「第5回 服部真二賞」 受賞者決定のお知らせ
一般財団法人 服部真二 文化・スポーツ財団(所在地:東京都中央区、理事長:服部真二)は 、第5回 「服部真二賞」 の受賞者を決定しました。
本賞は、音楽やスポーツなどの分野において、発展・改革に挑むリーダー、世界に向けて挑戦している若い人、彼らを心身両面から支え育成に努めているコーチ・エキスパートを応援し、さらなる活躍のための環境づくりを行うことを目的としています。第5回目の「服部真二賞」受賞者は、次の6名の方々です。
授賞式は 10月28日(金)に関係者のみにて執り行います。当日の様子は、11月2日(火)より当財団HPにて公開いたします。
■服部真二賞
高いビジョンを持ち、音楽・スポーツの発展・改革に挑戦しつづけるリーダー Young Leader:
たゆまぬ向上心と探求心で進化し続け、その圧倒的なパフォーマンスで人々に夢と希望を与えている
髙木美帆さん(スピードスケート選手)
■服部真二 音楽賞
世界をめざし、挑戦しつづける若い音楽家 Rising Star:
国内外のミュージシャンから称賛されるドラミング テクニックとセンスで世界に挑戦している
YOYOKAさん(ドラマー)
音楽家を支え、育成に尽くされているコーチ・エキスパート Inspiring Coach:
伝統音楽の枠にとらわれない多彩な活動により尺八の可能性を広げ、後進の育成にも力を注いでいる
藤原道山さん(尺八演奏家、作曲家)
■服部真二 スポーツ賞
世界をめざし、挑戦しつづける若いアスリート Rising Star:
世界を舞台に輝かしい成績を収め続け、パラスポーツ界のリーダーとして期待されている
梶原大暉さん(パラバドミントン選手)
日本人では初、世界的にも長く不在の女性F1レーサーを目指し、世界を舞台に挑み続けている
Jujuさん(プロレーシングドライバー)
■服部真二 特別賞
優れた業績を残し、音楽・スポーツの普及振興に貢献している音楽家・アスリート
長年にわたるエネルギッシュな芸能、音楽活動で多くの人々を魅了し、音楽界の発展に貢献している
加山雄三さん(俳優、歌手)
<過去の受賞者>
https://www.hattorishinji-zaidan.or.jp/award.html
<一般財団法人 服部真二 文化・スポーツ財団について>
セイコー創業者の理念である「報公」と「挑戦」の精神を受け継ぎ、社業の中で深く関わり 自身の心のよりどころでもある「音楽とスポーツ」の分野で社会の役に立ちたいという想いを強く持った セイコーグループ株式会社 代表取締役会長兼グループCEO兼グループCCO 服部真二により2017年11月1日に設立されました。
未来を信じて世界に挑戦する若い才能(音楽家・アスリート)の応援を事業の中心に据え、社会貢献の一端を担ってまいります。
https://www.hattorishinji-zaidan.or.jp/
役員・評議員
https://www.hattorishinji-zaidan.or.jp/officers.html
<受賞者プロフィール>
■ 服部真二賞 Young Leader
高いビジョンを持ち、音楽・スポーツの発展・改革に挑戦しつづけるリーダー
髙木美帆(たかぎみほ)さん
スピードスケート選手
- 1994年 北海道生まれ。
- 2015年 世界距離別スピードスケート選手権 チームパシュート日本初の金メダル獲得。
- 2016年 全日本選手権 14年ぶり7人目の完全優勝。
- 2018年 平昌五輪1000m銅メダル、1500m銀メダル、チームパシュート金メダル。世界オールラウンドスピードスケート選手権大会 日本人初の総合優勝。紫綬褒章受章。
- 2019年 世界距離別スピードスケート選手権 チームパシュート金メダル獲得。ワールドカップソルトレークシティー大会1500mで世界記録樹立。
- 2020年 世界距離別スピードスケート選手権 チームパシュートで世界記録樹立。世界スプリントスピードスケート選手権大会 総合優勝。
- 2022年 北京五輪日本代表選手団主将就任、500m銀メダル、1000m金メダル、1500m銀メダル、3000m6位、チームパシュート銀メダル。紫綬褒章飾版受章。
- 日本体育大学職員
- スピードスケート女子1500m、チームパシュート世界記録、1000m、3000m日本記録 保持者
※公式HP:https://www.skatingjapan.or.jp/speed/player/detail.php?id=Iwy7yvYPKfY%3D
※インスタグラムアカウント:miho.t_ss
※ツイッターアカウント:@mihotakagi_ss
■ 服部真二 音楽賞 Rising Star
世界をめざし、挑戦し続ける若い音楽家
YOYOKA(よよか)さん
ドラマー
- 2009年 北海道石狩市生まれ。1歳半から自然とドラムを始め、4歳からライブ活動を開始、5歳で家族バンド「かねあいよよか」を結成。幼稚園在籍中に自主制作の1stCDを発売。ドラムのみならず、作詞作曲、ボーカル、ギター、ピアノも担当。
