バイエル薬品、デジタルヘルス・スタートアップ助成プログラム「第4回Grants4Apps Tokyo」 株式会社OTON GLASS 島影圭佑 氏が最優秀賞受賞

バイエル薬品株式会社

“眼疾患患者さんをサポートするアイデア”を競う 「第4回Grants4Apps Tokyo」最終選考会・表彰式と
「isee! “Working Awards”」 表彰式を「神戸アイセンター」で同時開催
大阪、2018年1月24日 ― バイエル薬品株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:ハイケ・プリンツ、以下バイエル薬品)と公益財団法人NEXT VISION(所在地:神戸市中央区、代表理事:三宅養三,以下NEXT VISION)は1月21日、「神戸アイセンター」(神戸市中央区)のオープニング記念イベントの一環として、バイエル薬品のデジタルヘルステクノロジー助成プログラム「第4回Grants4Apps Tokyo」(以下、G4A)の最終選考会・表彰式と、視覚障害のある方の就労を支援するNEXT VISIONによる「isee! “Working Awards”」の表彰式を、同時開催いたしました。


G4Aの最優秀賞に選ばれたソリューションは株式会社OTON GLASS 島影圭佑 氏の「OTON GLASS」で、ビジネスの具体性に加えて、患者さん目線で見るものを理解する点、特に患者さんの生活を劇的に変化させる点が評価されました。最終選考会では、事前審査で選ばれた上位5チームがプレゼンテーションを行い、最終審査の結果、最優秀賞、優秀賞に輝いた3チームには助成金とトロフィーが贈られました。

一方、「isee! “Working Awards “」は「就労」に焦点をあて、視覚障害者がどのように働いているのかという「事例」、またはどうすれば働けるのか、あるいはどんな働き方ができるかという「アイデア」を募集、今回、就労事例部門は17名、アイデア部門では11名が受賞※し、表彰式を行いました。
※受賞者の詳細:URL: http://isee-movement.org/contest/prizewinner

バイエル薬品オープンイノベーションセンターセンター長の高橋俊一は次のように述べています。
「今回、非常に革新的なソリューションが集まり、各プロジェクトにそれぞれのユニークさ、患者さん目線でサポートしようとする想いが強く見え、審査は最後まで難航しました。患者さん、医療関係者の抱える課題解決に向けて大きな可能性、期待を感じる機会となりました。今後も積極的に患者さんのQOL向上に寄与する新しいデジタルを用いたスタートアップ企業を発掘、サポートしていきたいと考えています」

バイエル薬品オープンイノベーションセンターセンター長の高橋俊一は次のように述べています。
「今回、非常に革新的なソリューションが集まり、各プロジェクトにそれぞれのユニークさ、患者さん目線でサポートしようとする想いが強く見え、審査は最後まで難航しました。患者さん、医療関係者の抱える課題解決に向けて大きな可能性、期待を感じる機会となりました。今後も積極的に患者さんのQOL向上に寄与する新しいデジタルを用いたスタートアップ企業を発掘、サポートしていきたいと考えています」

また、NEXT VISION理事の髙橋政代氏は、今回のイベントについて次のように述べています。
「デジタル技術の進化のスピードを間近に感じ、再生医療とデジタルヘルスの可能性、重要性を再認識しました。「G4A」と「isee! “Working Awards “」を神戸アイセンターで共催できたことは、本センターの設立目的である医療と他分野の融合の実現であり、夢の第一歩となりました」

株式会社OTON GLASS 島影圭佑 氏は、最優秀賞受賞について次のように述べています。
「神戸アイセンターという最先端医療センターで、実際に利用される視覚障害者や医療福祉従事者の方々に、アイデアをシェアさせてもらう機会をもらえて嬉しく思います。  この領域において最先端でご活躍されている方々と出会えたことは大変貴重であり、今回イベントに参加できたことは、今後のOTON GLASSの普及にとって大きな力になります。最優秀賞を受賞したことで、OTON GLASSが必要とされていることを改めて実感し、より良いものへと成長させていく使命感を感じました。今後も、今回のイベントでの出会いを糧にOTON GLASSの普及に向けて引き続き活動していきたいです」

Grants4Apps Tokyoとは
革新的なデジタルヘルステクノロジーを支援するバイエルのオープンイノベーションプログラムです。2013年にドイツ・バイエル社のグローバルプロジェクトとして始動、日本では2016年より開始しました。バイエル薬品から「ライフサイエンスに関する課題」を順次提示し、革新的なデジタルヘルス・スタートアップから各課題に対するソリューションを募集し助成しています。「Grants4Apps Tokyo」について:https://www.grants4apps.com/tokyo/

【開催概要】

名 称    :   「isee!innovation connections」
                     (「isee! “Working Awards”」「第4回Grants4Apps Tokyo」 を同時開催)
日 時    :    2018年1月21日(日) 12:30~16:30
場 所    :  神戸アイセンター2階(神戸市中央区)
主 催    :  公益財団法人NEXT VISION、バイエル薬品株式会社
受賞企業 :    最優秀賞 株式会社OTON GLASS
                      優秀賞  株式会社QDレーザ、慶應義塾大学 医学部眼科学教室 光生物学研究室
                      特別賞  Locomoco Inc.、シミックヘルスケア株式会社


バイエルについて
バイエルは、ヘルスケアと農業関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。バイエルはその製品とサービスを通じて、人々のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上に貢献すると同時に、技術革新、成長、およびより高い収益力を通して企業価値を創造することも目指しています。また、バイエルは、持続可能な発展に対して、そして良き企業市民として社会と倫理の双方で責任を果たすために、これからも努力を続けます。グループ全体の売上高は349億ユーロ、従業員数は99,600名(2016年)。設備投資額は22億ユーロ、研究開発費は44億ユーロです。詳細はhttp://www.bayer.comをご参照ください。
 

