安藤忠雄と細川護熙のコラボ作品
サザビーズの現代アートオークションに出品
6月27日にロンドンで開催されるサザビーズコンテンポラリーアートのオークションに世界的に著名な建築家である安藤忠雄氏と、元内閣総理大臣で現在はアーティストとして活動している細川護熙氏とのコラボレーションによるアート作品が出品されることがわかりました。この作品は、細川氏の陶芸工房からたくさんの陶器のかけらを集めて安藤氏が作り上げた立体作品で、安藤氏により「よみがえる」と箱書きされた木製の箱に収められています。
サザビーズがオークション前に発表している落札予想価格は、1万5,000 - 2万ポンド(日本円で約230~300万円)。この収益金は、細川氏が理事長を、安藤氏が顧問を務める「公益財団法人鎮守の森のプロジェクト」へ寄付されます。
■ 細川護熙氏 コメント
東日本大震災では、神社を囲む常緑広葉樹を中心とした森が防災林として大きな役割を果たしました。低木・亜高木・高木からなる多層構造の森が緑の壁となり、津波の威力を弱め、被害を最小限に防いでくれたのです。これは伝え残さなくてはならない知恵です。
土地に適した種類の木を植えると、苗木は1年で1m成長し、20年ほどで立派な森になります。私たちは、このような地域と暮らしを守る森づくりをすすめています。ご協力の程、宜しくお願い致します。
■ 鎮守の森のプロジェクト とは
かつて神社を囲むようにして存在した「鎮守の森」は、動植物などたくさんの命を育み、田畑や海、川にたくさんのミネラルをもたらし、地域と人々の暮らしを守ってきました。2011年の東日本大震災では津波でコンクリート堤防や松林がことごとく破壊される中、深く根をはった木々が津波の勢いを和らげる働きをしました。また、それ以前の関東大震災や阪神大震災でも大火により建物が燃える被害を食い止め、防災林として大きな役割を果たしました。「公益財団法人鎮守の森のプロジェクト」は、この「鎮守の森」を後世へ伝え残すべき貴重な知恵であり自然と共生していく教訓と考え、推進していくことを目的としています。
http://morinoproject.com
Sotheby’s(サザビーズ)とは
1744年の創業以来、蒐集家と世界の美術品をつなぐ役目をはたしてきました。現在は、世界40カ国に90の事業所を要するグローバル企業で、西洋近代美術、現代美術、中国美術、時計、ジュエリーなど70以上の分野において年間約250のオークションを開催。ニューヨーク、ロンドン、香港、パリを含む世界9箇所にセールルームを持ち、すべてのオークションをネット上のライブで視聴し世界のどこにいても入札に参加できるプログラム、サザビーズ・ビッド・ナウもあります。
サザビーズジャパン(本社:東京都千代田区 代表取締役 平野龍一)では、専門知識をもつ海外のスタッフと日本のお客様とをつなぐ架け橋として、オークションへの入札・出品、作品の査定、コレクション形成等、アートに関する様々なご要望に日本語で対応しています。
http://www.sothebys.com/jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像