- 2018年 世界的な女性ドラマーのコンテスト『Hit Like A Girl』の18歳以下の部にて、史上最年少の8歳でウイークリーチャンピオンを受賞。Led Zeppelinの『Good Times Bad Times』をカヴァー演奏した応募動画が世界中のメディアで特集され称賛を集める。『RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO』に史上最年少出演。バンコクで撮影されたNikeのWORLD CMに出演。
- 2019年 『The Ellen Show(エレンの部屋)』に日本人として異例の2度の出演。Newsweek日本版「世界が尊敬する日本人100」に史上最年少で選出。SUMMER SONIC 2019 Tokyoにて、アメリカの人気バンドFall Out Boyのステージにサプライズ登場。シンディ・ローパーからオファーを受け、ゲストドラマーとして2曲演奏。Moncler、UNIQLOなど世界的ブランドのCMに抜擢。
- 2020年 世界最大の楽器ショー”NAMM Show”のPearlブースにて最年少、女性、日本人唯一のドラマー としてパフォーマンス。世界的なドラム関連サイト「ドラマーワールド」の ‘世界TOP500ドラマー’に史上最年少で選出。Mr.Bigのビリー・シーンらと楽曲制作を行う。
- 2021年 「iU 情報経営イノベーション専門職大学」の超客員教授に就任。Deep Purpleのドラマー、イアン・ペイスとコラボレーションビデオを制作。スクエアエニックス「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」シリーズにて18曲のドラムレコーディングを担当。
- 2022年 本格的に世界に挑戦するためアメリカ西海岸に拠点を移す予定。
※公式HP:https://yoyoka.jp/
※インスタグラムアカウント:yoyoka_drums
※ツイッターアカウント:@ yoyokadrums
■ 服部真二 音楽賞 Inspiring Coach
音楽家を支え、育成に尽くされているコーチ・エキスパート
藤原道山(ふじわらどうざん)さん
尺八演奏家、作曲家
- 1972年 東京生まれ。10歳より尺八を始め、人間国宝 初代 山本邦山に師事。
- 1995年 東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業、同大学大学院音楽研究科入学。在学中、皇居内桃華楽堂にて 御前演奏を務める。安宅賞を受賞。
- 1997年 東京藝術大学大学院音楽研究科修了。
- 2011年 松尾芸能賞新人賞受賞。
- 2018年 日本・インドネシア国交樹立60周年記念事業インドネシア公演音楽監督。 古典アルバム「季(TOKI)~冬~」が第73回文化庁芸術祭優秀賞を受賞。
- 2020年 デビュー20周年アルバムおよび譜面集「雙 -SO-」をリリース。記念コンサート「雙 -SO-」を開催。
- 2021年 第71回芸術選奨 文部科学大臣賞受賞。藤原道山×SINSKEが活動開始10周年を迎え、全国ツアーおよび記念アルバム「十年十色」を リリース、同作品が第76回文化庁芸術祭参加作品となる。
- 2022年 フランス国立ブルターニュ管弦楽団と藤倉大作曲「尺八協奏曲」を初演。11月開催、第64回熊本県芸術文化祭スペシャルステージ。「ONE PIECE×人形浄瑠璃 清和文楽」の総合演出・音楽監修に就任。
- 尺八の可能性を求めさまざまな音楽を追究し、国内外問わずさまざまなアーティスト・オーケストラ等との共演を行う。マリンバ奏者SINSKEとのデュオ、妹尾武(ピアノ)、古川展生(チェロ)との「KOBUDO-古武道-」、尺八アンサンブル「風雅竹韻」などのユニット活動、舞台音楽、NHK「にほんごであそぼ」にレギュラー出演など多岐な活動を展開中。小学および中学音楽教科書 (教育芸術社)の執筆・編集および出演や後進の育成など普及・教育活動にも力を注ぐ。
- 現在、都山流尺八楽会所属・大師範。都山流道山会主宰。東京藝術大学音楽学部准教授。
※公式HP:https://dozan.jp/
■ 服部真二 スポーツ賞 Rising Star
世界をめざし、挑戦し続ける若いアスリート
梶原大暉(かじわらだいき)さん
パラバドミントン選手
- 2001年 福岡県生まれ。
- 2010年 少年野球クラブチームで野球を始める。
- 2015年 野球の練習に行く途中、交通事故に遭い、右足太ももから下を失う。7ヶ月の入院生活後、中学校に戻り、野球チームのスコアラーを務め、選手をサポートする。
- 2017年 高校入学後、ソーシャルワーカーさんの勧めで自宅近くのクラブチームで車いすバドミントンと出会う。車いすバドミントンを始めて3ヶ月で試合に出場し、惨敗。悔しさから車いすバドミントンへの思いが一変し、練習の日々を過ごす。初めて日本選手権に出場し、シングルス2位となる。
- 2018年 一般社団法人日本パラバドミントン連盟次世代アスリートに選出される。オーストラリア国際大会に初出場し、シングルス、男子ダブルス共に3位に入る。