バイエル薬品株式会社について
バイエル薬品株式会社は本社を大阪に置き、医療用医薬品、コンシューマーヘルス、動物用薬品の各事業からなるヘルスケア企業です。医療用医薬品部門では、循環器領域、腫瘍・血液領域、ウィメンズヘルスケア領域、眼科領域、画像診断領域に注力しています。コンシューマーヘルス部門では解熱鎮痛薬「バイエルアスピリン」をはじめ、アレルギー性疾患治療剤や皮膚科領域に注力しています。動物用薬品事業部は、動物用医薬品の提供を中心にコンパニオンアニマルおよび畜産動物のヘルスケアに貢献しています。同社は、「Science For A Better Life」 というミッションのもと、技術革新と革新的な製品によって、日本の患者さんの「満たされない願い」に応える先進医薬品企業を目指しています。詳細はhttp://www.byl.bayer.co.jp/をご参照ください。

公益社団法人NEXT VISIONについて
公益社団法人ネクストビジョンは、2014年の設立以降、視覚障害者の日常生活・就労など社会参加活動等に対する様々な支援、視機能の向上・回復のためのリハビリテーションおよび必要となる技術開発と支援、眼科領域における調査・研究・検査を行うことにより、すべての視覚障害者の福祉向上と科学技術の発達に寄与することを目的として活動しています。詳細はhttps://nextvision.or.jp/ をご参照ください。 

バイエル薬品株式会社
2018年1月24日、大阪

将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、バイエルの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements) が含まれています。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、当社のWebサイト上(http://www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。

 

第4回Grants4Apps Tokyo 受賞企業/代表者

 

最優秀賞:
株式会社
OTON GLASS                                            
島影 圭佑 氏                                    OTON GLASS
—知覚を拡張するIoTスマートグラス—

視覚障害者のために文字を代わりに読み上げてくれる眼鏡。
カメラが内蔵されており、装着した状態で操作すると、目の前の文字を画像データとして記録。
記録データの中からテキストデータを抽出して音声データに変換し、利用者に音声で提供する。
他者の助けを借りずに気軽に文字を読むことができるようになり自律した行動が可能になる。
優秀賞:
株式会社
QDレーザ
菅原 充 氏 網膜投影技術を用いた新たなロービジョンケアレーザ網膜走査技術を利用したヘッドマウントディスプレイ。
超小型のプロジェクタをアイウェア内部に搭載し、非常に微弱なレーザ光を用いて装着者の網膜に映像を直接投影する。
装着者は自身の視力やピント調節機能に依存せず、映像を見ることができる。
既存の視覚補助具で改善しにくかったロービジョンの方々のQOLを向上させる。
優秀賞:
慶応義塾大学
医学部眼科教室
光生物学研究室
堅田 侑作 氏 人工知能による多重的網膜循環動態推定医療機器
プログラムの開発AIを使って眼底写真から
ピクセル単位で異常所見を検出し、
日本で多数蓄積された蛍光眼底造影検査
結果を教師データとして学習させ、
網膜循環動態を予測するプログラムを開発する。
非侵襲的・安価・簡便に眼底写真から眼循環動態
が把握できるため、従来検査が困難だった小児や
高齢者の検査が可能になるうえ、かかりつけ医院
や遠隔地でも気軽、かつ繰り返しの検査が行えることから、早期発見・治療につながる。
特別賞:
シミックヘルスケア
株式会社                                                                    
慶野 晋一 氏 ふとした時に出来る眼病チェック緑内障や糖尿病
黄斑変性の早期発見及び患者への疾患啓発を目的
とした「眼の病気チェック(仮)」アプリ。
アプリに基本情報を入力し、ノイズフィールド
チェック手法を用いて眼病の可能性をチェック
し、当社独自のデータを加味して、段階的な格付け結果を提供。結果別に対応策を提示する。
特別賞:
Locomoco Inc.
遠藤 知慎 氏 monoca projectグラス型ウェアラブルデバイス
とスマートフォンアプリによる情報ケア
ソリューション。
当事者とガイドがアプリを導入。
当事者側で問題が発生した際、デバイスから入力
された動画をライブストリーミングでガイドに送信、当事者は予約や待ち合わせ無しに、ガイド
による遠隔移動支援を依頼できる。
視覚障がい者の通学・通勤時などの歩行の危険を低減し、生活の質向上を支援する。

 

概要


■選考テーマ
「眼疾患患者さんをサポートする革新的なソリューション」

■審査基準

  • 患者さん、医療関係者が抱える問題に対して画期的でインパクトのある
    解決策
  • “Something different”(これまでとは違うやり方)で新たな価値を生み出す革新性のある解決策
  • ビジネスとしての実現可能性と適合性


■審査表彰

  • 上位3チームに助成金(大賞40万円、他2チームに各々30万円)を贈呈
  • 最終選考にノミネートされた全5チームにトロフィーを贈呈
  • ノミネート5チームのソリューションのないように応じて下記を提供
    ・NEXT VISIONから、ソリューション開発に対する医療上のアドバイスの提供
    ・神戸アイセンターで実際に患者さんに活用していただく機会の提供に向けた支援
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ビジネスカテゴリ
医薬・製薬
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会社概要

URL
-
業種
医療・福祉
本社所在地
大阪府大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー
電話番号
-
代表者名
ハイケ・プリンツ
上場
-
資本金
-
設立
1973年04月