トクラスキッチン コア技術で、地元伝統品やデザイナーとコラボ
キッチンメーカーのトクラス株式会社(静岡県浜松市)は、コア技術である、約130年の歴史をもつ塗装技術や40年以上の研究・開発実績をもつ人造大理石素材技術について、従来の住宅設備分野の枠組みを超えた新たな可能性を追求しています。
10月21日(土)・22日(日)に浜松市総合産業展示館で開催された遠州バザール(主催/遠州バザール実行委員会)では、こうしたコア技術を用いて、地元伝統織物「遠州綿紬(めんつむぎ)(ぬくもり工房/静岡県浜松市)」や、デザイナー花澤啓太氏(knot/静岡県静岡市)とコラボレーションをした作品展示をおこないました。
当社独自の人造大理石を削り出して作られた、マットな質感の不規則な多面彫刻で、暮らしの顔となる場所を作り出すオブジェクトです。
「FACE」は、こうした人造大理石素材技術の新たな可能性を目指し、当社として初めて外部デザイナーとコラボレーションを行った作品です。
http://www.toclas.co.jp/showroom/hamamatsu/index.html
10月21日(土)・22日(日)に浜松市総合産業展示館で開催された遠州バザール(主催/遠州バザール実行委員会)では、こうしたコア技術を用いて、地元伝統織物「遠州綿紬(めんつむぎ)(ぬくもり工房/静岡県浜松市)」や、デザイナー花澤啓太氏(knot/静岡県静岡市)とコラボレーションをした作品展示をおこないました。
- 伝統織物「遠州綿紬」×トクラスの塗装技術=「遠州綿紬アートパネル」
ぬくもり工房が製作する「遠州綿紬」を、トクラスの塗装技術を用いて塗りくるみ、平滑に仕上げました。布地の温かな風合いと、塗装鏡面の奥深い表情。二つの異なる表情が響き合います。画像のアートパネルは「夜富士(よふじ)」。両手で三角形をつくることで様々な風景が浮かび上がってきます。
もう1つの作品、「遠州縞(えんしゅうしま)」は、布地の手ざわりを活かした塗装をほどこし、マットな質感に仕上げました。古くから遠州地域に伝わる「遠州縞」のもつ温かみのある雰囲気をそのまま残しています。
このような当社の手塗り塗装技術は、古くは楽器製造から始まり、現在ではキッチン扉に使用しています。艶のある114色のカラー扉や木目を活かした扉など、約125種の手塗り塗装扉をラインナップしています。木工製品への塗装を強みとしておりますが日々技術研鑽に努めており、今回は初の布地製品への塗装作品を発表いたしました。
- 花澤啓太氏×トクラスの人造大理石技術=暮らしの彫刻「FACE」
Interior Lifestyle Tokyoで発表をしたプロダクトデザイナー花澤啓太氏による新しいプロダクトシリーズ・暮らしの彫刻「FACE」を、今回遠州バザールにおいても展示いたしました。
当社独自の人造大理石を削り出して作られた、マットな質感の不規則な多面彫刻で、暮らしの顔となる場所を作り出すオブジェクトです。
当社は、1976年に国産で初の人造大理石カウンターのシステムキッチンを発売以来、40年以上にわたって独自の人造大理石素材開発を続けてまいりました。2002年には業界で初めて人造大理石シンクを発表。現在では、カウンター・シンクとも100%人造大理石製のシステムキッチンを製造・販売しています。
「FACE」は、こうした人造大理石素材技術の新たな可能性を目指し、当社として初めて外部デザイナーとコラボレーションを行った作品です。
- トクラスショールーム浜松にて期間限定展示(11/1~11/30)
http://www.toclas.co.jp/showroom/hamamatsu/index.html
【参考/ぬくもり工房 プロフィール】 三ヶ日町にあり、七夕で有名な織姫さまがまつられているという「初生衣神社(うぶぎぬじんじゃ)」。 織姫さまは「御衣(おんぞ)」と呼ばれる絹織物の紬を織っていたと言い伝えられている。その後、絹から綿に変わり、遠州地方は綿織物の一大産地として発展。 ぬくもり工房は、織姫さまのゆかりの土地で、浜松の伝統織物である「遠州綿紬」を受け継いでいる。 |
【参考/花澤啓太氏 プロフィール】 静岡生まれ。大学で美術を専攻し家具メーカーに就職。木製品のデザインから製造までに携わった後、デザイン事務所 mag design labo.を設立する。同時に自主企画プロダクトレーベル<knot>を運営。 |
【参考/トクラス株式会社の歩み】 1887年 山葉寅楠 創業(現ヤマハ株式会社) 1903年 高級木製家具製造開始 1967年 ホーム用品事業部発足 1976年 国産初・人造大理石カウンターのシステムキッチンを発売 1991年 ヤマハリビングテック株式会社設立 2013年 トクラス株式会社に社名変更 |
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