- 2019年 東京パラリンピックポイントレースとなる11の国際大会に出場。ダブルスペアとの練習のため、平日は高校生活を送り、毎週末福岡から東京に上京し練習を積む生活を過ごす。
- 2020年 東京パラリンピックが延期になったが、気持ちを切り替え「パラリンピックまでの日々は強化できるチャンスと捉えて」強化に励む。
- 2021年 東京パラリンピックに出場し、シングルス優勝、男子ダブルス3位となる。バーレーンアジアユースパラ大会では日本選手団主将を務める。シングルス優勝。令和3年秋の紫綬褒章を受章。
- 2022年 スペイン国際大会、ブラジル国際大会、バーレーン国際大会、ドバイ国際大会、カナダ国際大会シングルス優勝。
- 次の目標であるパリパラリンピックに向け国際大会で結果を残せるよう日々練習に励む。
■ 服部真二 スポーツ賞 Rising Star
世界をめざし、挑戦し続ける若いアスリート
Juju(じゅじゅ)さん
プロレーシングドライバー
- 2006年 東京生まれ。3歳でカートに乗り始め 4歳でカートレースデビュー。父・野田英樹(元F1レーサー)の下、5歳でプロレーシングドライバーになることを決意。 KIDSカート、30cc、40cc、カデット、100cc、125ccで優勝を重ねる。
- 2015年 世界最年少9歳でFIA-F4デビュー。
- 2016年 世界初国際クラスFIA-F4マシンでコースレコード(岡山国際サーキット)0.7秒まで迫る記録を出す。
- 2017年 U17のデビュー戦で11歳ながら240km/hを出すF4プロレーシングドライバーとして優勝。最年少F4ドライバーとして鈴鹿サーキットの走行も果たす。岡山国際サーキットではコースレコードを上回るタイムを樹立。
- 2018年 フォーミュラU17においてF3マシンクラスで全戦全勝。
- 2019年 F3マシンでフォーミュラU17参戦、全4戦4勝。最終戦ではF3-National クラス のコースレコードを上回るタイムを樹立。
- 2020年 デニッシュ F4チャンピオンシップ(デンマーク)に参戦。開幕戦でデビューウィンを果たしたほ か、開催されたすべての予選でポールポジションを獲得。
- 2021年 デニッシュ F4チャンピオンシップ(デンマーク)2シーズン目の参戦。2位4回、3位1回、ポールポジション2回。
- 2022年 世界戦のW Seriesに過去最年少、唯一16歳でデビューという記録と共に参戦。あわせてヨーロッパ選手権のDrexler CupにF 3にて参戦。
※公式HP:https://juju-driver.com/
※インスタグラムアカウント:101022juju
※公式Facebook :https://www.facebook.com/Jujudriverofficial
※公式Twitter :@JujuNoda_Racing
■ 服部真二 特別賞
優れた業績を残し、音楽・スポーツの普及振興に貢献している音楽家・アスリート
加山雄三(かやまゆうぞう)さん
俳優、歌手
- 1937年4月11日神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、'60年東宝入社。「男対男」で映画デビュー。'61年、映画『大学の若大将』に主演し、大人気となった「若大将シリーズ」がスタート。黒澤明監督の『椿三十郎』『赤ひげ』にも出演。歌手としては'65年に「君といつまでも」が大ヒット。以後も『お嫁においで』など数々のヒット曲を世に送り出す。幼少より作曲を始め、弾厚作のペンネームで、ロック・ポップスからクラシックまで幅広いジャンルの楽曲を創作し続けている。
- 2020年4月に芸能生活60周年を迎えた。
<服部真二賞 正賞 トロフィーのご紹介>
服部真二賞の受賞者に贈られるトロフィーは、受賞者の輝かしい未来と、セイコーのモノづくりの歴史とを表現するために、「江戸切子」と「クオーツ時計」クロックとを組み合わせて作られています。
セイコーの創業者である服部金太郎は1892(明治25)年に、古くからモノづくりの町として栄えた墨田の地に精工舎を設立し、掛時計(クロック)の生産を開始しました。そこから始まったセイコーの歴史の中でも、世界に先駆け小型化・実用化に成功し、その後世界標準となった「クオーツ時計」は特筆すべき挑戦の結晶です。
一方の「江戸切子」は、江戸時代 墨田川以東の墨東地区にて広く生産されていました。明治以降も素材や技法の研究により進化を続け、現在は東京都および国の伝統工芸品に指定されています。職人の手によって創り出される美しい輝きは、いつの時代も人々を魅了しています。
受賞者の未来を現わすように輝く「江戸切子」に、セイコーの歴史が詰まった「クオーツ時計」のクロックを組み合わせたトロフィーには、受賞者の方々にこれからも創造と挑戦に満ちた新たな時を刻んでいただきたいという想いが込められています。
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