海藻メーカーの社員の腸内には、「海藻好き」な腸内細菌がいっぱい存在していた!
~ 海藻シェアNo.1メーカー、腸内フローラの研究で明らかに ~
もずく、めかぶ加工品シェアNo.1を誇るカネリョウグループのカネリョウ海藻株式会社(本社:熊本県宇土市笹原町1544番地、代表取締役社長:髙木 良樹)は、ウンログ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田口 たかし)の提供する腸内フローラ検査「キンログ」を活用したモニター検査を実施し、熊本県の老舗海藻メーカーで勤務する社員の腸内には一般モニターと比べて、海藻を分解できる遺伝子を持つ腸内細菌であるバクテロイデス・プレビウス(Bacteroides plebeius)の組成比率が高いことを明らかにしましたので、お知らせ申し上げます。
- 背景
海藻を食べる食習慣のある日本人の腸内には、バクテロイデス・プレビウス(Bacteroides plebeius、以下、プレビウス菌)という種の腸内細菌が常在しています。このプレビウス菌は海藻の食物繊維を分解する遺伝子を持っていることが知られておりますが、外国人の腸内から見つかったプレビウス菌には、海藻の食物繊維を分解する遺伝子を持っていません。
弊社では、このプレビウス菌に着目し、弊社に勤務している社員と一般モニターとの腸内フローラの比較を行いました。その結果、一般モニターに比べ海藻メーカーで勤務する社員の腸内にはプレビウス菌の組成比率および保菌者率が高いことを、今回、世界で初めて見出しました。
- バクテロイデス・プレビウス(Bacteroides plebeius)とは
- 試験について
- 方法
試験方法:被験者の便からウンログ株式会社が提供する腸内フローラ検査「キンログ」を用いて腸内細菌を採取し、プレビウス菌のもつ 16S rRNA 領域をPCR(polymerase chain reaction) にて増幅させたPCR産物を、次世代シーケンサーで解析することで、腸内に常在しているプレビウス菌の組成比率を算出しました。
- 結果
海藻メーカーで勤務する社員は、職業柄、一般モニターと比べて海藻を食べる機会や量が多いことが、今回のこのような結果に繋がったものと考えられます。
- 今後の展望
今後さらにデータの蓄積を重ねていき、海藻摂取と腸内プレビウス菌の組成比率との関係を明らかにしていきます。また、プレビウス菌が腸内に常在することでどの様な健康ベネフィットがあるのかについても、明らかにして参ります。
- ウンログ株式会社 田口 たかし 社長のコメント
(参考論文: “Transfer of carbohydrate-active enzymes from marine bacteria to Japanese gut microbiota.” By Jan-Hendrik Hehemann, Gaelle Correc, Tristan Barbeyron, William Helbert, Mirjam Czjzek, & Gurvan Michel. Nature, Vol. 464 No. 7290, April 8, 2010.)
【ウンログ株式会社について】
うんちを観察する「観便」を使った、ヘルスケアサービスを展開しています。うんちはあなたの健康情報がつまった体からの大きなお便りです。「観便」を通じて楽しく健康管理できるソリューションを提供し、健康的で豊かな生活を送るための腸活プラットフォームになることを目指しています。うんち記録アプリ「ウンログ」は2019年6月に60万ダウンロードを突破しました。
住所 :〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-23-1 ニューステイトメナー107
電話番号:03-6276-5587
代表者 :代表取締役 田口 たかし
事業内容:観便を利用した健康管理・健康増進サービスの開発、販売
URL :http://unlog.co.jp/
- カネリョウ海藻(株)について
社 名 :カネリョウ海藻株式会社
代 表 者:代表取締役社長 高木 良樹
本 社 :〒869-0402 熊本県宇土市笹原町1544
U R L:https://www.kaneryo.co.jp/
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