
(性年代サンプル数が均等になるようにサンプル割り当て)
【回収サンプル数】2,063サンプル
【調査時期】 2017年7月28日(金)~29日(土)
【調査実施機関】 株式会社マクロミル
この調査の結果、クレジットカード保有者のうち、ICクレジットカード保有率は71.8%であり、自身の暗証番号の認知率は86.6%となっています。また、「安全性を重視すると暗証番号入力は必要」と9割強が回答していることから、ICクレジットカードと暗証番号の必要性が広く浸透していることがうかがえます。
一方、暗証番号照会申請方法を「知らない」ICクレジットカード保有者は42.4%であり、「暗証番号入力時にのぞき見られないかと不安」に感じる方も33.1%いたため、業界として更に取組を進めていく必要があることもわかりました。
現在、業界では、クレジットカード利用環境のセキュリティ向上のため、ICクレジットカード対応端末やクレジットカードのIC化を2020年3月に向け普及を図っております。これと並行して、当協会では加盟店の方に向けて「お客さまの暗証番号入力」を啓発するツールを作成し、「安全」「安心」なクレジットカード利用環境の整備に努めております。また、消費者の方に対しては、暗証番号の認知向上を図るため、ICクレジットカードを利用する消費者が暗証番号入力を円滑に行えるよう認知施策や照会申請方法の周知に一層注力してまいります。
主な調査結果は、以下のとおりです。
○ICクレジットカードの認知・所有状況
ICクレジットカードを知っているかをたずねたところ認知度(知っているが、持っていない+持っているが使っていない+持っていて、使っている)は82.2%と高く、クレジットカード保有者のなかでICクレジットカード保有者は71.8%にのぼっています。
Q3.あなたは、「ICクレジットカード」をご存じですか。ご存じの方は、ICクレジットカードをお持ち、もしくは利用していますか。最も近いものを1つお選びください。
〇ICクレジットカードの暗証番号Ⅰ
ICクレジットカード保有者に、ICクレジットカードの暗証番号を覚えているかをたずねたところ、「しっかり覚えている+何となく覚えている」は86.6%にのぼり、そのなかで『ICクレジットカードをメインカードとして利用しているユーザー』(メインユーザー)は「しっかり覚えている」が72.6%を超え、ICクレジットカード利用が多い人の方が暗証番号を覚えていることが分かります。
Q10.あなたは、ICクレジットカードの「暗証番号」を覚えていますか。
※利用しているカードが複数ある方は、主にご利用になっているカードについてお知らせください。
○ICクレジットカードの暗証番号Ⅱ
ICクレジットカードでの支払いの際に、店舗から暗証番号入力を求められなかった場合の店舗への評価(印象)をたずねたところ、「セキュリティへの配慮が欠けていると感じる」が23.4%、「設備導入が遅れていると感じる」が19.2%で高くなっており、セキュリティへの配慮と設備導入への取組が評価に繋がる傾向がみられます。
Q23.あなたは、ICクレジットカードでの決済において、暗証番号入力を求められなかった場合、どのように感じますか。以下の中から、あてはまるものをすべてお選びください。
○ICクレジットカードの評価
ICクレジットカードユーザーにICクレジットカードの魅力をたずねたところ、「カードの偽造が困難である」「紛失・盗難にあっても不正使用されにくい」「磁気式クレジットカードよりもセキュリティが充実」といった項目の評価が高く、全体的にライトユーザーよりヘビーユーザーの方が評価する傾向がみられます。
Q8.「ICクレジットカード」には、以下のような特徴があります。
あなたは、以下の特徴を魅力的だと思いますか。それぞれについてお答えください。
○暗証番号照会申請の認知
暗証番号照会申請の認知率は57.6%と半数を超えていますが、「いずれも知らない」が42.4%となっており、暗証番号の照会方法の認知が進んでいないことが分かります。
Q16.あなたは、ICクレジットカードの「暗証番号」が分からなくなった場合、以下の方法で「暗証番号」照会の申請をできることをご存じですか。ご存じの照会申請方法をすべてお選びください。
尚、詳細な調査結果が必要な方は、当協会ホームページ(http://www.jcca-office.gr.jp)より要約のダウンロードが可能です。
以上
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