2018年度(平成30年度)日本品質奨励賞の受賞組織について

日本科学技術連盟の日本品質奨励賞委員会は、2018年9月29日、2018年度の日本品質奨励賞(TQM奨励賞、品質革新賞)の受賞組織を別紙の通り決定しましたので、ご連絡いたします。

一般財団法人日本科学技術連盟
理事長 佐々木眞一
2018年度(平成30年度)の日本品質奨励賞の審査は、日本品質奨励賞審査委員会の各委員において、本年5月から9月にかけて行ってまいりましたが、本年9月29日開催の日本品質奨励賞委員会において、以下のとおり受賞組織が決定いたしました。
授賞式は、11月14日(水)15:40から、東京・大手町の経団連会館において行います。
授賞式に引き続き、18:30から同会館において受賞記念祝賀会を行います。
また、受賞組織による受賞報告講演を、東京・神保町の日本教育会館において、11月1日(木)10:25~10:55の時間帯で、日本科学技術連盟主催の「クオリティフォーラム2018」内で行います。

 受賞組織(五十音順)
1.日本品質奨励賞 TQM奨励賞
・トヨタ紡織株式会社 刈谷工場
・トヨタ紡織株式会社 猿投工場
・株式会社中野製作所


2.日本品質奨励賞 品質革新賞
・丸善石油化学株式会社 営業本部機能化学品部/研究所
(テーマ:ポジティブアプローチを基本とする品質マインド醸成のための品質小集団活動のシステム化)
受賞組織参考事項

1.日本品質奨励賞 TQM奨励賞
 トヨタ紡織株式会社 刈谷工場
 代表者名  :榊原正己(刈谷工場 工場長 常務理事)
 所在地     :〒448-8651 愛知県刈谷市豊田町1-1
 TEL         :0565-43-0527
 事業内容  :自動車用フィルターおよびパワートレーン機器部品の製造

【選考理由】
トヨタ紡織株式会社刈谷工場は、日本地域本部に所属する本社工場として「築こう安全・品質の刈谷工場」をスローガンに、自動車用フィルターなどユニット部品を製造する世界19拠点の親工場である。
TQM活動の特徴は、1)トップである工場長主導の方針管理による経営課題の早期解決と目標達成、2)全階層が参画する継続的改善による製品/業務の品質向上と人材育成、3)SDCAサイクルを日常的に回すプロセス保証の強化である。その結果、工程内不良低減、重要品質にかかわる納入不良撲滅、工場設備可動率の重点目標達成を実現し、工場売上高/利益率の業績目標を達成した。また、QC検定や自主保全士の奨励などによって従業員の品質意識や問題解決力が促進された。

 トヨタ紡織株式会社 猿投工場
 代表者名  :川崎敏幸(猿投工場 工場長 常務役員)
 所在地   :〒470-0395 愛知県豊田市亀首町金山88番地
 TEL         :0565-43-0527
 事業内容  :内装システムサプライヤー事業と内装製品の製造

【選考理由】
トヨタ紡織株式会社猿投工場は、日本地域本部第2製造センターに所属し、「いいモノ造ろう猿投!」をスローガンに、自動車用シート,ドアの内張りを製造する世界25拠点の親工場である。
TQM活動の特徴は、1)経営課題解決(納入不良の削減)への組織的な取組み、2)3つに分類した改善活動の効率的な運用、3)トヨタグループで開発された方法であるQAネットワークによる標準化と日常管理の徹底である。その結果、納入不良は2015年に対して減る傾向にあり,納入苦情も半減した。さらに工場利益率が上昇している。また、工場売上高の増加及び工場利益率の大幅向上、ダイバーシティの観点からフレーム工程の女性比率の向上、QC検定合格者数推移状況に顕著な改善傾向が見え、高く評価できる。

 株式会社中野製作所
 代表者名  :中野 裕(代表取締役社長)
 所在地     :〒923-1271 石川県能美郡川北町田子島は42
 TEL         :076-277-2870
 事業内容  :油圧部品を主力とした、旋削から研削までの小物精密部品の製造

【選考理由】
株式会社中野製作所は、建機の油圧部品を主とした小物精密部品を製造しており、製造の特徴は、旋盤と研削の技術を磨き、高精度の丸物加工に特化している。
2001年にトヨタ生産方式を導入し,後にNPS:Nakano Production Systemと命名し,5S活動の徹底を図った.2008年から小松共栄工業協同組合の一員として「エコステージ」活動に参加し,主に方針管理や小集団活動を導入した.2016年からNPS活動とエコステージ活動を統合一本化して,TQM活動としてスタートしている。
TQM活動の特徴は、1)トップのリーダーシップ、2)全員参加による改善活動、3)経営基盤強化のための組織体制の構築と人材育成である。その結果、売上、利益共に目標値を達成、次(後)工程不具合件数、工程内不具合件数比率等も確実に減少している。また、小集団改善活動の効果金額も大きく、さらに新規顧客獲得社数も目標値を達成している。

2.日本品質奨励賞 品質革新賞
 丸善石油化学株式会社 機能化学品部/研究所
 代表者名  :鍋島 勝(代表取締役社長)
 所在地     :〒290-8503 千葉県市原市五井南海岸3番地
 TEL         :0436-22-3147
 事業内容  :樹脂製品の設計・開発・製造及び販売
 テーマ     :ポジティブアプローチを基本とする品質マインド醸成のための品質小集団活動のシステム化

【選考理由】
丸善石油化学株式会社 機能化学品部/研究所は、フォトレジスト製造事業者に向けて、機能性樹脂材料を提供している。以前は試作要請対応中心で、技術提案の減少や不良の再発等、組織内のリスクが顕在化していた。そこで独自の品質マインド(顧客志向)醸成の施策=品質小集団活動を展開した。チームはアイウエオ順や誕生日順で編成、テーマは共通(「品質について考えよう」「プロセスアプローチ」など)、表彰は投票で決定、全員参加を強制しない等、個性的である。この活動はQMSと一体化しており、マネジメントレビューの後に表彰を行い、当活動の組織内での位置づけを共有している。その結果、提案型サプライヤーとしての共同開発のオファーを受けた等、有形効果をあげた。この活動はTQMの普及に影響可能な革新性を持ち、有効性・再現性もあることから、日本品質奨励賞品質革新賞に値するものと評価した。
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