【2021年の暗号資産業界は?】マネックス証券チーフ・アナリストの大槻氏独占インタビュー

ビットコインの価格高騰をはじめ盛り上がる昨今の暗号資産市場や2017年に起きた「仮想通貨バブル」との違い、おすすめの投資法とは

コインチェック株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:蓮尾 聡)が投資初心者でも安心してお取引いただけるよう暗号資産に関するお役立ち情報をお届けする「Coinchek Column」では、ビットコインの価格高騰をはじめ盛り上がる昨今の暗号資産市場や2017年に起きた「仮想通貨バブル」との違い、おすすめの投資法、2021年の暗号資産業界についてマネックス証券 チーフ・アナリストでマネックスクリプトバンク マネックス仮想通貨研究所所長も務める大槻奈那氏へインタビューした独占コンテンツを本日公開しました。

 


【サマリー】
・ビットコイン一時200万円突破。価格高騰の理由は?
・2017年の「仮想通貨バブル」との違いについて
・暗号資産投資の鉄則ー理想のポートフォリオについて
・暗号資産投資で「積立」は有効か―投資で失敗する要因「心のバイアス問題」とは

・2021年、暗号資産業界はどうなっていく…?
 
  • ビットコイン一時200万円突破。価格高騰の理由は?


——今年(2020年)の10月後半頃から、暗号資産の価格が高騰し、特にビットコインは一時200万円を突破しました。その理由についてどのようにお考えですか?

PayPal(ペイパル)やSquare(スクエア)などの大企業や、海外の機関投資家が暗号資産市場に参入してきたことが一番の原因ではないでしょうか。彼らの参入によって暗号資産に対する需要が急速に増えて、その結果として価格が高騰していると考えています。

——アメリカの投資ファンド「グレイスケール」をはじめ、暗号資産市場に参入してくる機関投資家が増えてきてますよね。

 機関投資家が暗号資産を積極的に購入している理由としては、他の資産のボラティリティ(価格変動の度合い)が低くくなってしまったことが一因として考えられます。ボラティリティが低い金融資産では運用してもリターンが得られないため、ボラティリティが高い暗号資産に投資のターゲットが移っているのです。

 実際に、この1年ほどの各金融資産の価格変動率と値上がり率の相関をグラフで表してみたのですが、それを見てもビットコインやイーサリアムなどの暗号資産のほうが、金や株式などの金融商品よりも圧倒的に価格上昇率が高いことがわかりました。

つまり、多少リスクはあっても、「ボラティリティが高くてリターンが多いものほどよく買われている」ということですね。

出典:ブルームバーグデータより大槻氏作成。ボラティリティは、20/4/1〜20/11/23の株価の標準偏差+平均値。上昇率は同期間の価格上昇率。大槻氏提供

もうひとつは、暗号資産取引所のセキュリティが以前と比べて強化されている点。機関投資家って、何かあったときに資金を預けているお客様に対して説明しないといけないですよね。何か問題が起こった後に、「危険なのは知っていたのですが、利益が出ると思って投資しました」では済まないわけで。

 それに、最近は暗号資産関連の保険も増えてきていますよね。そうしたセキュリティの向上や保険といったバックストップ(安全策)が充実してきたことで、以前より機関投資家が参入しやすい環境が整ってきたのではないでしょうか。
 
  • 2017年の「仮想通貨バブル」との違いについて 

出典:マネックス証券株式会社「緊急オンラインセミナー 暗号資産の現状と今後〜なぜ上がったのか、また上がるのか?」

——2017年も「仮想通貨バブル」と言われるほど暗号資産の価格が高騰しましたが、当時と比べて価格上昇の仕方や原因などで異なる点はありますか?

 当時(2017年)は、マーケットの参加者は日本の個人投資家がメインで、ビットコインへの流入通貨も日本円が全体の6割を超えていました。

 それに対して、現在(2020年)はビットコインの流入通貨の7割ほどを米ドルやそれに連動する暗号資産が占めています。これは、2017年と2020年では投資家層が異なるということを意味します。

