アルコニックスグループが2025年1月、北九州市に大規模な「再生資源ヤード」を開設し、アルミ・銅の国内リサイクルを推進
日本国内での金属資源の確保と環境負荷低減を両立!
2025年1月17日、アルコニックス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員CEO:手代木 洋、以下、当社)は、福岡県北九州市の北九州エコタウン近くに大規模な「再生資源ヤード」(以下、本ヤード)を開設しました。本ヤードは、循環型社会・サーキュラーエコノミーの実現に向けた重要な一歩であり、環境負荷の低減に加え、国内非鉄金属資源の有効活用に貢献することを目指しています。
深刻化する非鉄金属を巡る社会課題
近年、日本では非鉄金属資源を国内で循環する仕組みの構築が官民一体となって進められています。その背景にはいくつかの深刻な社会課題があります。
まず、国内で使用されるアルミや銅などの非鉄金属原料の多くが輸入に依存していることや、新地金の精錬過程で大量のエネルギーを使うために二酸化炭素排出量が多いことが挙げられます。
さらに、非鉄金属スクラップは近年恒常的な輸出超過(※)で、貴重な金属資源が国外に流出しています。その上、非鉄金属スクラップの適正管理や分別が不十分な場合、リサイクル効率が低下し、資源の有効活用が妨げられます。
(※)参照:
(独)エネルギー・金属鉱物資源機構「鉱物資源マテリアルフロー 2022 1.銅(Cu)」、
同「鉱物資源マテリアルフロー 2021 6.アルミニウム(Al)」
大規模な敷地面積で、非鉄金属の国内循環を加速
こうした状況を受け、当社は非鉄金属スクラップ事業の経験とノウハウを活かし、これらの社会課題に正面から取り組むべく本ヤードを開設いたしました。
本ヤードは、2025年1月時点で9,748平方メートルの広大な敷地を保有し、 非鉄金属スクラップの集荷量を2023年度比で約2倍に引き上げることを目指します。
40年以上の経験とノウハウを活かした新たな挑戦
非鉄金属スクラップには自動車部品、アルミサッシ、アルミ缶など多様な品目があり、選別・保管するためには広い土地、そして高度な管理体制とノウハウが必要です。
当社は1981年の創業から40年以上にわたり、非鉄金属スクラップの取扱いに従事しております。また、本ヤードの運営を担う当社子会社のアルミ銅センターは、長年の操業で培った現場での集荷ノウハウを活かして、業界内で確固たる地位を築いています。
こうした経験とノウハウを最大限に活かし、当社は資源循環の現場で直面する課題に応え、国内での金属資源のリサイクル率の改善に貢献します。
当社の非鉄金属リサイクル事業の展望
当社は、今回の「再生資源ヤード」開設を皮切りに、日本全域を視野に入れた非鉄金属リサイクル事業の水平展開を目指しております。ままた、ヤードの更なる拡張や追加の設備投資などを通じて 、廃太陽光パネルに含まれるアルミなど、収集品目の多様化も検討しております。
今後とも、当社は持続可能な社会の実現に向けて、東証プライム上場企業としての責任を果たしつつ、引き続き鋭意努力してまいります。
※ 当社のリサイクル事業に関しては、当社公式サイト「事業を通じた社会貢献」ページもご覧ください(「詳細を見る」をクリック)。
【本件に関するお問い合わせ先】
アルコニックス株式会社 IR広報部
E-mail: ir@alconix.com
Copyright ©2024 ALCONIX CORPORATION All Rights Reserved.
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 鉄鋼・金属・ガラス・土石・ゴム環境・エコ・リサイクル
- ダウンロード