 つまり、2017年は日本の個人投資家が中心でしたが、今は海外の個人投資家や機関投資家の割合が増加しているということの表れだと考えています。
 
  • 暗号資産投資の鉄則ー理想のポートフォリオについて

——これから暗号資産の投資を始めようと考えている方のために、大槻さんが考える「暗号資産投資の鉄則」のようなものがあったら教えてください。

個人的におすすめなのは、投資できる資金の1%〜5%ほどを暗号資産に充てるやり方です。暗号資産は、ボラティリティが他の金融資産の数倍〜10倍ほどあります。

ある日、日経平均が1%上がったときに、暗号資産は最大で10%くらい上がるほどボラティリティがある。それくらいボラティリティがあるということは、同じだけの利益を得るための元本が、他の資産の数分の一程度でいいということになります。

ポートフォリオの組み方に関しては、金融資産全体を100とすると、まずキャッシュやすぐに換金できる資産を3割ほど持っておくのが基本とされています。そして残りの7割のうち、安全なインカムゲインを目指すものと、それなりのリターンを狙うキャピタルゲインを目指すものに半々ずつ投資すると35%ずつになります。

そして、35%のキャピタルゲインのうち、株式などのそこそこキャピタルゲインが狙える資産を暗号資産の数倍持つとすると、暗号資産に充てられる資金は大体1%〜5%という計算になります。

少し話は変わりますが、この前、私の今のポートフォリオをグラフにしてみたんですね。グラフを見ていただければわかると思いますが、私の場合は不動産のインカムゲインの割合が大きくて、暗号資産はキャピタルゲインと勉強のために投資しています。

(※)大槻氏のポートフォリオグラフ。投資している金融資産を目的別に色分けしている。大槻氏提供
 
  • 暗号資産投資で「積立」は有効か―投資で失敗する要因「心のバイアス問題」とは

——ボラティリティが高い暗号資産投資において、価格変動の影響を受けにくいとされているドルコスト平均法 (※)を用いた積立は有効な投資手法でしょうか?

積立投資の良いところは、心のバイアスの影響を受けないところです。私は行動経済学の研究もしているのですが、個人が投資に成功しない理由のひとつとして、この「心のバイアス問題」というものが挙げられます。

含み損があるときって、みなさん資産を売るのに抵抗がありますよね。意外に思われるかもしれませんが、アメリカや北欧で行われた研究によると、大体含み損失率が−4%〜0%の間が、損切りをするのに抵抗を感じる人が一番多いという実験結果が出ています。

——「もうすぐ買値まで戻ってくる」というときが、もっとも売るのに抵抗を感じやすいということでしょうか。

 そうです。一方で、それよりも損失が大きくなればなるほど、「もういいや」となって売りたい気持ちが強くなる。利益が出たときも同じように、含み益の金額が大きくなるほど売りたい衝動が強くなる。つまり、損益に関わらず「含み」が大きくなればなるほど、売りたい気持ちが強くなりやすいというわけです。

 将来値上がりしそうかどうかではなく、その時点での含みの金額だけで判断して売ってしまい、結果的に損をしてしまうというのは投資によくある話です。その点、毎回一定の金額ずつ購入していく積立投資は、心のバイアスの影響を受けることなく安定して投資をすることができるというメリットがあります。

 また、そうした心のバイアスは、理屈的には暗号資産のようなボラティリティの大きい資産ほど影響を受けやすくなると考えられます。なので、「心のバイアスで損をしたくない」「価格変動の激しさに動揺せずに、安定して投資をしたい」という人たちにとっては、暗号資産の積立投資は効果的な手法といえるのではないでしょうか。

 ただし、ドルコスト平均法は資産の価格が下がり続けている期間は有効に機能しないので、その点は注意が必要です。

(※)ドルコスト平均法…株式や暗号資産などの金融商品を、一定期間ごとに均等額ずつ購入する投資手法。定額購入法ともいう。
 
  • 2021年、暗号資産業界はどうなっていく…?
記事の続きは以下よりご覧いただけます。
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■大槻奈那 プロフィール

マネックス証券 チーフ・アナリスト 
マネックスクリプトバンク マネックス仮想通貨研究所 所長

​東京大学卒、ロンドン・ビジネス・スクールでMBA取得。スタンダード&プアーズ、UBS、メリルリンチ等の金融機関でリサーチ業務に従事、各種メディアのアナリスト・ランキングで高い評価を得てきた。2016年1月より、マネックス証券のチーフ・アナリストとして国内外の金融市場やマクロ環境等を分析する。
 
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資本金:100百万円
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商号:コインチェック株式会社
暗号資産交換業の登録番号:関東財務局長第00014号
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